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作者: 周弥

なんか、いつもビクビクしてる。そんなに悪いことしてないのに。ヒトの目を気にして生きるなんてクダらないことさとキヨシロウも歌ってたっけ。そういう話。

見知らぬ野辺を歩いてたら一輪の花を見つけた。ヒマワリの様な丈の高い花。それには驚いたことに一つの目があった。人間の目にそっくりだ。汗がたくさん出て私のシャツを濡らした。思わず目をそらした。足が動かない。ぬるい風が吹いてた。汗が止まらずグッショリになった。勇気を出して、もう一度見てみる。それは軽蔑でもなく怒りの眼差しでもない。ただ淡々と私を見ている。遠くで子供達の歌う声が聞こえる。コルホーズ、ソフホーズ。なんだか、そんな風に聞こえる。やれやれ頭がおかしくなったか。思わず笑ってしまった。考えてみれば私の人生にはいつもこの眼差しがつきまとってきたようだ。子供の時、両親の寝室を覗き見した時の目。夫婦の営みの最中にドキドキしながら。その後に起きたこと。目、目。恥ずかしい。私は歩きだしたいのだが根がはえたように突っ立ったまま。喉が渇いた。自動販売機ないかな。そうだ、財布もケータイも持ってきてない。見るものは見られる。改めて、それを見つめなおすと花は目をそらした。背後になにか巨大なものの視線。

次回は、もう少し長い話を書ければと思います。読んでほんの少しでも面白いな、分かるなと思ってもらえたらありがたいです。

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