表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/56

第37話 幕間7

「はぁ! アンタラ、ナニやってんのよ! セッカク、ダイシキョウさまが、ケガなおしてくれたってのに、ナンデそんなボロボロなわけ!」

 結局、さんざん殴り合った挙句、疲労困憊で倒れている所に、やって来たアビイだった。

「おひおひ……それって、仲間が『魔法』で丸焼きになった後、メシ食ってたのかよ……。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「それに、コレなに! ヘヤが、メチャクチャじゃない!」

 やむを得ない事とは言え、何も言い返せない3人だった。

 取り敢えず、当たり散らし、喚き散らし、怒鳴り散らした事で、息を整えるアビイ。

「ツカ、さぁ、あのシアイは、なんなワケ。サイテーなんですけど。アタシまで、わらわれるジャナイ。アタシ、あんたらのナカマなんですけど! わかってる?」

「…………なぁ……アビイ……その……俺達だって……。」

 意を決して、語ろうとするトミー。そこに……

「失礼致します。アビイ様。」

 部屋の出入口に立っていたのは、帯剣し『聖堂騎士』の制服で、長身を包んだ美丈夫だ。

「キャイイーーン。ジョンさまぁ♪よくキテ、くれたわぁ。」

「失礼します。自分は、聖堂騎士団副団長ジョン・レ・ノーです。お迎えに上がりました。」

「『聖堂騎士』!」

 等と言う無駄口を叩かないノーマンだった。

「シッテいるのか。ノーマン。」

 等と言う無駄口を叩かないスチュアートだった。

「聖堂騎士といやぁ、教会を守護する『武闘派』の神官だぜ。武器と鎧や盾、神官の『魔法』も使いこなす言わば、エリートだな。多分、大会を観戦するお偉方の警護だろうぜ。」

 等と言う無駄口を叩かないノーマンだった。

「おひおひ……口にしてないのに、どうやって会話できんだよ……。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「あっそだ、アタシ、これからジョンさまと、タビすっから、バイバイね♪」

 突然、副団長と腕を組むアビイ。

「光栄です。神殿長様の、ご息女に選ばれた事、歓喜にたえません。アビイ様。」

 呆然と愕然と唖然とした3人を尻目に、立ち去る2人だった。

「失礼、あなた方が、破壊した備品の『請求書』です。5日以内に宜しくお願い致します。」

 出入口の陰から、現れ、3人に『請求書』を突き付けたのは、下級神官服を着た男だった。


 * * * 



次回予告

第38話 動画~質問コーナー:財務省

ご愛読ありがとうございます。

面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。

励みになります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 幕間7 成程! 本当に勝手に没落してるね! サイコー!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ