オートマタ制作(4)
「......ん。......その人が例の?」
「そうだ。こいつはレイラと言って、俺の知り合いだ。ついさっき冒険者登録したばかりでFランクだが、実力は俺が保証する。」
「......シキが保証するなら間違いない。......レイラ、宜しく。」
(随分と信用されたもんだな......)
その事を嬉しく思いつつ、説明を続ける詩輝。
「こいつは大抵のことはなんでも出来る。だからパーティーに入れて損は無いと思う。」
「レイラです。宜しくお願いします。」
「ん。宜しく。」
「で、どうだ? 入れてやってくれるか?」
「......ん。問題ない。」
「そうか。」
それはよかった。
「じゃ、俺達はここら辺で部屋に戻る。あとは本人に聞いてくれ。」
「......ん。紹介ありがと。」
「どういたしまして。」
そう言って俺達は夕飯を食べ、部屋に戻った。
(明日は王城だな。)
と思いながら意識を落としていく。
詩輝の一世一代のテンプレ計画は誰にも知られず進行するのであった。
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