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第460話
「ああ! もう!
コイツ嫌い! コイツ最悪…ッ‼」
と、レフィル君が服の袖で顔面の血を拭いながら、
ユリンさんへ怒髪の声を上げる!
「やっぱ、ユリンは恐ろしいな…。」
と、シャルさんが恐怖の表情で言い、
「あ…ああ……。」
と、マリーさんも言葉を濁す…。
「ちょっと、コイツは…。
ヒーローのオレでも……引くっていうか…。
オレで同じ事は…するなよと言いたいっていうか……。」
と、あのガンツさんすら歯切れが悪くなる有様……。
「あ~。あはは~。」
と、乾いた声を上げるしかできないルイリーさん。
「まあ、とにかく、服の裾で拭うのもあれだし。
ボクのだけど…。」
と、自分のハンカチをレフィル君に渡すライさん。
「お…おぅ…。」
と、受け取り、顔面を拭くレフィル君に、
「あ~。こればっかりは、うちが悪かった、レフィル…。」
と、ユリンさんの痴態に、
素直に、自分たちの非を認めるケビンさん。
「まあ、ユリンの病気と思って、
何とか、矛を収めて下さい。
すみませんね、レフィル君…。」
と、マカロニさんも言い、




