第427話
「あ~。
で、ですね。
セイリュウの武装ですが。
頭部バルカン。
左腰部に巨大実体剣の対艦刀ムラサメ。
右腰部にハープーンガン。
両外腕部に120mmマシンキャノン。
両外脚部にグレネードランチャーを2基ずつ。
背部に短距離誘導垂直ミサイルポッド。
と、機体名の通り、水中戦向けの、
実弾兵器と、実体剣装備の機体となってます。」
と、これまた、サラっと、
いきなりの、セイリュウの水中機体カミングをするルイリーさん!
「ほぅ…! 水中装備の機体とは、珍しいですね!」
と、マカロニさんが言う中、
「だよね、でも、水中戦って、レーザーが効かなかったりで不便だったし、
専用機があるってのは、心強いよね!」
と、ユリンさんが相槌を打つ。
「で、カイザードラグーンの脚部になるビャッコには、
アリーエルホバーが付いており、
合体後に、自重で鈍重にならざるを得ないカイザードラグーンの、
安定した移動力を確保する事が出来ているんです!」
と、地味だけど、重要な、ビャッコの役割を話すルイリーさん!
「縁の下の力持ちという奴ですね!」
と、マカロニさんが、ビャッコを褒め、
「ボクの百鬼丸と似たコンセプトがあるんだね!
共感を感じるよ!」
と、喜ぶライさんと、
「ライの百鬼丸は、地味なだけだけどね!」
と、ユリンさんがニヤケながら言い、
「地味じゃない! 汎用性に優れているんだ!」
と、いつもの反応をするライさんに、
何か安堵を感じるオイラ。




