表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/96

王の城と書いて王城といふ


 一夜城ならぬ一分城を創り上げ、永久機関を片手間に作った詩輝は一心地ついたとばかりに桃花とギルドへ顔を出しにいった。



 ギィッと相変わらず立て付けの悪い扉を開くと一挙に集中する視線。

 皆の顔には恐れと好奇の色があり、情報通の者は『人形王』と国王直々に称号をもらった「あの」シキだと仲間と話始める。


 そんな『怪物』と『撲殺天使』改め『人形王』と『人形姫』に歩み寄る一つの冒険者パーティー『戦乙女』。



 「......久しぶり。シキ。」

 「おう、久しぶりだなリース。レイラの調子はどうだ?」

 「......最高。日収も2万ルーアを越した。」


 2万か......かなり稼いでいる方だな。

 「......ところで、」

 

 なにやら神妙な顔でリースが問い掛けてくる。

 「なんだ?」



 「......あの水晶の浮いている城、シキの?」


 なんだそんなことか。

 「そうだが? やっぱ人形()だし城があった方が良いだろ?」

 「......やっぱり優良物件......」

 相変わらずぶれないのな。



 その言葉に成り行きを見守っていた冒険者達がざわめき出す。

 フフフ......計算道理の反応だな。


 

 「ま、それはそれで置いておいて、この依頼を受けるか。」

 

 野郎共へのドッキリは済んだので俺は適当な割りの良い依頼を受けてギルドを出る。





 しかし民衆はそれだけで黙るわけがなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ