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第80話

「じゃ、次はオレだな! トロイメンカッツェの特攻隊長! KG(ナイトギア)ラーゼンレーヴェの専属パイロットの、ケビン=ブロッサムだ!」

 ケビンさんが、そう言って、右手をかかげながら、



「オマエも右手上げて! 親愛の挨拶のハイタッチだ!」

 と言って来たので、右手を上げると、



「よろしくな、兄弟!」

 と、オイラの右手に、パシンとイイ音を立てて、ハイタッチをしてくる。



「ええ、よろしくです、ケビンさん。」

 うん、何か、こういうの、良いね。





「何か、ケビンさんのKG(ナイトギア)。戦闘中に、アリーエルスラスターとかいうの使ってる時、すっごい機動性っしたけど、アレ、なんなんスか?」

 と、さっきの戦闘中から疑問だった事を聞いて見る。



「ああ。アリーエルスラスターは、オレの相棒のラーゼンレーヴェの全身にくまなく搭載されている特殊兵装で、通常のスラスターにさらに追加で、アリーエル粒子を応用して、全身の機動力を超絶的に加速させるっていう、すげぇ兵装だ!」



「あ。なるなる。アリーエル粒子を使ったスラスターな上に、足部にだけとかじゃなく、全身にくまなく装備されてたんすね。」

 うんうん、と頷くオイラにさらに答える様に。



「ああ。でな、普段は、アリーエルスラスターを切ってるが、いざという時に、アリーエルスラスターを起動させると、ラーゼンレーヴェは、そこから凄まじい瞬発力と移動力になってよぉ、こう、どれだけ大量の相手からの集中攻撃にさらされても、いくらでも全然余裕で回避し切れるし、ちょっとばかし離れた場所程度なら、余裕で直ぐに辿り着ける程の足の速さにもなるんだ! まあ、アリーエルスラスターを起動してなくても、うちの相棒は、全然早ぇぇけどな!」

 ニヒヒと、ケビンさんが上機嫌で良い笑顔を見せる。



 それに対してオイラも、

「ですよね! さっきは、距離の離れてたオイラたちに直ぐに追い付いてくれましたし、アリーエルスラスターを起動してたからみたいっスけど、相手からの攻撃も、簡単にバシバシ避けてたっスもんね!」

 さっきのケビンさんの活躍を思い出して、嬉しくなって来る。



「おうよ! だがなぁ、アリーエルスラスターのすげぇのは移動や回避だけじゃねぇ! その超スピードを生かして、かわせない攻撃を相手に当てまくって、1部隊程度なら、簡単に、それでいて徹底的に沈黙させるくらいすげぇ殲滅力すら発揮してくれんだ!」

 相当、説明が楽しい様で、熱のこもった風にバシバシとオイラの肩を叩いて来るケビンさん。

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