第5話「男子虜!魅了のオルフェリト」
恋愛要素?や、キスシーンがあります。
苦手な方はごめんなさい。
ま、キスシーンと言っても省略してるから、苦手な方でも読めるはず…。あまり詳しく書いてないし
そ〜んなわけで、お昼ごはんの時間になりましたー!
ま、弁当じゃなくてほぼ毎日、売店なんだけどね
すると雪。どっからか情報を入手したらしく
「ねぇ、美里知ってた?」
「ん?」
「最近、男子達がうっとり…というかなんというか、し始めたんだって」
「あぁ、いつもの事でしょ?あの先生、すっごい美人だもんな〜」
「そうだよね、憧れちゃうよ!」
「おっ、噂をすれば!」
そう、すっごく美人なの…
羽倉美千子先生!
見てるこっちも、うっとりさせられるほど魅力ある人なんだ〜
すると雪は言う
「美里、ほらみて?いつもの男子と違うでしょ!あそこ!」
「…確かに…」
すると羽倉先生。私達を見て軽くお辞儀
私達も慌てて軽くお辞儀をした
「んー、どうしちゃったんだろうね?まさか、本気で惚れたのかな」
「そうかもしれないね。寮達がトイレから戻ったら、先生紹介しなくちゃ!」
「ふふ、さすが美里!」
「そ、そんな変な意味じゃないんだから」
「はいはいっ」
そんな話をしていると、寮達が帰ってきた
「あ、寮〜、健太〜」
なんか、ルインを呼ぶ時の「健太」って奴に違和感あるけど…
仕方ない事なんだよねぇ
「なぁ、美里」
「ん、寮どした?」
「あの先生ってさ、あんな香水ぷんぷんさせてよく歩けるよな」
「あぁ、でも皆先生の虜だよ?」
「ふぅん」
そして雪は、席から立ち上がる
「美里、邪魔しちゃ悪いね。じゃあね〜」
「あ、こら雪!別にそんな事っ!」
「ねぇねぇ、凪灘さんっ!」
「けっ、健太!苗字で呼ぶのやめて」
「えー。じゃあ、美里〜。屋上行こうよ」
「え、うん。でもなんで?また大事な話?」
寮は、耳元で囁く
「…あの先生の事で」
「あら、君達が新しく転入してきたって言う!」
なっなんとタイミングがいい!
結局何が言いたかったのかわからなかった
「そうですが?」
「俺等に何か用〜?先生〜」
「お名前、教えてくれるかしら?覚えなきゃいけないからね」
「…春伊寮」
「俺は〜、伊雅健太〜」
「まぁ、春伊君と伊雅君ね、覚えておくわ!」
「先生、どうしたんですか?」
純粋に私が質問すると、先生
「ふふ、少しお話があって来たのよ〜」
「そうなんですか〜」
だが、寮はその先生を警戒し続ける。
一方ルインは警戒してるようでしてない…あぁ、彼の感情が読めないわ!
そして寮は先生に
「…屋上、行きましょうか。ここじゃ目立ちます」
「そうね、私もちょうどあなた達とゆっくりお話がしたかったの」
「美里、お前はここにいてくれ」
「え?何で?いつもなら…」
いつもなら、連れて行ってくれるのに…
するとルイン…もとい健太
「寮、いいじゃん!美里を連れて行ったほうが何かといいかもよ?」
「そうねぇ、私もその子とお話したいのよ」
そして、屋上へ登る私達
屋上へ登りきって、寮の一言
「魅了のオルフェリト…まさかそれが教師とは」
「あら、春伊君、鋭いわねぇ。封印ちゃんを大人しく渡してくれる?」
「あはは、魅了が教師!あんま似合わねぇーっ!」
「お黙りなさい、崩壊!貴方にはこの魅力がわからないのよ」
盛り上がってる?ような雰囲気の中
私は一人、それを眺める
って、えええ!?
羽倉先生が魅了のオルフェリト!?
すると羽倉先生。本気になる
「…あなた達、何故私の虜とならないの?まさか、解放しないといけないわけ?」
「俺、女性とかに興味ないから」
「俺〜、恋愛とかよくわかんないし、好きって感情すらわかんないから〜ごめんねぇ」
こらこら君達、少しは興味持てよ
というかルイン。それは恋愛に対して鈍感という奴では?
「ふふ、いいわ。いいわよ…私の虜にさせてあげる。強制的にねぇ!解放!」
「美里、逃げろ!」
力強い寮の声に、私は頷き逃げる
…だが
「逃がさないわよっ!」
「きゃっ!」
なんだかよくわからないが、トラップが仕掛けられてあった
鉄の檻に捕まった私を見て、先生
「あはは、魔術師と崩壊が私の前に跪く姿を眺めてなさい!」
「う〜、寮ー。俺なんか腹痛いー…頭の中が掻き回されるようにぐるぐるするー」
これはピンチという奴なのか?
ルインに変化が起き始めていた
「魅了、お前は…」
「あら、春伊君?貴方の言う事なら聞かないわよ。ほら、私の眼を見なさい」
必死に、目を瞑り相手の顔を見ないようにする寮…
しかし、相手の方が積極的で、一枚上手だった
「ほら、こっちを見なさい。全ての男は私の虜となるのよ」
まさに至近距離
寮の顎を軽く持ち、先生は見つめ続ける
いや、嫉妬じゃないよ!?嫉妬じゃないんだから!
するとルイン…最後の力を振り絞って
「寮…っ、今助ける!」
先生と寮の間に、炎の壁が突き出した
これには先生もビックリ
「魔術を使うなんて…憎たらしい子。もう少しで先生の物だったのに」
「寮…、大丈夫か!」
「無駄です。彼は私の術によって、眠りに落ちた」
「…そっか、魅了の力は魅了させる事だけじゃない…魅了し損ねた相手を眠らせ続けるという」
「大人しくしていればよかったもの!崩壊のオルフェリトは邪魔する事が好きなのね!」
「そんな事、魅了に言われたく…!」
先生の方をルインは振り向く。
すると
「あ、うぅ…腹痛が。意識が遠退いていく…」
「もうこの際…あなただけでもいいわ。私の魅力に魅かれなさい」
「美里、魅了されない方法、それは奴の目を見ない事。奴とのキスを避ける事だよっ、後は自分でなんとか封印…」
「そう、目を見たら最後…体が麻痺したように動かなくなるの。…そしてこういう風に」
私は檻に居るのでそれを眺める事しか出来なかった…
ルインの顎を軽く持った後、な、な、なんとっ!
…キスしたの
嫉妬じゃない、嫉妬じゃないけど…
「ふふ、ご馳走様。さっそくだけど、そこの封印を殺しなさい!」
え、え?
そんな、何言ってるの…?
ルインが私を―…
その瞬間、炎の魔法が飛んできた
衝撃により、檻はなんとか破壊された
これが、魅了の力…
魅了の…
「ふふふ、あはははは!気味がいいわ!」
「…っ、先生…いえ、魅了のオルフェリト」
「あら、命乞い?」
私は勇気を出して、先生の胸倉を掴む
「貴方は私を殺しに来たんでしょ!?彼等は関係ないでしょ!」
「邪魔者は全て消す。…それに、彼達が貴方を攻撃して殺す方が、楽しいもの」
「五月蝿い、五月蝿いっ!」
「あらあら、可愛いのね、凪灘さん。伊雅君にキスした嫉妬〜?」
「ちっ、違うわよバカ!返して、寮と健太を…」
「あら、それはごめんだわね。…いい加減にしないと先生、あなたをも魅了させちゃうわよ」
「…っ」
その瞬間
「…!?」
「きゃっ!」
屋上から落ちた
もう駄目かと思った
助からない…
そう、この世とおさらば
さようなら、皆…あぁ
というかあれ?何で落ちないの?
よく見たら、ネットのようなものがひいてある
するとルイン、上から
「美里〜っ、よくやったー!」
「え、え?」
いつものルインだ…
すると魅了。戸惑う
「私の術が解けたですって!?」
「美里が突き落としてくれた事によって、奴との距離が出来た。魅了は近くに居ないと、魅了し続ける事が出来ないんだ!」
「なるほど〜!もう悪事は終わりよ、魅了さん」
「…今度は貴方を魅了させるわ」
「えっ…」
「美里!」
「やめてくださいっ!」
私が先生を突き飛ばした瞬間…
「…!力が…吸収されて」
あの時の光
白い光だ
「…封印…?…魅了、封印したんだよね、健太!」
「あぁ、そうだよ!よくやった美里!」
「とりあえずここから降ろしてっ!怖いんだけど!」
「あ、あぁ…今いく!」
こうして無事、魅了のオルフェリトは封印した
保健室で寝ていた寮。放課後、私達がお見舞いに保健室へ
雪付きだけどね
「寮〜、どう?具合は〜」
「…大丈夫。もう治った」
「しかしまぁ、美里に救われるとはな!」
「…あぁ」
「寮君、無理しちゃダメだよ?がんばりすぎて倒れたとか、美里に聞いたから」
「お前、どんな説明したんだよ」
「え、あはは。ま、そんなとこかな!」
「そんなとこって…お前なぁ」
家に帰って、ご飯を食べる時
ルインはいつも通りだったけど、寮の様子がおかしいのを感じていた
思いつめた顔でね。凄く、近づくだけでも重々しい感じがした
続く
まぁこんな感じで、羽倉先生が…もとい、魅了のオルフェリトがキスしたわけです。それでは次回へ〜続く!




