子供は厳禁、禁忌の戦闘
こんばんは!
KURAです!
一時間置きに更新してますが夜中だから朝に見てくださってる人は結構貯まってるかもです!
ちなみに3話目?かな?
「はぁ……。戦う……か」
さて、そうと決めたらさっさと人払いするか。
回りのガキどもに声をかける。
「お前らさっさと帰れ。またはこっから離れろ。ムービー見たろ、お前らじゃ敵わねぇよ」
「はぁ? 何いってんだ? このおっさん? 俺らはさいきょーなんだよ! てめぇみたいなおっさんが勝てる相手なんざらくしょーだよ!」
「そうだそうだ!」
「何このおっさん! ダサっ!」
「ってとこだからお前が離れろよ」
「あー、めんど……。じゃあ離れなくていいよ。俺は離れた所でみてっから」
はぁ、こいつら身長いじってるけど中身はガキだな。
いや……身体だけ成長したガキなのか……?
はぁ……こんなのが親になるから日本は駄目になるんだろうなぁ……。
……いや、反面教師とかになるのか?
ま、その周りにあたる俺らがしっかりしてなかったからもあるんだろうが……。
この異常が通常になったら終わりだろうな……。
その時ビィーッ! ビィーッ! っと聞こえてきた。
やっと開戦か……。
やっぱあのガキども説教したほうが良かったか?
いや……俺みたいなおっさんが言ってもいらつかられるだけか……。
……というかそんな事考えていたらあのガキども死んでいった……。
「はぁ……止めなかった俺も悪いのか? ……まぁいいか。さて、俺も戦うか。《戦場で流れ出た血よ、今舞い戻りその無念、恨みをはらせ!今こそ我が手の内に! 『惨劇』》! ……毎回この詠唱恥ずかしいな……」
俺が戦闘をしたがらないのってそれもあるんだが……。
この深紅の剣を出すにはいるんだよなぁ……。
いつか詠唱破棄とか習得してやる……!
「さて、その内臓ぶちまけてやるよ。あるのか知らねぇがなぁ?」
内臓を、脳を、血液を、全て周りにぶちまける。
勿論全て相手のを。
はぁ、この職業の一番嫌なところ……全て残る……。
グロいのにも慣れてきたがだから人の前で戦えないんだよなぁ……。
……あ?
「どういうこったい? こりゃ? 化物どもが離れていってやがる……。こいつらに理性は感じなかったんだが……」
「なんだこりゃ! 血の海じゃねぇか! おっ、骨あんじゃん♪」
「……誰だてめぇ」
困惑するなか現れた男。
細い……俺の見たムービーには大男しか映っていなかった。
こいつは一体誰だ?
「ははっ! そんなに警戒するなよ! 俺はあんたにはナンモしねぇよ。ちょっと分が悪そうだ。だからこいつらの骨を回収しに来ただけ」
「……やらせねぇ。理由は知らんがとりあえずやらせねぇ」
「ははは!そんなこと……いうなよ!」
男は死体に手を突っ込んで白いナイフを投げつけてきた。
おいおい? 仕込みナイフか?
どっから取り出した……。
全くわからねぇ。
「ははっ! 俺がどこからナイフを取り出したか見当もつかねぇみたいだな?」
「……あぁ、そうだよ。まったくわかんねぇ」
「教えて上げるよ♪ 俺は骨を武器にすることができるんだ。そんなふうに……ね!」
二メートルくらいの骨を抜き取るとそれが刀になった。
まじかよ……、分が悪いのはこっちだろ……!
「ちぃ! うっ……らぁ!」
「ははっ! 化物かよ! じゃ次は……やばっ!」
「捕まえた。これで骨は使えねぇだろ」
手を拘束して羽交い締めにした。
これで手に取れないだろ。
「はははっ! 甘いね!」
「がっ……!」
腹に衝撃が走り動けない……。
なにをしやがった……。
「ははっ! 自分の骨だって武器に出きるんだよ♪ だから指の骨を打ち出してあげたのさ」
「ちぃっ!」
「ま、あんたも本気出しなよ」
「は……?」
「だってあんた本気だしてねぇだろ?」
「……ばれたか」
じゃ、本気出すとするか……。
あんまり出したくはないが。
《蹂躙されよ。我が名は殺戮者。全てを殺すもの》『殺戮者』
「怨念達よ、今こそ力となれ。ってことで死ねよ」
「はっ! 舐めんな! ……ってカルシウム足らねぇ!? まぁいいや! うっ……はぁ! 『瞬時形成』! 足が動かねぇが! 受けてやるよ! 『支える剣』!」
男はうなじから取り出した背骨であろう剣で受け止めた……。
ってこれ受け止めるってまじかよ!?
これで負けたら洒落になんねぇぞ!?
「負けてたまるかぁぁぁ!」
「はははははははははっ! ピキピキいってるよ! やっぱカルシウムもっと取っとけばよかった! まぁ今回は負け……かな♪」
「はぁ……はぁ……さっさと死んどけよ」
「バイバイ♪」
そして男は消え去った。
俺の職業効果で消えない筈なのに。
はぁ……何かありそうだな……。
つか、最初の街でも1ヶ月じゃあ死にかけるか……。
俺の職業は殺せば殺すほど強くなる。
だけど本気出したらリセット……1ヶ月前にもリセットしたのにぃぃぃぃぃぃぃ……。
あぁ、また貯めなきゃいけないのか……。命を……。
はぁ……それにしても疲れたなぁ……。
では、また一時間後
でも寝る人はゆーっくりおやすみなさい




