萌え豚と腐女子
女性と男性って意外な所で違いが出るな。腐はガチホモは苦手とあったのだが、それは間違いだった。深夜アニメにガチホモまで行く作品が多数無かっただけ。当然ガチホモなら尊いってわけじゃない。数揃ってくるとマシな作品が増えるから当たり外れが見えてくる。刺さるガチホモってのが無かったのじゃないかな?と今は思う。
無理矢理ホモとして見るってのがジャンプ系の男が楽しめる腐アニメ。代表例は鬼滅で良いでしょ。こればかりはさすがに男も褒めた作画は男オタの大好物だからね。ハイキューもすげ作画良いけど、あれ良作画としてマニアックだからな…。鬼滅はスターンダート。ワンパンマンとかモブサイコの作画が好きな人なら間違いなく好きになると思う。
この手の作品は男性でも楽しめる中身の面白さが多い。それで判断してたけど、ガチホモはそれ関係ないかも…。その中身の関係なさがさらに趣味の違いを如実に浮かび上がらせる。多分男にとってはクソどうでも良い部分が刺激になってると思う。
これで終ったら分からないって話をするだけなので、それでも大きく見て傾向が見える。男はガチレズと百合には相容れない部分がある。だが女性はガチホモとBLと男同士の友情を曲解するものの3者が偏った配分にならない。層としては別なのかもしれない。だが男はガチレズは圧倒的に小数派でエロが目的でもないとそんなの全く人気がない。
BLを挟んで3者に分かれるのは分かりにくいが、根本的に男性と女性が違うのは、実は凄く簡単。女性のそれは同一線上にあり、程度の問題に対して男のそれは質が全く違う。だから相容れないわけになる。
分かりやすく言うと、これはシリアスとライトの関係になる。ガチレズはシリアスな内容であり、百合はライトな内容になる。今まで何故気がつかなかったか?と言うと、そもそもこれ絶対気がつかないと思う。これ気がつく人相当鋭い。次に女性向けのホモ趣味をそれなりに内容知ってないといけない。
私も好き好んで知ってるわけじゃない。そもそも私は女性も男性同様ガチは嫌いって先入観があったので、そんなキツイものじゃないだろうと油断して見たら、ええガチ過ぎるじゃないか?って作品多々見てしまった。最近はもうこれを完全に軌道修正した。次にじゃ何故?となる。そこで思い浮かんだのが、女性って男性に較べると異常にシリアス越えて負の感情で溢れる物語見たがるよね。
シリアスってのがそれらを纏めるのにちょうど良いから書くけど、もっと違うある意味作り手なら露悪趣味に近いレベルで受け手もそういったものを楽しむ。当然女性は悲劇好きってのがある。だがもっとなんというのか登場人物が辛い目に合うのが男性からすると異常に好きなんだ。
男性がコレをすきなのは単純なんだ。上げ下げすると展開が面白いからね。根本的に火事場の野次馬だから。火事の中爆発したりするとやっぱ刺激になるんだ。そういう中で住人が救い出されたりしてもやっぱ楽しめるんだ。人の不幸は密の味ほど多分入り込んでない。野次馬だから展開の面白さが重要なんだ。
根底にこの違いがあるから男性が常に語るシリアスってのは女性まで広げると全く意味が無い。むしろ好んで無いか?ってなるから。だからガチホモから腐った友情まで一直線に繋がるんだ。そのどれもがシリアスな作品だったり、ライトな作風やコメディだったりしてもどっちでも良いんだ。
シリアスにガチホモから腐った友情まで繋がっていて、それはライトやコメディでも同じ。ライトなガチホモってやりにくいけどね。だからBLって第3軸が居るんだよな。それに対して男性は、百合=ライトで、レズ=シリアスになってる。レズまでいかなくてもシリアスが武器って作品はユーフォぐらいだと思う。
ユーフォが根底でなんちゃってレズなのは、ガチにレズを描こうとしてる作品じゃないからだ。ユーフォのシリアスはあくまで吹奏楽に向けられてるんだ。脚本家の花田さんが演出したと聞いてて、原作とはやや違うらしい。しかもあくまでユーフォは大量にある百合っぽい作品に対して、ほんの1作品でしかなくて、この花田さんの脚本的演出なしには普通のシリアスな青春部活物だっただろう。
要するに百合好きに目を付けられることもなかったとなる。
シリアスとライトってのは驚くほど男女で好みの違いがある。だが大半のオタクは互いに異性の好みに興味が無くて両方を見比べてみるって人が少ない。見比べてみると萌え豚や腐女子であるまえに、創作における男女の差に繋がってるのが分かる。
根本的な所で少女漫画と腐好みの作品ってやっぱ繋がってるんだと思う。