第47話 家族ぐるみの交際~ありがとう、美鶴さん
2つ、これは『記憶処理』として使う。これは、対象の『記憶』にある『PP』の効果……『同一人物だと認識できない』……を、『補強』するものだ。
また、これらの効果は、録画、写真、カメラ越しでも『有効』である。
「おひおひ……お前が、『発明』した『魔法』って、デフォでカメラ越しOKなんだろ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
恐らく、『画家先生』は、僕がネットに上げた期間限定の動画を、視聴したのだろう。
学校など、限られた人員では、問題が起きなかったが、千人万人億人となれば起こりえる。
要するに、『効きにくい』人なのだろう。『詠唱』を省略した『PP』をかければよい。
……これで、よし。今日も安眠出来そうだ。
「おひおひ……そりゃ、何処の『静かに暮らしたい殺人鬼』だよ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「龍善様、先程から、画家先生の事ばかり、見つめていますが、如何なさいました。」
美鶴さんが、小声で話しかけて来た。まさか、『思考感知』でもできるのか……
「ん……彼が、『見覚えがある』と言っていたので、僕も思い出そうとしていた。が、全く思い出せない。きっと気のせいだろう。」
「……そうですか。」
以降、何も追求しなくなった美鶴さんだった。そこで、小声で話しかける。
「そうだ、美鶴さん。あなたの料理は、素晴らしいものでした。」
「ありがとうございます。龍善様。」
「何か、他に趣味特技など、ありますか、美鶴さん。」
「……そうですわねぇ……。」
暫し、考えを巡らす美鶴さん。ややあって、思い出したようだ。
「動画を撮影し、ネットに上げています。」
「それは、凄い。後で確認したいので、アカウントを教えて下さい、美鶴さん。」
「はい。……少々お待ちを……メッセージアプリは、何をお使いですか。龍善様。」
「僕は、某K……国製のアプリは、嫌いだ。よって、メールでお願いします、美鶴さん。」
「かしこまりました、龍善様。……送信っと……。」
スマホを操作し、メールで、アカウントを教えてくれた美鶴さん。
「ん……確かに、受け取りました。ありがとう、美鶴さん。後で拝見させて頂きます。」
遠目に、僕達のひそひそ話を、聞くわけでもなく、満足そうに眺めるのは、玉衣家、伊賀家の両親達だった。この後、両家で外食し、本日は散会となる。
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次回予告
第48話 幕間9
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