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第6話 もしも亜人であったなら

[エルフ]

寿命が200年ほどと長く、ドワーフ以外のエルフは魔法を得意とし、その力は人間に劣らないほどに強力である

 エルフは4種

 ハイエルフ・ウッドエルフ・スノーエルフ・ドワーフである

 「キールさん!」

 ハルクがキールを押し倒すと同時に銃弾が飛び出す。

 一つの銃声でリドルは梯子を使い降りようとするとルイーゼが扉に背を当てていた、扉はガシャガシャと荒い音がし、リドルの姿を見ると叫ぶ。

 「もうここまで来てます! リドル! 脱出経路は!?」

 「少し待って!」

 リドルは急いで準備していた火薬を敷くとその上に分厚い鉄板を乗せるとパラシュートを背負う。

 「みんな! 早く乗って!」

 次々と鉄板の上に乗るとルイーゼを屋根の上から身を乗り出し呼ぶ。

 「ルイーゼ! 来て!」

 声を聞いたルイーゼが走って梯子を登り、あと少しと言うところで、梯子が倒される。

 「あ...!」

 ルイーゼはそのまま外側に身を投げ、地面へ落下しそうになるがリドルはルイーゼの手を掴むと一気に引き上げる。

 「うおら!」

 一瞬安心するがすぐに皆の元へ向かったその時、風の刃が一同を襲う。

 「みんな避けろ!」

 リドルが叫ぶが間に合わない、リドルは身を挺し壁になろうとしたその時、リドルの腕に当たるその瞬間、刃は突然に消える。

 「消えた....!?」

 そしてそれと同時に龍人達が現れる。

 「大人しくしろ! お前ら!」


 リドルは状況が理解できずに混乱するが火薬に魔力結石を押し込むと鉄板の上に乗り、詠唱する。

 「ファイア!」

  魔力結石は炎を出し、火薬が反応し爆発する、あまりの衝撃に振り落とされそうになるが身体の重圧を耐え、空高く飛び上がり龍人が追いつく暇もなく、そのまま散り散りに飛び立つのであった。


 


 

 リドルは落下し始めたタイミングでパラシュートを開くがそれと同時に目の前が真っ暗になり意識が飛ぶ。

 

 リドルは意識を飛ばさないように必死になるが次に目を開けた時には既に地面へとかなり近づき始めていた。

 風に吹かれたのかそこはシードルから少し離れた田舎町であった。

 そしてすぐに木々の中に落ち、地面に降りようとするがパラシュートが木に挟まったせいか降りることができない。

 「うお...この...」

 リドルは身体をジタバタとさせるが離れない、リドルは木の幹に足をかけると仕方なくスイッチを押す。

 ゆっくりと降りようとしたその時、木が折れてそのまま地面へ落下する。 

 「うあああああああ!!」

 木の葉を散らせながら落下する、しかし地面は嫌に柔らかく、なんとか命を繋ぐことができた。

 「ここは...」

 身体は泥まみれになり、ゆっくりと起き上がるとそこには30代半のウッドエルフの女性がいた。

 「あらあなた...大丈夫かしら」

 女性は心配しながらリドルに近づくと自らの衣服で顔の泥を落とす。

 「木から落ちてくるなんて予想外だったけど、どうしたの? 遊んでいたの?」

 「ああいや、まあそんな感じですね」

 リドルはアワアワしながらも女性に笑顔で答える。

 「川が近くにあるから身体を洗いなさい、どこに住んでいるの?」

 「帝都の方ですね、ごめんなさい、すぐに出て行きますので」

 「本当に大丈夫? 髪も汚れているようね」

 リドルはそそくさと女性から離れると言われた方向へ向かうフリをして、そのまま帝都へと走り出そうとしたその時、先ほどの女性が止める。

 「どうしたの? 急いでいるのかもしれないけど、身体を洗ったほうがいいんじゃない?」

 「あはは、そうですね」

 リドルはこのまま行こうとしても引き止められるだろうと川へ向かうと身体を流す。

 「頭の泥を落とし、身体を水で洗う、そしてリドルは服を着るとシードルへ向かおうとすると小さな女の子が服をリドルに渡す。

 「これ、おかーさんが着てって!」

 「ああ、ありがとう」

 リドルは少女に笑顔を見せ、服をきる、リドルには少し大きかったのか裾から手が出ない、リドルは服の裾を折ると先ほどの女性の元へ向かった。


 「わざわざすみません、それでは私はここで」

 「そう、ごめんね引き留めてしまって、綺麗な髪色じゃない、大事にしないさいよ」

 「ええ、そうですね」

 リドルは微笑みながら場を去り、シードルへと急いだ。

[ウッドエルフ]

リライプル発祥のエルフ種

指先が器用であり銃や弓などを得意とする

土属性の魔術の扱いに長けている

外見的特徴は金髪であり眼が青い

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