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第48話 幕間9

「つー訳で、魔術師を連れて来たぜ。」

「……ジョージだ。」

「よろしくな。ジョージ。今回は、お前さんの『魔法』が、鍵になるんだぜ。」

「おう、よろしく。で、ダイジョウブかよ。マホーツカイ……ジョージ。」

「……私は、『魔術師』だ。それも『上級』のな。お前らみたいな、『敗残兵』とは違う。」

「んだ! ゴラァッ!」

 突如、ジョージに掴みかかろうとするのは、それまで、椅子の上に膝を抱えて座っていた勇者トミーだった。

「マテよ! ケンカしてるバアイじゃねぇって!」

「落ち着くんだぜ! トミー!」

 慌てて、勇者トミーを取り押さえに掛かる盗賊ノーマンと、戦士スチュアート。

「……『見掛け倒し』『無能』『クズ勇者』……そう言う『適切な評価』をされる用になったお前らに、組みするような『物好き』はいないだろう。私は、『貴重』だと、わきまえろ。」

 もみ合う3人を尻目に、淡々と話しを進めようとするジョージ。

「……で、『脳筋』の『敗残兵』共。その迷宮は、何処だ。」

「まぁまぁ、落ち着きなって、『慌てる乞食は貰いが少ない』って言うらしいぜ。」

 ようやく、トミーを落ち着かせる事が、できた2人だった。

「……場所が、分らなければ、そこまでかかる時間も分からない。食料など、必要物資の調達などにも、支障が出る。その程度も分からないから、お前らは『敗残兵』なのだろう。」

「だから言ったんだぜ。道中の食料や、宿代はこっち持ちだぜ。道案内も、俺達の役割なんだぜ。それとも、何か俺達に隠れて、何やらかそうって言うんだ。ん?」

「……まぁ、いい。で、私の役割は、『魔法施錠』の『開錠』だけだな。」

「誰が、子供のおつかい何て頼むかよ。全部やれ。迷宮を踏破するまでの、支援全部だよ。」

「……まぁ、いい。お前ら如き『敗残兵』に、踏破できる迷宮ならばな。で、出発は何時だ。」

「明日の朝一だぜ。」

「……分かった。明朝、また来る。」

 そう言い置いて、立ち去るジョージだった。そして、ドアが閉ざされた後……

「ちっ……気に入らねぇ。何だって、あんな奴、呼んだんだよ。ノーマン。」

「そう言うなって。あいつだけが、唯一俺達と一緒に行ってもいいって、言ったんだぜ。」

「アス、はやい。なら、オレ、もうねる。」

 こうして、明日に備える3人だった。


 * * * 



次回予告

第49話 動画~農林水産省:その1

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