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日本社会のノイズに絶望した最強AIエンジニア(62)、俺を「マスター」と慕う天才美少女たちと静かな理想国家を建国する  作者: 春凪一


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9.2.作戦会議『オセロ』

9.2.作戦会議『オセロ』


その日の午後。司令室に全員が集まっていた。


私と、四人の少女たち。新生『チーム春凪』の、最初の作戦会議だ。


「――さて。皆、揃ったな」


私は、集まった少女たちの顔を満足げに見渡した。


「時雨くんも正式に我々の仲間に加わった。これより、我々は計画の最終段階へと移行する。日本政府との『オセロ対決』の、本格的な開始だ」


私の宣言に、部屋の空気が、ぴり、と引き締まる。


「待ってました!で、ハジメぴょん!最初の石はどこに置くの?」


響が身を乗り出して聞いてくる。


「うむ。当初の予定では、経済、特に食料の分野から圧力をかけていく手はずだった。だが……」


私は、時雨に視線を送った。


「その必要はなくなった。……時雨くん、頼めるかね?」


「はい、マスター」


時雨は静かに一礼すると、司令室のメインモニターを操作した。


そこに映し出されたのは、日本政府の極秘の通信記録だった。


「これは……?」


静香が驚きの声を上げる。


「わたくしが内調時代に培ったルートで入手した、政府内の最新の動きです」


時雨は、淡々と、しかし、的確に説明を始めた。


「彼らは我々の資金源を断つため、全世界の金融機関に対し、我が共和国関連の口座を全て凍結するよう、水面下で圧力をかけ始めています。表向きはテロ資金対策という名目で」


「なんですって!?」


「汚い……!やり方が汚すぎるわ!」


響と燈が憤りの声を上げる。


だが、静香と私は顔を見合わせて不敵に微笑んだ。


「……なるほど。相手が動いてくれた、というわけですわね」


「うむ。最高の展開だ」


時雨がもたらした、この情報。それは戦局を一変させた。


我々が石を置くのを待つまでもなく、相手が、自ら、盤上に悪手を打ってくれたのだ。


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