闘技大会(3)
投稿おくれてすいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
......さて、いよいよ始まった試合。まずはバトルロワイヤル形式でデスマッチだ。
「それではっ!! 始め!!!!」
オオオオオオオオオオオ!!!!
司会の開始の合図とともに声を上げて戦い始める9ブロックの選手たち。
「よっと」
俺達にももちろん襲い掛かってくるわけで来る奴はまとめてイモータルソードの超重量に任せて吹き飛ばす。剣技などいらない。圧倒的な力の前では小手先の技など無意味なのだ。
「おおっと、一撃で真ん中が吹き飛んだぁっ!! 軽々と大剣を振り回しているぅっ!! 情報によるとギルドマスターが押すDランクパーティ「不死の人形」のシキとトーカ!! 記録上最速のランクアップを遂げ、実力だけならばAランクと同等と言われていましたが......これは期待できそうです!!」
司会が熱く俺達のことを語っている。観客たちもこっちを見ているし、少し照れるな。
「せいっ」
くだらないことを考えていたら火の玉が飛んできたので即座に剣を振り下ろし、衝撃波で相殺。向こうは嘘だと言いたげな顔をしながらも衝撃波は避けたようだ。ってあいつ詠唱していなかったしスキル持ちか。......なんだかんだ言って火の玉、作るのも放つのも原理がわからないから未だにできないんだよなあ。この世界ではラノベで初級と言われるファイヤーボールとかが難しい。実体がないから。逆に重力操作など難しい部類は原理を知れば意外とあっさりできる。
「なぁっ!!??」 ベキョッ
まあ、衝撃波を避けた瞬間に高速で接近した桃花に剣の腹でフルスイングされたわけだが。......死んでいないよな? 嫌な音が聞こえたような......?
「何が起きたのでしょうか!!?? 例のDランク冒険者二名が強力なスキルでで有名なBランク冒険者『炎弾のレオン』を倒した!! 万物を燃やすというあの火球を剣を振っただけで消してしまった!!」
......ちょっと待て、それは少し盛りすぎじゃないか? 俺の見立てでは2000度ぐらいだったぞ? アダマンタイトの融点は1万度だが?
......ちょっとヌルゲーだな。少し期待外れだ。まあ今の俺たちと一対一でやりあうとか人間やめないと無理だがな。
そう思いながらちまちま相手を倒していく。もっともこちらから接近するときに発生する衝撃波でさらに多くの被害者が出るわけだが......自己責任だ。......あれ? 意味あってるよな?
そう周りの人が聞いたなら理不尽に感じるセリフを心の中で呟きながらどんどん消化していく。結構できる人も数人いるみたいでこちらとは距離をとって戦っている。いい判断だ。少なくとも今はな。
「あはははははははは......。」がくっ
こちらに目を付けられたと悟ったらしき気弱そうな冒険者、初っ端からあきらめている。さようなら、せめて痛くないように気絶させてやる。
「やあやあ我こそへぶらっ」
いやいつの時代だよ。
「くっ......ここまでか......だが僕にはこのスキルがあぶっ。」
......中二病患者かな?
......とまあ最後らへんはとても個性的な奴が見受けられたが......慈悲はない。
「これで終わり......?」
正確にはあと一人つぶれる予定の人がいるが。その人はそこそこできる誰かと無謀な戦いの真っ最中なわけで......邪魔するのも悪い気がするので放置している。
第9ブロック、開始時刻から約20分で残り5名。今回の9回あるバトルロワイヤル中で最速のラストだ。
「かあさん......。」
......おっ最後の脱落者が力尽きたようだ。なんか気になるセリフを吐いているが全身ズタボロでよくこれまで戦ってこれたなって感じ。
「第9ブロック、勝者4名を確認!! これにて今日の試合を終わります!! 明日は待ちに待ったトーナメント戦!! 期待のDランク冒険者は何処まで行くのか??!! 楽しみです!!」
......明日はどんな奴と戦えるのやら。強い奴であることを期待しよう。
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