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オートマタ軍団


 「はぁ......。」可能な限り桃花の前では優しいお父さんとして振舞おうとした矢先に醜態をさらしてしまった俺はしばらくして落ち着き、ため息をついた。さっきから桃花がヤバいものを見るような目になっていて凹む......。表情豊かなのはいいことだが......。


 ええい、もうこのことについて考えるのはやめよう。

 「なあ桃花、俺についてきてくれるか?」さすがに心配はぬぐえなかった。

 「もちろんっ。お父さんについて行くのがあたしの役目だもんね。少しおかしいとこもあるけど......。」

 さいですか......。

 ま、まあ一応ついてきてくれるらしいので気を取り直してこの島の戦力になるオートマタ達を作りますか。桃花は俺の娘兼助手ってことにしたからな。戦力ではない......普通の人間の数百倍の力が出るが......。戦力は......陸、海、空、諜報、全てほしいな。何が起こるかわからないし。それにこれは今後に俺tueeeeeをできるかどうかにもつながってくる。俺自身の改造は......そのあとにしよう。


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 閑話休題(制作終了)

 

 作り終わった~と俺は達成感と共に凝った首をゴキゴキしながら大広間のクッションの上でリラックスしている。

 今回作ったオートマタは戦力にするために数が必要なので5種類のオートマタを桃花をベースに1体ずつ作り、今そのコピーを地下に増設した自動工房で大量生産している。自動工房の見た目は工房とほとんど同じで違う点はnMSリキッドに満たされた水槽が縦横50m深さ6mの直方体型で作られ、上にレールを伝って移動する魔導アームがついていることだけだ。生産速度を重視して体ができた瞬間に水槽の上から格納庫のうちのの一つまで伸びたレールを移動する無数の魔導アームで運搬した後、格納庫の品質維持用のnMSリキッドに浸けられ、1シリーズが全て完成するか格納庫が満杯になるごとに一斉にnMSAIの調整を行うようにした。材料は島の周りにある海水なので使い放題だ。


 デザインと名前についてだが、空中特化のオートマタは天使のような見た目にしてそこからエンジェルシリーズ。水中特化のオートマタは人魚をモデルにしてマーメイドシリーズ。陸上特化のオートマタは2種類作った。それぞれ鬼のような見た目のオートマタは純粋な身体能力特化でパーサーカーシリーズ、大柄の男のようなオートマタは遠距離からの支援特化でパンツァーシリーズ。最後に他とは違い全身をnMSで作り上げたために変幻自在でその膨大なnMSによる処理能力を利用した進化と情報収集による諜報能力に特化させてその潜在能力からクリーチャーシリーズと名付けた。


 最後のクリーチャーシリーズだが俺の将来の体のモデルだ。ちなみに、扱う情報量が多すぎるためこのオートマタのみ新しく増築してnMS100%で作られたこのシリーズの特性である破壊と創造からウロボロスと名付けた魔導AIをかませて、ソフィアに報告という形になった。



 更にはこれらと同時進行でそれぞれのオートマタに搭載する武装の開発もやった。



 ......こうして誰も知らないところで世界最強の戦力が誕生したのであった......


次回は説明回です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 説明回多すぎてテンポが悪い 折に触れて設定を解説していく方がスタンダードです。
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