クラネスの屋敷を作った!
こんばんは!
KURAです!
……またまた遅れてしまいすみません……。
次の更新については活動報告に書いておきましたので興味あるならば目を通しておいてください。
あれから三日ほど……。
なんということでしょう。
あんなもはや焼け野はらだった屋敷がいまはもう立派な屋敷が建っているではありませんかー。
……まぁふざけるのはやめにして。
俺もずっとここに居るわけにはいけないので帰ったりしながらだったけど何とか作れた。
まぁ、あいつらが優秀だったおかげかな。
「よくやったてめぇらぁ! ついに! 完成したぞぉぉぉぉぉぉぉ!」
「おい! 大将! あんたなにやった?」
「そうだそうだー!」
「ガヤはやめんか! ……はぁ、まぁいっか」
「やっちまえー!」
「ちょ、てめぇら!?」
いきなり襲いかかってきたやつら。
……そういうことなら。
「あぁ? 俺も殴らせやがれ!」
屋敷の前で大乱闘。
一対屋敷の職人全員。
絶望的だな!
そして結果は目に見えていたようにぼこぼこにされた。
「あーっいってぇー。それにしてもここまでするかぁ? 普通」
「アンタだからだよ」
「……そっか! はははははっ! 久しぶりだ! ここまではしゃいだのは!」
「大将の自分語りが始まったぞ~。長そうだから退散!」
「そんなんじゃねぇよ!」
わーと逃げていく彼等を追いかける俺。
「……コホン。皆様。コチラをお忘れでは?」
「……全員しゅーごーう」
『……おう』
後ろから聞こえた静かな声で一気に冷静になる。
そしてボソボソと作戦会議をする。
「どうする?」
「怒ってるよね。あれ」
「だな」
「しれーっと話したら?」
「……うん。それでいこう」
「い、いや、忘れてないが。どうした?」
「いえ、クラネス様から感謝のお言葉があるそうです」
「ありがとう、セバス。屋敷を作ってくれてありがとう……といいたいんだけど……はしゃぎすぎ……皆」
「ま、良いんじゃねぇの? こいつらだって作り終わってちょっとテンション上がっただろうし」
「いつから君はコチラ側に来たのかな?」
あ、やっぱり?
しれーっとソチラ側に行きたかったんだけど。
そしてクラネスが何処からかセバスが持ってきたマイクを手に取る。
……ん? あれマイクじゃないな。
マイクっぽいやつを手に取る。
『本当に皆ありがとう! 今日は宴だ! 材料とかは僕が君たちが作ってくれてる間に用意した!』
「おい、一言抜けてるぜ」
『……あぁ、騒いでいいよ!』
『おぉおおおぉおおおおおおぉぉぉぉ!』
夕方の空に職人達の叫び声が響き渡った。
ははっ! 愉快な連中だな。
……ん?
クラウンさんが何処かって?
宴にしれーっといますよ。
何も手をつけずにただ宴を見守ってます。
……本当に馬鹿ぁ!?
な、ナイフが飛んできた……。
で、では皆様。
さようなら!