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クラネスの屋敷を作ろう! まる一

こんばんは~

&お久しぶりです。

申し訳ありませんKURAです。

いやぁアルファの方心折れてペナルティ付きのリセットをしたんでこちらの更新ができました。

ク はっ、雑魚が

口悪いですねぇ……。

ではどうぞぉ

「野郎共~! 作るぞぉぉぉぉぉぉぉ!」

『おおおおおおおおおおおおおおおお!』

「ははっ! すっげぇ熱量。……ん? どうしたクラネス?」

「恥ずかしいんだけど……」

「……まぁそりゃあ家があった場所で叫ばれたらなぁ。ま、お前は……セバス!」

「ここに」

「コイツを買い物にでも連れていってやれば? 金は俺持ってねぇけど」

「いえ、そこまでは配慮して頂かなくて良いです。さて、クラネス様、行きましょうか」

「……わかったよ。あんまり無茶しないでね?」

「おう。……野郎共! クラネスが帰ってくるまでに終わらせるぞ!」

「そういう無茶をやめろって! 言ってるの!」

「いてててててて」


ひーっ、つねられた。

さぁて、クラネスも居なくなったことだし。

作業を開始するとするか。


「木材持ってきてくれー」


木材を切り出さなきゃなぁ。

あ、設計図はセバスが持ってきてくれたぞ。


「ふむ……寸法通りに切らなきゃなぁ」

「できるのか?」

「やれるさ。やったことある。それで相談なんだが木材を切れるくらい大きくなってくれないか?」

「……俺で切るのか!? ……まぁいいが」

「さんきゅ」


持ってこられた木を寸法通りに切っていく。


……そして全て完璧に切り終わった。


「……ふぅ。さぁて、次は……っと」

「棟梁! 釘が必要数に足りません!」

「はぁ!? 棟梁……棟梁か。まぁいいや。釘が足らねぇ!?」

「はい。屋敷が焼けたので使える釘を集めても半分くらいしか……」

「……どうするか……。さすがに釘は作れねぇ。作れる奴は?」

「明日まで丸二日使ったらいけるそうです!」

「ならそれでいい!」

「わかりやした!」


釘は半分が明後日まで使えないか。

……まぁ遠くにいるであろう兄貴(ストーカー)に頼めば一発だろうけど。

それは何かしゃくだしな。



そして土台を作り終わった頃クラネスが帰って来た。


「わっ! こんなとこまで進んでるの!?」

「当たり前だろ? 皆やってんだ。あ、あと今日の寝泊まりは……終わったか?」

「終わりやした~!」

「だってさ」


土台を作り始める前にクラネス達が住めるように簡易的な小屋を作って置くことを集まった人数の半分に命じた。

半分持ってかれてこちらのスピードは落ちただろうけど、あっちは終わったみたいだな。

さすがにクラネスを宿に泊めるわけにはいかないだろ?

お金もかかりし。

ならいっそ作ろうと。

ま、ホントに簡易だけどな。


「宿で良いのに……」

「なんだぁ? 努力を無駄にするのか? ……住んでやれよ。ま、簡易だから短期間だけどな。それだったらあいつらも浮かばれるさ」

『勝手に殺すな!』

「あ、死んでないか」

「締まらないよ……。はぁ住むよ。住まなかったら申し訳ないからね」

「でもさすがにずっとは住むなよ?」

「わかってるよ」


でも勝手に殺しちゃ駄目だよ? 何て話して笑っていると鐘の音が鳴り響く。


「逃げろ~! ワイバーンが、ワイバーンがこっちに向かって来てる!」


ワイバーン……飛竜もどきか。

なかなか厄介な……。


「ワイバーン……今の僕の装備じゃ無理……だね」

「お前屋敷ごと焼かれたもんなー」

「持ち運ぶ隙なんてなかったからね」

「はぁ……仕方ねぇ。俺が行ってくる」

「怪我しないでね……あ、無茶しちゃ駄目だよ!」

「わーってるさ」

「……わかんねぇなぁ。コイツのことだし」

「マナよ、俺がいつ無茶した?」

「いつも」

「マジかよ」


そんな軽口叩きながら飛行していると、四体ほどの飛竜っぽい奴が飛んでいるのがわかった。

ワイバーンの癖に立派だな。


「……コイツ普通の飛竜だな」

「はぁ!? ……まぁ遠くからだしなぁ」


すると横からバサッと聞こえた。

なのでそちらを見てみると明らかにグレードダウンされた飛竜がいた。


「あ、アレワイバーンだぞ」

「まさかの二つの群れかよ! まずは、あちらのワイバーンの気をこちらに……!」


先頭を走るワイバーンの頭を撃ち抜く。

すると十体ほどのワイバーンの群れ全員がこちらに激昂しながら向かってきた。


「そんな怒る?」

「言っておくがワイバーンは一人のメスにオスがむらなるハーレム形式の群れだぞ」

「あぁ、メスを殺されたから……」

「そして飛竜はプライドが高いから周りをうろちょろしてるとぶちギレるぞ」

「それ先に言って欲しかったなぁ」


前をゆーっくりと見てみると血走った目でこちらを見つめていた。


「は、ハロー」

「ぐぎやゃあぁゃあ!」

「ですよねー! マナ! 剣になってくれ!」

「いいが……何で剣に?」

「ドラゴン退治には、剣だろ?」

「くははっ! そうかもな!」


そしてあちらのホームグラウンドである空中戦という圧倒的不利な状況でドラゴン退治は開始された……!



ク どうして……もっと頼ってくれてもいいのに……あんな五分で作れるし……。

だからでしょうね。

懸命の判断です。

では皆様。

おやすみなさーい。

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