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治療(4)

 

 ガチャ

 「父上!」

 「あなた!」


 王子と王妃が部屋に入ってくる。そして不審者を見るような目で、



 「誰だっ!?」


 誰かと聞かれてもな......。


 「そこの王女サマを治療しに来たしがない冒険者だ。」


 「治療......だと......?」


 困惑している王子。ああもうめんどくさい。


 「説明は後にしてとっとと治療させてもらうぞ。」


 そう言ってnMSの薄い膜を王女の頭上に展開し、そこから下げていくように全身を透過、スキャンしていく。

 大量の情報が俺の網膜上に映る。やはり結核菌を原因とした結核のようだ。


 ......この映像を外にでっかくディスプレイとして展開したら王族はどんな反応をするのか。


 一旦気になると好奇心は止まらず、

 軽く宙に手を振ってそれらしく見せながら一気に展開した。


 「「「「っ!!??」」」」


 突然の出来事に驚く王族一同。ちなみにディスプレイには王女の表皮の形、神経や血管の走り方、骨格などを3Dで投影している。


 そして損傷している内蔵を重点的にスキャン、結核菌の進行具合を投影する。


 「これが今の王女サマの体内の状況だ。」

 そういって少し詳しく説明をした。


 「......まあそんな感じなんだが、先に進む前に聞きたいことがある。」


 それは治療した後の王女の健康状態の調整。

 


 病気を完治しても王女の筋肉や脂肪、その他諸々は闘病の過程で削げ落ちており、治すだけであればリハビリが必要だろう。そこをどの程度まで補うのかだ。


 「どうする?」


 「なるべく元のの状態に戻してくれ。」


 「了解。そのときになったら王女サマを交えて応相談と言うことでいいな。」

 「ああ。」


 ......というかさっきから王子と王妃が固まっているのだが、大丈夫か?


 まあいい、

 

 パンっ、と手を叩いて、









 「治療完了だ。」




 nMS先輩マジパネッす。

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