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オートマタ制作(1)

感想下さい(涙目)

どこどこに違和感あるとか世間話とかホント何でもいいので。

 闘技大会が終わった次の日、俺はとても機嫌が良かった。

 

 渡した手紙に俺の望んだ返事が帰ってきたのだ。王女の治療は明日やることになったしすべてうまく進んでいる。


 ......それに、なんと俺達にも異名がついたのだ!! 狙ってはいたがやはり、あの戦いはがっつり記憶に残ったようでこっちを見る目がいつもと違う。


 ちなみに俺の異名は『怪物』で、桃花の異名は『撲殺天使』だ。由来は聞かなくてもわかると思うが......やはり桃花の顔は万人に愛される。天使と付いた時点で明らかだが、創った父親として鼻が高いな。


 ......しかし一つ疑問に思ったことがある。


 「なあリース?」

 横で依頼探しをしている『戦乙女』のリースに声をかける。

 

 「......なに? プロポーズ?」

 ちげえよ。

 ......まったくこいつの頭はどうなっているんだ? 一度スキャンして確かめてみたい。


 「なんでお前ら含め、ここにいる冒険者達は参加しなかったんだ?」

 「......シキって意外と抜けている......シキの戦闘を見たから勝ち目無しと見てみんな参加するのをやめた。」

 「賞金は欲しくないのか?」

 「......欲しい。けど怪我しないに越したことはない。もしシキと戦ったら腕の1,2本簡単に折れる。」

 

 ......なるほどな。確かにこの闘技大会では致命傷以外のケガはすべて自己責任。治療にかかる金と賞金をとれる確率を比べれば当たり前の判断だ。というか俺の相手になった奴ら、だいぶ怪我したらしいしな。これからはもうちょっと加減をしよう。


 

 「なるほど......ところで最近は調子どうだ?」

 「......悪くはない。一昨日死にかけたけど。よくある話。」

 「それは大分悪いと思うぞ......? というかよく生きていられたな。」

 「......鎧が勝手に形を変えて守ってくれた。この鎧、何?」

 「企業秘密だ。」

 早速発動したのかよ......というかその鎧のnMS、俺とリンクが切れているから知らなかった。

 ......だが少し心配だな......せっかく助けたし......死なれたら寝覚めが悪そうだな......オートマタでも一体付けておくか?


 「なあリース。」

 「......ん?」

 「俺はお前等をパーティーに入れるつもりは今のところない。言っただろ?」

 「......とても遺憾。」

 「で、だな。一人パーティーメンバーを増やす気はあるか? 心当たりがあるんだが、俺と同じくらい役立つと思うぞ?」

 「......?」


 「とりあえず答えてみ?」

 「......男? 女?」

 「どっちが望ましい?」

 「......女。」

 そりゃそうだよな。男なんて野獣だしな。

 「安心しろ。女だ。」

 「......シキとはどういう関係?」

 ん~どういう関係かと聞かれてもこれから創るわけで......適当でいいか。


 「知り合いだ。」

 「......そう。」

 

 「お前らもどうしたい? おそらく収入は俺達ぐらいになると思うぞ?」

 そう桃花と話に興じていたルミとミナに問いかける。


 「「「......是非とも!!」」」

 リースまで返事して......現金だなお前ら......


 「じゃあ今から呼んでくる。今日の夕方小鳥亭の食堂で会おう。それじゃ。」

 「また後で!」

 

 そういってギルドから出た俺達は城壁の外に行き、目立たないところまで走ってから翼を展開。拠点にめがけて飛んで行った。


 (今度はどんなオートマタを作るか......。)

 

 

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