プロローグ
初投稿ですよろしくお願いします。
俺の名前は中崎詩輝、17歳だ。医学部志望の高校生をやっている。趣味はラノベを読むことだ。これは俺のストレスを解消してくれる優しい相棒であり手放す気など毛頭ない。ちなみに好きなジャンルは異世界で主人公が無双する話だ。何より気持ちよく終わる話が好きで、鬱になりそうなバッドエンドは苦手だ。最近は主人公の持つ主に利便性の高いスキルの最強な使い方についての考察をよくしている。例えば物体を変形させるスキル。こういうのには物体の原子にある中性子や陽子、電子の数を調整することで元素を変更できる可能性を持っている。原爆作成も夢じゃない。まあ特訓は必要かもしれないが。...ってあれ!?
キキィーーーー
高校への通学路を自分語りをしながら無心に歩いていた俺に横からトラックが突っ込んできた。あれ、詰んだ?と思い突然の出来事に放心している俺に構わず殺人タックルを仕掛けてくるトラック。
バンッッグシャ「あ゛」ゴキッベチャ
トラックのタックルを食らった俺は鎖骨が砕け、激痛を感じて声を上げた瞬間ついでのように首が折れた。と思ったら首から下の感覚がなくなり痛みもなくなったので、冥土の土産に運転手の顔を最後の力で見上げてみた。
...焦った顔だった。
不思議なことにそれを見たら怒りは収まっていった。悟りでも開いたかもしれん。
あ、童貞卒業は来世への課題だな。それと...
(神様ッどうか異世界に連れてってくれッッ‼ついでに特典もッッ!)
煩悩しかなかった。
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