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第68話

 ラフィンスカルの方々が逃げ去って……そして……。



「ふん…ッ! ここまでやってタダ働きやいうんやからな…ッ!」

ミケさんが、眉間みけんにシワをせて苦言くげんくが、



「まあ、でも、あねさん。シュタイガーンバオアーは手に入ったんですしッ!」

 ケビンさんが苦渋くじゅうのミケさんに向けて、笑顔でそう言い、



「そうそう、それに、ファトス村の自警団のFG(ファイターギア)も、がっぽし頂いちゃったんだしさッ!」

 ユリンさんも、ニコニコ笑顔をミケさんに向け、



「まあ、収支的にはプラスだと思いますよ、ミケさん?」

 マカロニさんも、ニッコリ笑顔でミケさんに伺う。



「う~ん……まあ、そうやね! うん! ウジウジしてても始まらんし、良かったとこだけ評価しようかね! ありがとうな! みんな!」

 ミケさんも、キュート過ぎるデラ笑顔で、皆さんに応えるッ‼

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