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日本社会のノイズに絶望した最強AIエンジニア(62)、俺を「マスター」と慕う天才美少女たちと静かな理想国家を建国する  作者: 春凪一


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11.5.新しい国の、夜明け

11.5.新しい国の、夜明け


司令室。


私たちは、ただ静かに、その歴史的な瞬間を見守っていた。


響も、燈も、静香も、時雨も。誰も何も言わない。


勝利の歓声はどこにも上がらなかった。


オセロ盤は今や、全てが黒い石で埋め尽くされている。


我々の完全な勝利。


だがそれは、血も涙も、そして喜びの叫びすらも流れない、あまりにも静かなる勝利だった。


「……終わったな」


私がぽつりと呟く。


「……ううん」


響が静かに首を横に振った。


「終わったんじゃない。……始まるんだよ。私たちの本当の国が」


その言葉に、皆が静かに頷いた。


そうだ。これは終わりではない。始まりなのだ。


私は窓の外に目を向けた。


野迫川村の美しい夜空には、満点の星が静かに瞬いていた。


あの800年以上前の、残念なイケメン貴公子が見た星空も、きっとこんな空だったのだろう。


彼の、平穏な世を願う血を吐くような祈り。


それは、長い、長い時を超えて、今この場所に確かに届いたのだ。


私は、新しい仲間たちを振り返った。


最高の頭脳を持つ、四人の愛すべき少女たち。


彼女たちと共に、私はこれから新しい国を創る。


世界で最も静かで、


世界で最も優しくて、


そして、世界で最も責任ある人々が暮らす、理想の国を。


――春凪共和国設立物語。


その本当の序章が、今、静かに幕を開けたのだった。


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