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闘技大会(10) 親子対決

感想下さい(涙目)

どこどこに違和感あるとか世間話とかホント何でもいいので。


 「「久しぶりに本気で模擬戦する(しよっ)か。」」


 二人の声が響く。瞬間、


 ジュウッ


 瞬時に詩輝の体表に展開された魔導式からレーザーが放たれ、桃花の足を蒸発させる。......と同時に少しの時間差で放たれた抜き手が桃花の翼を狙って放たれる!!


 「っ!!」

 パァァンッ

 音速を越えて翼を羽ばたかせることで上昇、回避しきる桃花。その流れに乗って詰め寄ってきた詩輝にお返しとばかりにレーザーを放ち、腹に風穴を開ける!!


 「ぐっ。やるようになったじゃないか桃花。」 腹の筋肉がほぼ削られたことでよろめく詩輝。

 「お父さんがそう訓練させたからよ。」

 「そうか?」


 ......いまだっ!!

 「そうだよ?......っ!!」

 

 問いかけることで桃花の思考に一瞬のラグを生む。人にはあってないようなごく短時間だが俺には十分だ。


 相手は飛んで回避する......ならば上から抑え込んで翼を切ればよい!!


 というわけでトップスピードで桃花に急接近、そして跳躍。ついでに横とかに逃げられないよう触手を大量に展開、延ばして桃花の周りを囲むように突き立ててついでに翼も切断!!



 「はいチェックメイト。」

 「そうね(ニッコリ)」

 「!!??」

 一瞬悪寒を感じた俺はまだ少しは残っていた生存本能に従って飛びのいた。

 

 ジュッ

 ......桃花よ......お父さんのイケメンな顎が崩壊したぞ? レベル10は使わない約束だったよな?


 俺たちの使っているレーザー、実は武装のレーザー砲に使われている魔導式を流用していてその強さは10段階に分けられる。


 レベル1~2:目くらまし。

 レベル3~4:的が熱くなる。

 レベル5~6:対象を焼く。

 レベル7~8:対象が電離し、プラズマ化する。

 レベル9:nMSで構成された物体の強化されている分子結合を一時的に解く。

 つまりさっきまで撃っていたのはレベル9



 そして

 レベル10:レーザーの光エネルギーを運ぶ素粒子の光子と共に魔素を加速、対象を消し去るついでに行使していた魔法を強制的に破壊する。


 ......つまり俺の頭に当たったら俺の一見nMSAIは機能を停止、一回死ぬわけだ。不老不死で死なないけど。今回の被害は俺が鏡とにらめっこして作り直した顎だ。


 そしてそんな致死級のレーザーを放った桃花......女は怖いっていうけど怖すぎだろ!! 俺死ぬよ? 死なないけど。


 「ちょっと桃花......。」

 怖い怖いちょっと待てなんか目を赤く光らせてるぞ? ......ノリがいいのか? って待ってくれ!!??

 「ぬおっ!!」


 ぽてっ

 そんな気の抜けた音とともに落ちる俺の上半身。ちょうど下半身に作った人型と切り離された状況。


 「首を逃した......。」

 あの......桃花さん?


 何やら不穏な言葉を漏らす娘におびえながらも腰から触手を射出して人型とドッキングする詩輝。


 摸擬戦中、桃花は時々こんな風に暴走する。たいてい俺がひっかけ......戦略的に話した時だが。


 ほんとなんて子だ......親の顔が見たいぜ!!)


 「お父さんの娘だよ?」


 ぐはあぁ

 桃花からの一撃!! 詩輝の無限にあるHPが残り1%!!


 

 しまった......うっかり通信をつなげてしまった。


 しかし怪我の功名という感じに桃花の怒りが収まったので一安心。

 

 「というわけでギアチェンジだ。」 俺は筋肉を作り替えた。

 観客の頭がそろそろ理解不能な案件でオーバーヒートしそうだし俺たちのお披露目もそろそろ終わりにするか。

 「大人げないよ? お父さん? その状態、使わないって言ってたよね?」

 (そろそろ終わりにしたい。)

 (ええぇ~)

 (文句なら後で聞いてやるから。)

 (じゃあ串焼き一日10本10日間で。)

 (やけに具体的だな......わかったよ。じゃあ行くぞ。)

 ザンッッ

 

 赤黒い斬撃が通り過ぎ、桃花の手足がはじけ飛ぶ


 そして


 ズプッ


 俺は桃花の首に腕をめり込ませた。

 

 


 

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