座敷わらしだって乙女のようです。
自身の通う高校で怪奇現象真相研究部に所属している高校二年生の憶乃録は、夏休み前の部活動活動報告をまとめるために座敷わらしという存在について調べていた。そして夏休みに入ろうとしていたある日のことである。自分の家に着くと、縁側を見知らぬ少女が歩いていたのを見つける。声を掛けようとした録だったが、角を曲がった先にはすでに足音さえも消え去っていた。
しかし録が部屋に戻ると机の上に一枚のメモを見つける。
〝夜8時に東雲神社に来てください。〟録がメモの通り近所の神社に行くと、境内の階段の前に一人の少女が立っていた。
するとその少女は視線を上げ、わずかに微笑むようにこう言ったのだった。
―責任とってくれますよね― と。
しかし録が部屋に戻ると机の上に一枚のメモを見つける。
〝夜8時に東雲神社に来てください。〟録がメモの通り近所の神社に行くと、境内の階段の前に一人の少女が立っていた。
するとその少女は視線を上げ、わずかに微笑むようにこう言ったのだった。
―責任とってくれますよね― と。
第一章「恋を願ひて叫びし乙女」
第一幸 「きっかけ」
2017/03/15 23:50
(改)
第二幸 「結婚宣言」
2017/03/16 19:47
第三幸 「はじめまして非日常」
2017/03/17 23:17
(改)
第四幸 「優しさの花」
2017/03/21 12:15
(改)
第五幸 「玉砕の決意」
2017/03/23 17:51
第六幸 「約束の声音」
2017/03/27 12:35
第七幸 「勇者の巣立」
2017/03/29 20:42
(改)
第八幸 「誓いを胸に」
2017/03/30 23:49
(改)
第九幸 「優しさを求めて」
2017/04/04 10:02
(改)
第十幸 「始まりの風、響け鈴の音」
2017/04/20 00:16
第十一幸 「守りたいもののために」
2017/04/22 21:50
第十二幸 「自由はいつも君の胸に」
2017/04/23 18:30
第十三幸 「散るは桜の如く」
2017/05/16 21:58
第二章「僕がつくる道、君が歩む道」
第十四幸 「君は隣で燕子花」
2017/06/26 23:08
第十五幸 「幻影往くは青き都」
2018/08/12 17:36
(改)
第十六幸 「蝶、童を導かん」
2018/09/17 14:30
(改)