表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本社会のノイズに絶望した最強AIエンジニア(62)、俺を「マスター」と慕う天才美少女たちと静かな理想国家を建国する  作者: 春凪一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/55

8.5.帰還

8.5.帰還


数時間後。


野迫川村の、あの廃校の校庭に、一機のヘリが、再び舞い降りた。


タラップから現れたのは、黒いコンバットスーツではなく、シンプルなワンピースに身を包んだ、時雨の姿だった。


校舎の玄関では、まるで、全てを知っていたかのように、三人の少女たちと、そして、私が、彼女を待っていた。


「……ただいま、戻りました」


時雨は、少し照れくさそうに、しかし、はっきりと、そう言った。


「「「おかえりなさい(!)(、ですわ)!!」」」


響と燈と静香の声が、綺麗に重なる。


響は、時雨に飛びついて、わんわん泣いている。


燈は、「別に、待ってたわけじゃないんだからね!」と、顔を真っ赤にしながら、そっぽを向いている。


静香は、ただ、穏やかな笑みで、その光景を見守っていた。


私は、そんな彼女たちの輪に、静かに歩み寄った。


「――おかえり、時雨くん。新しい仲間を、心から歓迎するよ」


「……はい、マスター」


時雨は、私の目をまっすぐに見つめ、にっこりと、花が咲くように、笑った。


それは、私が、そして、おそらくは彼女自身さえも、初めて見る、彼女の、本当の笑顔だった。


静かなるチェスは、これで、本当に、終局だ。


そして、これから始まる、新しい物語の、本当の、幕開けだった。



――第八部・完――


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ