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燃え尽き症候群

作者: 子見

燃え尽き達成感にすれば良いのに...

 炎が燃え尽きそうになる瞬間

    なにか気持ち良い感覚がある


マッチを昔、灰皿の上に目的もなく燃やして置いた


 火薬が強く燃えて、木に段々と燃え移っていくあの感じ

全て燃えるかと思いきや、最後まで木を燃やし切ることなく


火が消えて


その瞬間に煙が上がるあの感じ


全て燃えきる方が少ない記憶が強い。


  俺にもキャンプファイヤーをした事がある。

火柱が上がるような大きな炎に歓声を上げた人が多くいたことの方が記憶が強い。


みんなが寂しそうにロッジに帰ろうとしている頃

規則正しく積み上げられた丸太は崩れ落ち

火柱どころか炭の灯のように燻っている火が好きだった。


その火をずっと見ていた

近づくと灯火は消えたと思ったが熱は感じた。


雑木林から拾って来た朽木を押し付けると火が付いた。


鮮明な記憶だった。




あの時も...


燃え尽きる前に

次に燃やすものを探しておけば良かった。


でも。。。それもすぐ火がつくとは限らない


生きてさえいれば誰もが燻っているはず


種火のようなものを...


そんな時は大事に丁寧に、そっとしておけば良かったんだろうな


また燃えるものを探せることができれば...

見つかるまでは...


そっと大事に丁寧に。


また燃えて、それからまた見れたら嬉しい。


最近は色んな人の、そんな火が見たいと思っている。





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