第411話
そんな中、
「今なら、TSのトップエースも、たとえ演習用でも!」
と、演習用ダギナス部隊の、ミサイルとバズーカが、
シュタイガーンバオアーに放たれるが…!
「あぁぁ…! あぁぁぁ…ッ‼」
と、未だに放心するロクスリー!
「行ける! 行けるぞ!」
「TSのトップエース! 覚悟!」
と、演習用ダギナス部隊が、次々にミサイルを放って来る!
『マスター! CAPAS! フルドライブ!
ですから! 立ち上がって、何とか退避して下さい!
マスター!』
必死で38が叫ぶ中、
ロクスリーは、『もっと見えた』…。
己の中の…死への恐怖が…!
「あぁぁぁ…ッ! あぁぁぁ…ッ!」
「ろ…ロクスリー君…ッ⁉」
と、トムテルムの攻撃をPBLHで連続展開し防ぎつつ、
ロクスリーへの声を掛けるミケと、
「オイ! ロクスリー!
今は戦闘中なんだぞ…ッ!
もう戦うのは辞めで良いから…!
とにかくオマエは撤退しろ…!」
と、ケビンが叫び、
「ロクスリー君! とにかく、ソルファージュに帰還して!」
「そうです!
CAPASのフルドライブが発動する程のダメージの上、今のままでは!」
と、ユリンとマカロニも叫び、
「ロクスリー! 今は何とか耐えるんだ!
人を殺すのは怖い事だ…。
ボクも殺した…。
だから分かる…。
でも、何とか…何とか乗り越えてよ…ッ!」
と、ライも叫ぶ!




