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魔術師戦争  作者: 悪天
8/15

第8話「殺傷、来る」

途中、猫を酷く言ってしまうシーンがあります。

それで気分悪くしちゃう人はすみません、ごめんなさい。

…あの日があって以来、寮もすっかり元気を取り戻したみたい

私も本当に安心したよ


いつものように、マンガを読みながらゴロゴロしている私

ほとんどが、皆自由行動なのだ


時々あくびをしながら寝る事も多々…


しばらくして、ルインがなにやら持ってきた


「美里ー。見て〜」


「何?」


ダンボールの中に入った子猫


「どこから持ってきたの?うちは母さんが猫飼っちゃダメって言うから…」


「えー、でもお母様はOKしてくれたよ?」


「はぁ!?というか、本当にそのお母様ってのやめて。恥ずかしい…」


「問題は〜、寮なんだよねー」


「え?」


そして、ルインは語りだす



そう、さっき猫を見せに行ったときの出来事


「寮、見て〜」


美里と同じように、普通に見せるルイン。


「何だ?」


戸惑いなく、見る寮。すると


「…!こっ、これは猫じゃないか!」


「そうだけど?」


「すっすまん、猫は苦手なんだ。ほんと、ほんとだから…」


「可愛いじゃん!ほれほれー」


「近づけるな!猫を見ただけで鳥肌が立つ!蕁麻疹でそう!」


「大げさな。可愛いじゃないか、ねー子猫ちゃん」


「ミャ〜」


「うわぁぁぁっ!猫の鳴き声聞いただけでゾッとする!あぁ、気持ち悪い…じゃ、そう言う事で…」


「あ〜、寮ーっ!…もう」


「ミャ?」



という訳らしいです


「美里、猫飼いたい!」


「だめ、食費もかかるし…」


「えー、そこ等辺からかつ上げすれば」


「だめです!石化…、ディート?から変な事学ばない!」


「むー」


すると寮。慌しく


「美里、ルイン!」


「どしたの、寮?」


「あ、寮〜。はい」


「ミャ〜」


「うぉぉぉっ!ね、猫を近づけるな!それ以上、あー、ダメ!ほんとに!」


「…うるさいなぁもう」


「ルイン、テメェな!」


「は〜いはいはい、寮落ち着いてー。どうしたの?」


「美里…お前はやっぱ大人だ。うん」


「…」


「そう、こんな事やってる暇ないんだ…」


そう言うと、紙切れ一枚。何やらポスター?張り紙?


「…見てみ。この町に殺傷のオルフェリトが滞在している」


それは、男三人が一人の人を踏んづけて笑っている写真だった

とはいっても、一番右の男は表情薄い…


私が聞き返す


「これが、殺傷?」


するとルイン


「うん、真ん中の踏んづけてる男が殺傷だよ。一番左は増減。一番右は霊魂だ」


「やっぱりグルだったのね、あの三人」


「…そうだね。これからどうする?寮」


「…そうだな…。ゆっくり作戦を考えたい所だが…殺傷による、一般人被害が凄い。それに…魔術師にも被害が及んでいるそうだ」


「やっぱりねー、殺傷君乱暴だし〜」


その場の雰囲気を和らげようとするか、ルイン。殺傷の悪口を言いながらヘラヘラしている


「人目につく行動を起しているからなぁ。…奴は、一般人や魔術師にこう言っているらしい。封印はどこだ。と…」


「それ…私を完璧」


「あぁ、狙ってるね。一般人はまったく意味がわからず、「え?」と聞き返すんだが…結果殺される」


「…!私のせいで…皆が。…殺傷を早く止めなきゃ」


「でも〜、殺傷は強敵だよ?俺は殺傷より霊魂が大嫌いだけどねぇ〜」


「ミャー」


「そうかそうか、猫ちゃんも霊魂嫌いか〜」


「たまたま鳴いただけでしょ…。…寮も寮だよ」


「ル、ル、ル…、ルイン!そんな気持ち悪い動物…!」


「寮、酷いよ!」


「あ、すまん…い、言い過ぎたかも」


「ミャ〜ウッ!フーッ!」


猫は、寮の肩に飛び乗る。…すると寮、動かなくなって一言


「す、すまん…猫は一生掛けても好きになれないみたい…だ」


そしてその場に倒れこんだ


「あ〜あ」


「あーあじゃないでしょ!寮を怖がらせてどうすんのよー!」


「まったく、殺傷が来るってのに寮はお昼寝!暢気!」


「あんたが悪いんでしょー!」


そして寮はむくっと起き上がり、物凄い怖い人相で


「猫、俺と勝負しやがれ…今こそ猫は消えるべし」


「こら、寮!猫相手に魔術使うなーっ!」


「寮、猫相手に魔術〜…なんか子供みたいー」


「だぁ、お前等は黙って見てやがれ!消えろ猫ーっ!」


猫の回りには炎の壁が。さらに後ろには寮が待ち構えている

猫は物凄く震えている


さすがに猫が可哀想と思ってきた…


「あ、寮!猫より殺傷はどうするのさ!」


ルインが話を戻そうと、声をかけるも…


「殺傷?そんな奴後で醜い姿に変えてやらぁ。それより猫だ、猫は人類に物凄い影響を及ぼす」


「…大げさな」


「やめてあげてよ!猫ちゃん物凄く怖がってるじゃない!」


「美里…、そこをどけ!猫という存在は人類に悪影響を及ぼすのだ!世界が許しても俺が許さん!」


「…、寮。ほら、よく見ると可愛いよ?猫」


「うわぁぁぁぁぁっ!こっ、殺される、猫に殺される、呪い殺されるぅぅぅっ!」


「寮!…もう」


「でしょ〜?寮の苦手な物は猫なんだ。死より猫が怖いんだ。きっと」


「そ、そんなわけないでしょ」


「ありゃ重症だねぇ」


「…ルインも気を遣ってあげてね」


「ぷ、寮って意外に小さい人…」


すると階段から母さんが上がってきた


「皆、楽しそうねぇ」


「た、楽しくありませんよ母君。彼等が俺を虐めるんです」


「えー?虐めてないよ〜」


「勝手に猫で怯えてる寮も寮でしょ…はぁ」


「ふふ、あまり寮君をからかっちゃだめでしょう?あ、これお届け物だって」


「え?うん。誰からかなー」


その箱の異変に気付いた寮


「美里、開けるな!」


「へ?」


その箱を思いっきり外へぶんなげる。

衝撃で箱は開き、煙がもくもくと上がる


電線の上に止まっていたカラスがヨボヨボとなり地面へポトリ


「あ、あれなによ!ルイン、寮!」


寮は思いつめた顔で


「増減の仕業か。…年齢増加ガスを入れてやがる」


「それって、玉手箱みたいなの?」


「ま、そう言う事だな…。増減は醜い姿で死に逝く人を見て、爆笑するような奴だ」


「…そうなんだ」


ルインが、窓を見つめ叫ぶ


「…!寮、美里!もう近くまで来てるよ…殺傷と増減と霊魂だ…」


「くそっ、もう来たのか…」


「…殺傷、増減、霊魂かぁ」


「寮、美里。ワープ魔法使うよ」


「三人も同時に運べるのか?」


「わからないけど、やってみる」


「…ルイン、がんばって」


「…それじゃ、行くよ」


スゥッと、またあの時の心地よい風が吹く

だけど、その風は急に温かい風へと変わる


目を開けると目の前に


「よぉ、封印。会いたかったぜ。まさに作戦通り…、崩壊がワープ移動するのは見えてたぜ」


「…、彼等をワープ移動させないようにするの苦労したんですけどー」


「よ〜くがんばった、うんがんばった!」


上から、殺傷・霊魂・増減


この結果に、さすがのルインもびっくり


「ご、ご、ごめん!寮、美里〜」


「…いや。こうなる事は多少わかってた…相手が霊魂だもんな」


「霊魂って、ワープ阻止も出来るの?」


「あぁ、霊を使った術さ…」


奴等の作戦にまんまと引っかかってしまった私達



逃げたい気持ちは山々。でも逃げられないのが現実



このまま、私達は地獄へ落とされる運命…なの?




続く

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