第264話
その姿にオイラもハニカミながらも、
「でも、ちょっと聞きたいんだけど、
あの後、何か、オイラ、
オイラを『ロク君』とか呼ぶ女の子と、
オイラと、その娘と、38と、38の色違いみたいな奴とで、
何か、見た事ない複座式の機体に一緒に居なかった?」
と、さっきの確かに体験した様な場面を伝えるが、
『恐らく、眠られてる時に夢を見られたのですね。
あのザ・パーフェクトのシュメルとの激戦の後だったのですから、
眠りも深く、夢も深い夢だったのでしょう。』
と、告げる38。
「夢……かぁ…。
それにしては…何度か体験した…。
あのオイラが死んだ時の…。
ミケさんに既視感って呼ばれる感じに似た感じだったんだけどなぁ…。」
と、オイラが独りごちていると、
「ロクスリー君!」
「ホントですね! 目を覚まされてますね!」
「良かったよ! 良かったよ!」
と、トロイメンカッツェの他のメンバーさんたちが、
救護室に入って来て、オイラを見て、喜びの声を次々に上げる。
「ロクスリー君!
ホンマ、目を覚ましてくれて良かった!」
と、ミケさんも、さっきのユリンさんみたいにオイラの腕をブンブン振る。
「お腹の縫合と、傷の回復は、順調だったんだけど、
ずっと目を覚ましてくれず、目を覚ますより先に、
ソルファージュの修理が済んでしまうほどで、
みんなで回復を願っていたんです。」
と、セリアさんが笑顔で言う。
「シュメルはザ・パーフェクトだった強敵だったからね。
それを撃退してくれる程、頑張ったんだから、眠りも深かったんだね。」
と、リッドさんも笑顔で話し、
「まあ、その間に、
ケビンが何往復も修理資材を買い出しに行ってくれて、
マカロニがそれらを使って、ソルファージュの非常用エンジンや、
その他のKGたちの修理を手早くしてくれてな。
ソルファージュは、艦戦などは、メインエンジンがダメでアレだが、
移動だけなら問題ないし、KGたちも完璧さ。」
と、バーダック艦長も笑顔で告げる。




