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第450話
「ユリンの奴…。明るくて良い奴かと思ってたけど…。」
と、シャルさんが顔をしかめ、
「ああ…。少々、恐ろしいな…。」
と、マリーさんが蒼白になり、
「あ~。あはは~…。」
と、乾いた笑いをルイリーさんが上げる中、
「ま、このヒーローのオレの、
真の強さの恐ろしさには負けるがな!」
と、相変わらずのガンツさん。
「ま…まあ、アイツの病気は諦めてやれ。
オレらも、相当、酷い目にあったがな…。」
と、ケビンさん。
「まあ、ボクも、
出会って初日に顔面に鼻血を被らされたからね…。」
と、言いつつ、ライさんが、レフィル君にハンカチを貸し、
「ライさんの場合は、偶然ではありましたが、
それでも、うちのユリンが、すみませんね、皆さん。」
と、マカロニさんが頭を下げる。
「まあ、ユリンの病気は、とにかく、
そろそろブリッジに行って、
レフィル君の身の上話を聞かせて貰って、
今後の作戦も、カルナダやコーダから聞かんとな。
さ、行くで、みんな!」
と、ミケさんが纏め、
ユリンさんの凶行の後ながら、
何とかブリッジに向かったオイラたち。




