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治療(1)

 「さて、と......。」


 気持ちの良い朝日の下俺はこの国の王女、クレア・エルオスを治療するためにそびえたつ城門の前までたどり着いて、


 「頼もうっ!!!!」

 声を張り上げた。ちなみに桃花は留守番中。俺一人でも十分だからな。

 



 すると......


 ガシャガシャ、と甲冑の擦れる音を立てて何だなんだと騒ぎながら騎士達が走ってくる。あれ、思っていたのと違う。


 そして......


 「「「「貴様!!!! 何者だ!!!!」」」」



 剣を突き付けられて完全に不審者扱いされました。気持ちのいい朝だって言った奴出てこい。はっ倒してやる。


 そんな感じに数分前の自分に逆ギレしながらも表面上は笑顔で、


 「Dランク冒険者パーティー『不死の人形』のメンバーだ。ちょっと王様と会いたいので通してくれ。」


 まあそんなことを言ったところで、


 「貴様を陛下に対する不敬罪で逮捕する。おとなしく詰所まで来い。」


 はい知ってた。そりゃ通してくれないよな。


 (突っ切るか。)


 というわけで、説明してやる義理もないし、

 「無理やり通らせていただくよ。じゃあな。」


 と言い残して空へと身を躍らせる俺。人外の脚力は地を震わして容易に城門を超えさせる。



 その瞬間から、城内は喧騒に包まれだした。




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