第477話
そして…。
「酷い被害状況ですね…。」
と、ブリッジに上がって来たオイラたちに、
セリアさんが言い、
「ソルファージュも、装甲の一部が損傷しちゃったよ…。」
と、リッドさん…。
「その上で、KG部隊とロボは、
全機が小破以上で、ほぼ全機が中破…か…。
痛い戦闘だったな…。」
と、バーダック艦長…。
「まあ! とにかくや!
可哀そうやけど、
今後に、敵がまた攻めて来た時の事を考えて、
マカロニには、いったん、飯の続きは後にして貰って、
フル稼働でKGたちとロボとソルファージュを修復して貰う!
ゴメンな…マカロニ…。」
と、マカロニさんに頭を下げるミケさん。
「いえ、これがボクの仕事ですからね。
それに、メカニック作業は大好きですしね。
ただ…幻のシャケ弁の続きが遅れるのは…。
正直…あのキョクトウさんに…怒りが湧きますね…。」
と、怒気を孕むマカロニさんが、
「決めました!
あの人が、ボクを、勝手にライバルと思う様になった様に、
ボクも、あの人を、ライバルと定めようと思います!
それに、きっと、あの人は…。」
と、言い掛けるも、
「いえ、それは良いですね…。
とにかく、修復作業!
任されましたよ!」
と言って、矛を収めて、Gデッキに向かってくれる。
「マカロニ…。」
それを、可哀そうに見送るミケさん…。
ああ、天国の父さん、母さん、
せっかくの幻のシャケ弁を味わえる…この日に…。
オイラたち…引き分けながらも…。
内容的に…ほぼ黒星が付いたです…。
オイラも、幻のシャケ弁を味わう続きが遅れたせいで、
幻のシャケ弁の味が落ちたのが悔しいですが…。
あのキョクトウさんは、本当に強敵です…。
マカロニさんが、怒りに燃え、
キョクトウさんをライバル認定し返しましたが、
次に相まみえる時は、このシャケ弁の借り…。
オイラも…必ず…返します…!
天国の父さん、母さん、
そちらで…見守っていて下さい…ッ‼
 




