エピローグ
恋愛要素ありありです。
どうぞ、よい方は下へ〜
その後、季節は巡って春になりました
私は高校3年生
ルインと寮は相変わらず、私の家に滞在中
「うぅ〜…むにゃむにゃ」
「おーい、美里。学校遅れるぞ?」
「もう少し…もう少し…」
「入学式に遅れる奴も珍しいな。新一年に大笑いされるぞ?じゃ、先行くわ」
「美里も早く来いよなーっ!俺待ってるぞー!」
「ルイン、五月蝿い」
「寮に言われたくねぇやい!」
チュンチュン・・・と小鳥の声がする
「うー…ねむっ」
8:05
「…!?寮、ルイン!?」
「美里ちゃん、寮君とルイン君ならもうとっくに出ました」
「あーんもう!いってきまぁぁす!」
「美里ちゃん、ご飯は!」
「いらないわよ!」
三年生になってもコレな私
ほんと、最近自分で自分が情けないわ
――めんどくさい式。
こうして、その後掃除をするのだった〜。学校掃除は初めてな二人
周りの女子はサボリつつ、寮とルインに話をかける
なんだかうんざり…
掃除が終わり、ホームルームに移るわけなんだが…
「どうも、担任をさせていただきます!羽倉美千子って言うの。皆さん是非覚えてね」
「…寮、ルイン。まさかとは思っていい?この後…」
「あぁ。まさかと思っていいぞ」
「まさか…だよねぇ」
この話に、雪はクエスチョンマーク。
そしてやはりまさかでした
「転入生紹介しまぁ〜す、どうぞ!」
「こんにちは、川谷琉佳と言います。お見知りおきを」
「どもー、長谷田涼夜です。よろしくー」
まさかのまさかでした。
上から、ルカさん。スティウスさん
つかスティウスさんに涼夜はないでしょ、うん絶対…
「お二人と仲良くしてあげてね!さ、何か一言あるかしら?」
「んー…どうでしょうね?ま、言う事と言えば僕は美里さんの彼女です」
はぁ!?
「僕はねー、りょ…」
すると寮。またも立ち上がる
「先生!俺トイレ行っていいすか!」
「いいけど、早めに帰ってくるのよ?」
「行くぞ伊雅、凪灘。そこの二人も黙って来い!」
こうして、ルインが転入してきた時同様連れて行かれる
「お前等バカか」
「えー?どうでしょうねぇ」
「おいルカ!川谷って名前にあわねぇよ!」
「えー?伊雅もどうかと思うけど…」
「…スティウスさん、ルカさん。来ちゃったのね」
「来ちゃいました」
「来ちゃったー」
「もう…」
「そういえば美里さんー、羽倉先生から聞いたんですけどー」
「何?」
「付き合うって何ですかー」
「そんな事聞かないでよ、あんたどこまで無知!?」
「なんかねー、好きな人が出来たら言う言葉なんですってー」
「まぁ…そうよね」
「寮さんー。僕とー…」
「やめろ気色悪い!その言葉は好きな女が出来た時に取って置くんだ!」
「えー、でも僕好きな女の子いないですしー、だから寮にしようかなーって」
「…まるで意味わかってないし」
私はとりあえずつっこむ。無知にも程がある
「だぁぁっ!付いてくるな、あまり長引かせると先生に迷惑だ…行くぞ」
「まってくださいー、寮ー。僕とーお付合い…」
「ふざけるなぁぁぁ!」
二人は猛ダッシュで走りこむ
なんだか、寮が可愛そうだ
「んじゃ、俺も教室行くわ。早くこいよなー」
ルインもその場を去る
「…行こうか、ルカさん」
「待ってください」
「…?」
「放課後、屋上で待ってます。必ず来てくださいね」
「え、うん…」
何で用があればすぐ屋上なのだろう
ま、いいんだけどね
そして放課後
私は寮達に、先帰るよう言って屋上へ
「…ルカさん、待った?」
「いえ。僕も今来た所ですよ」
「どうしたの…?」
「…、美里さん」
「え、あっ…はい」
彼の真剣な表情につい、堅くなる
「…その、僕ね。貴方に会って本当によかったと思ってるんです。とても楽しい。とても温かい。そう、短い間に思いました」
「…」
「美里さん、僕とお付き合い…していただけないでしょうか」
「えっ…」
「すみません、いきなり。…必ず、貴方を守る。…僕は貴方の事が…大好きだ」
「…私」
「嫌…でしたよね。ははっ、僕は暗いし…ただ背が高いだけで優秀でもないし。顔も並で、寮さんやルインさんに比べたら…僕なんて」
「ルカさんは、私を守るって、私に嘘付いたり裏切ったりしない?幸せにしてくれる?」
「はっはい!人を…幸せに出来るのが、唯一僕の得意と…自分で思ってるので」
「…私でよければ。お願いします」
「…!本当ですか!?」
「うんっ、ルカさんは私も嫌いじゃないし、付き合ってみてそれからよ!」
「ありがとうございます!僕、もう気持ち舞い上がってます!」
「あははっ、素直だ〜」
「これ以上にない幸せ!僕は、僕は…っ」
「いっいや、泣かれても困るんだけど!」
「見っとも無い所お見せしました。それでは…失礼します。あ、家まで送りましょうか?」
「え、いいよ…悪いし」
「安全に美里さんを家へ帰す!それも僕の使命です!」
「は、はぁ…」
「行きますね…」
すると、下に魔方陣が描かれた
「ワープ魔方陣、発動!」
こうして――
家へ帰れた私なんだが
「ただいまー」
「お帰りー、なさいー」
「うわっ、スティウスさん!?」
「今ー、お母上とその他2名に料理お出ししたんですー。そしたら、絶賛でしたー」
「よ、よかったね。というか皆やめてよその言い方ぁ。…あ、ルカさんもどうぞ!あがってー」
「え、あ…はい、ありがとうございます…」
「あ〜ら、新しいお友達?美里ちゃん、スティウス君の作ったお料理、おいしいわ〜」
「うん、いけるいける。おかわりぃ!」
「…悔しいけど負けた」
食卓で、三人が食べている
試しに私達もそれをいただく
「ん、スティウスって料理うまいんだ!」
「んー、霊魂のくせにぃ」
「ルカピー酷い。僕だって料理くらいできますよー」
「でも、何で急に料理しようって?」
「それはーですねー」
するとルイン
「…寮、どんまい」
「…嫌だ…悪夢だ、夢で終わってくれ…でもうまい…」
私達が帰る前の出来事
「待ってくださいよー、寮さ〜ん」
「寮。スティウスどうすんの?」
「知らん」
「羽倉先生が言ってたんですけどー、料理が上手だと好きな人は振り向くって言ってましたー」
「あの魅了…くぅぅ」
「ですからー、僕の料理食べて、精いっぱいつけてくださいー。もし僕の料理がおいしかったらー」
「…いいだろう。はは、お前なんかにまともな飯など作れるか」
「また寮、安請け合い…。後悔しても知らないよー?」
「後悔などせん!あいつの料理はまともじゃなさそうだ、うん」
というわけで
「…寮、どんまい」
「…寮さん、どんまい」
「二人して同じ事言っても慰めにならんぞ」
するとルイン
「じゃ、寮、元気だしなよ」
続いて私
「じゃ、寮、いい婿?さんもらってよかったじゃない」
「じゃ、寮さん。幸せになってね」
「くぅ…なんたる屈辱」
「そういえば美里、ルカと何話してたの?」
ルインが興味津々に言う。
私は顔を赤くして、恥ずかしさを抑えた…が
「んー、僕ね、思い切って美里さんに告白したの。オーケーですって」
「んなっ」
その衝撃か、ルインが固まる
「お母様〜っ、俺失恋したかもーっ!」
「はいはい、ルイン君。まさか美里にこんな彼氏が出来るなんて、夢にも思わなかったわ」
「酷いよ母さん」
「うあああああっ、惨めだイジメだ〜!うぅっぐずっ、ぐすん」
「いやっそんなに泣かれても困るし!私が泣かしたみたい!」
「人は悔しい思いをする事で、また一歩強くなれるんです。うん。君はまだ年齢低いんだから、お付き合いとか無理なわけです」
「蘇生ー…。蘇生きえろぉぉぉ!」
「え、ちょ、ルインさんやめ…」
1tとかかれたハンマーを振り回すルイン
さすが崩壊…、力も凄いわ
「…はぁ」
また私の家は騒がしくなった
あれ?そういえば寮は…?
「待ってくださーい、寮さ〜ん。羽倉先生が言ってましたけど、好きな人に「私の愛を受け止めて」って言うそうですねー」
「やめろぉぉぉ!魅了、こいつに何吹き込んだんだ!来るなぁぁぁぁ!」
――寮の、逃亡生活はこの後2週間に渡り続いたそうな
完
皆さん、読んでいただきありがとうございました!
最後の方考えてる時、何だか書いてる自分まで寮の事が惨めに思えてきたんですよねぇ…。
魔術師戦争はこれで終わったわけですが…、しかぁし!(何)続編を書く予定です。その時はまた、よろしくお願いします!では、ありがとうございました〜




