第408話
「アナタが、オイラをトップエースと言った事!
ホントにします! 行くっスよ!
オイラの全身全霊の一撃!
耐えれるモノなら耐えて見て下さいっス…ッ‼」
と、ラストシューティングの最初の入り動作の、
レーザーバトルアックスでの、
股間部からの空中への相手機体の打ち上げを狙い、
レーザーバトルアックスで、ザイグラムを目掛け、
左右にステップし相手を幻惑してから、
一気に全力で前進し、ザイグラムの股間部から、
レーザーバトルアックスで、ザイグラムを打ち上げ…ッ⁉
「あ…あぁぁぁ……ッ⁉」
と、ラミントン大尉が絶叫を挙げる中、
ザイグラムの股間部からの空中への、
打ち上げだけを狙ったはずのレーザーバトルアックスが、
元のレーザーが無かったバトルアック状態と違って、
鋭いレーザーが常に宿った事により、
そして恐らく、オイラとCAPASが、ただのドライブ状態で、
ただ、ちょっと周囲が見えるだけで、
ピンチになった後の、フルドライブ状態みたいな、
戦いの最中の毎秒の、1秒先くらいまでもが、いつも予測して見える、
『もっと見える』状態になっていなかった為、
この事態を、予測できなかったから、
股間部からの打ち上げで、そのまま、ザイグラムの頭部まで、
真一文字に、ラミントン大尉のコックピットブロック諸共に、
ザイグラムを切り裂き、真っ二つにしてしまった…ッ⁉
CAPASのドライブ状態の、ちょっと見える状態で、
凄まじく素早い動きで真っ二つにしてしまったせいで…ッ!
「ああぁぁぁ…⁉ あぁぁぁぁ…ッ‼」
と、ラミントン大尉が、真っ二つにされたザイグラムと共に、
切り裂かれたコックピットブロックの中で、蒸発して…死んだ…ッ⁉
「え…⁉ えぇぇ…ッ⁉」
驚き、狼狽えるオイラに!
「ハッ! これでオマエも人殺しだな!
オレと同じで、ダーティーな仕事もやってのけた仲間になったのさ!」
と、呆けているオイラのシュタイガーンバオアーに、
CGモードになりつつ、ミサイルを更に浴びせかける、
シュメルのシュバルツリヒター!




