災厄のその後で
こんばんは!
そういえばいつぐらいからおはようになるんでしょう!?
KURAです!
あー、死んだな。
俺は少しソファーでくつろいでいた。
……なんで、すぐに行かないのかって?
いやー……そのー……。
死ぬときの感覚が軽くトラウマになった……。
いやさ!? 2秒くらいしか意識無かったんだろうけど俺からしたら滅茶苦茶長く感じたからな!?
視界も恐怖! 感覚も恐怖!
カッコつけたのにトラウマになったよ! ダサいよ!
はぁ……まぁ落ち着いたからそろそろ行こうかな。
その時スマホに着信が入った。
「あれ? 兄貴だ。まだイベント中の筈なんだけどな」
『大丈夫!? 兜麒死んだよね!?』
「なぁ~んでしってんだ? 兄貴が」
『あ……。聞いたんだよ! で! 大丈夫なの!?』
「何でだ? 別に初めて死んだわけじゃないぞ? この前PKされたし」
『いや、人から殺されるのもそうだけどモンスターから殺されるのも結構トラウマになるらしいからね』
「へー、そうか。いや、俺はなってないよ。休憩したから今から行くとこ」
『そう。なら僕から言うことはないけど……ね。無理するのはよくないよ。兜~麒』
……ばれたか。
兄貴は鋭いなぁ……………………俺限定で。
ま、そこまで最近話してないから俺以外にも鋭いのかもな。
「はいはい。じゃ、きるよ」
『うん。じゃあね』
やりづらいなぁ……。
普段もやりづらいけどね。
「はぁ、さて、やるか」
機械を頭にかぶり、入る。
さて、反省会でもしようかな。
「……よう、マナ」
「あ、帰ってきたか。あの戦い見てて思ったがお前やっぱ近接もやったほつが良いんじゃないか?」
「あぁ、そうだよなぁ。はぁ、組み手でも久しぶりにやろうかな。中学生の頃にやったっきりだからなぁ」
「組み手なんてしなくてもモンスターと素手で戦えば良いんじゃないか? 一応腕に着けるの持ってたろ?」
「なぁ、マナって結構鬼畜?」
「俺は親父からそうやって教育されたが?」
「まじかよ」
はぁ、じゃあ森辺りで適当に拳で挑んでみるか。
もちろん昼に。
「ねぇ、決闘しようよ!」
「そ、その声は……」
「こんにちは! ロベリアだよ!」
「決闘王!」
一番会いたくない奴だよ……。
まぁ了承しなければ良い……のか?
まぁ二番目はあいつだよ。あいつ。
「ちょっと! 僕の弟に決闘申し込むな!」
「げっ! 二番目に会いたくない奴!」
何で思った瞬間に来んだよこいつ……。
逃げたい……切実に逃げたい!
「おいおい、お前らヘルが困ってるじゃねぇか」
「ギラン! お前だけが良心だ!」
「お、おぅ?」
よし! 逃げよう!
そろーり、そろーり、と少しずつ離れていくがやっぱりばれてしまった……。
「ヘル! 決闘しようよ!」
「お兄ちゃんと一緒に狩りにいこうか!」
「お前らやめろよ……」
「何で俺がこんな苦労すんだよ! お前らさっさとどっかいけやぁぁぁぁぁぁぁ!」
はぁ……はぁ……俺一応敵の幹部みたいな奴殺したから結構貢献したはずなんだけどなぁ!
ある国の地下で動く影が3つ。
「あー、腰いってぇ!」
「じじぃか」
「あー、王さんもなかなか鬼畜なこと言ってくれるね。あの化物がいたこと絶対王さん知ってたよね」
「王様? つか俺の集めた素材全部無くなってやがる!」
「どんぐらい集めたんだ?」
「……羽根一個」
「しょうもな! 別にいいじゃないか。また機会があるよ」
「そう、また……ね」
「なんだよ。意味深なこといいやがって」
「ま、いいか。 あの子には興味がある。次は素材をとりたいものだ」
「じゃ、帰ろうか。僕らの国へ」
「あぁ」
「おう」
では!また一時間後に。
寝る人はおやすみなさい。




