戦争の準備
さて、戦争の準備をしよう。
と言われてもすることがない。
アレンは今頃兵士の補給物資やいろいろな根回しで忙しいだろうが、俺は関係ないしな。
今のところ敵を逃がさないように数シリーズ程お蔵入りしていたオートマタ達を展開して、後は単機で突っ込んでいくつもりだ。
アレンには悪いが、せっせと用意している兵士すら要らん。
まあ俺は物理攻撃のみっていう縛りで突っ込む予定だからレーザーとかその他各種武装は展開しないけど。
パンツァーシリーズが全く使われていないから、出番を作る必要があるし、後方支援の武装は山盛りでいこう。
今100機しか製造していないからパーサーカーシリーズをリメイクするか。
資源は無限にあるとはいえ、収納空間は有限だからな。
nMSAIの調整をやり直す必要はあるが、オートマタシリーズで自我が芽生えている奴は少数だ。
まだ問題ないだろう。
俺は水晶の城に戻って、備え付けのソファーに踏ん反り返りながら宙に浮く近未来的なタッチパネルをポチポチ操作し、命令を出す。
ソフィアに口頭で出してもいいんだが、何となくこれをやってみたかったのだ。
刺激がなければ不死の俺も心が腐ってしまう。
......ところで、
「クレアは何でそこにいるんだ? ベッドでぐっすり寝てたはずだよな?」
「シキ様の臭いで起きました。」
俺の臭いは体の構造上無い筈なんだが?
ヤンデレの力は人間の能力限界をも打ち破るようだ。
下手したら物理すら超越しているぞ?
いつか気化しても逃げられなくなりそうだ。
そんな気がする。
そんなことを考えていると、
ソファーに横になっている俺に抱き着きながら寝息を立て始めるクレア。
器用だな。
起きたときには腕がしびれて動けないやつだ。
ふむ......
「ソフィア? そこにベッドを構築してくれ。」
『了解しました。』
そして詩輝も横になるのであった。
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