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地域力創造に関する有識者会議

群馬県に伝わる雨乞いの踊りを踊ると、誰が踊っても100%雨が降ります。

何故でしょう?答えは後書きでね!


ヒント:あなたが今から実際にやってもマジで降ります

「あ、マインスイーパの記録がすごい事になってる。また先輩ですか。」


「ん?オレの世界ザ・ワールドがまた時止めちゃったかな」


「結構、真面目に記録塗りかえてるんで裏技使うの止めて貰えますか、

 あと部活辞めてもらえますか」


「分かった、もうやめるやめる。

 ん?やめない、やめない部活は。

 ただ、後輩よ、青春真っ盛りの高校生が放課後にチクチク

 爆弾探してて虚しいと思わないの。

 パソコンを捨てよ、町へ出よう。」


「別にマインスイーパに全力注いでる訳ではないですから、

 用事がある時はそもそも部室ここに来ないですし。

 あと今日日きょうびOSがXPとかマジで

 このパソコンは捨てたほうが良いとは思います。」


「うーんYoutube見るくらいならまだ全然動くしなぁ」


「まぁ、正直、電源入れて、お茶いれて来て、

 丁度立ち上がりますから、

 タイミング的にはバッチリなんですが」


「あ、お茶いれたの、俺にも頂戴」


「勝手にどうぞ」


「君、後輩、俺、先輩」


「何で急にオレ、オマエ、トモダチ みたいなキャラになったんですか」


「君には先輩を敬うという気が無いのか」


「妖怪ウォッチみたいな顔して何言ってるんです。

 先輩を敬うくらいなら

 ミイデラゴミムシに教えを請うた方がまだマシです」


「日に日に口が悪くなるなぁ、君は」


「でも雑音を無視して物事に集中出来るようにはなりましたから、

 そこは感謝してます」


「雑音って何かな、オイラこどもだから何のことだかよく分からないや」


「お茶っ葉使って良いですから、勝手にいれて下さいね」


「あれ、何かすごい増えてるね、君が買ってきたの」


「はい、緑茶、紅茶、烏龍茶から各種ハーブティーを取り揃えました、

 勿論、私の為に」


「さすが、元静岡県民だけの事はあるな」


「関係ないですねソレ」


「静岡県出身でお茶飲まないやつなんて、

 サッカーが出来ないブラジル人みたいなもんだものね」


「喧嘩売ってます?」


「やめておけ、俺は柔道やってるぞ」


「それ体育の授業でやらされてるだけじゃないですか」


「静岡と比べたら、群馬ってどう、都会?」


「別にそんな事無いです」


「え、嘘でしょ、何か昔、世界まる見えで、山水画みたいなところに住んでて、

 学校まですっごいボロい吊り橋みたいの渡って登校してた子のドキュメンタリー

 見たけど」


「それ多分中国のどこか、山奥とかじゃないですか、

 お茶の産地って部分しか合ってないと思います」


「マジかよ、通りでテレビ見ても、『箱のなかに人が居る!』

 とか言わないと思った」


「現代にタイムスリップしてきた江戸時代の人じゃないんですから」


「この際だからはっきり言いますけどね、群馬の方が静岡より田舎だと思います」


「なんだって?」


「前橋駅なんて初めて降りた時、間違えて降りたかと思いましたからね、

 県庁所在地の癖に何も無いから」


「ちゃんと駅員居るわ!」


「いや普通居ますよね・・・」


「けやきウォーク出来ただろうが、駅から行くの面倒くさいけど」


「知らない人みんなそっち行かないですよ、あのシャッター街の方行きますよ」


「あぁ、ブラビ通りの方?」


「なんですか?ブラピ?」


「ブラビ、ブラックビスケッツ知らないの?」


「知らないです、海外のアーティストですか」


「違うよ、ウッチャンナンチャンのウリナリって番組で、

 ウッチャンとか千秋とかがポケットビスケッツって

 音楽ユニット作って歌出してたんだよ」


「へぇ」


「それに対抗してナンチャンとかビビアン・スーが組んだユニットが

 ブラック・ビスケッツ」


「何かそれが関係あるんですか?」


「うん、あんまり覚えて無いけど、あそこの通りブラック・ビスケッツが

 テレビで来たんだよね、その時、何か変な木の彫り物みたいの置いていって、

 それが一時期展示されてた。」


「へぇ」


「それで通りの名前もブラビ通りに変わったんだ」


「今じゃガラガラなのにそんな歴史があったんですね」


「まぁ、昔もガラガラだけどな」


「ブラック・ビスケッツはどうなったんですか」


「え、結構人気あったけど、さすがに飽きられて解散したのかなぁ、

 あんまり覚えてない」


「前から思ってましたが先輩って何歳なんですか」


「ビビアン・スー可愛かったなぁ、ヌード写真集とか出てね、

 もう何回お世話になった事か・・・ん、何書いてるの」


「先輩にいつ、どの様な内容でセクハラされたか書き留めているんです、

 後で役に立つ時が来ると思ったので」


「承太郎かよ・・・やめてよ、もう言わないから」


「当時はそれで経済効果とかあったんでしょうか」


「んーどうだろうな、地元の奴は珍しがって見に来てたけど、

 遠くからわざわざ来る人が居たとは思えないなぁ」


「あ、そういえば、まどマギの舞台が実は群馬県って話、

 結局どうなったんでしょう」


「あぁー そんな話もあったね、県庁っぽいのが映ってたとかで、

 県庁だけは結構立派だからなぁ、ただ単に参考にしただけじゃないの」


「あんな黒と白のタイル張りの駅とか無いですからね」


「あったら異彩を放ち過ぎて気持ち悪いだろうね、

 田んぼとパチンコ屋の横にそんなのあったら」


「本当に舞台だったら、大洗町みたいになってたでしょうか」


「大洗って、あぁ、ガルパンか。あれも毎年すごいみたいだね」


「私が思うに、普通に観光して楽しい場所なんじゃないでしょうか、大洗って」


「確かに、ただアニメと同じ場所があるからって毎年そんなに客が来るとは

 思えないしね、名物のアンコウとか美味しそうだし。

 アンキモとワインに旅をさせちゃいけないって山岡さんも言ってるし」


「美味しんぼネタでしょうけど何かごっちゃになってますよそれ、

 やはり地方活性化のキーワードは聖地巡礼でしょうか。」


「手っ取り早いのは確かだね、何か改装とか新築とかしなくても、

 今のままの状態に価値を見出してくれるわけだし。

 ただあまり、地方自治体が積極的にアニメに関わるとろくな事が起きない事は

 『輪廻のラグランジェ』で証明された」


「何がいけなかったんでしょうか、私3話で切ったので」


「ストーリーと全く噛み合って無かったんじゃない、名物をしつこく出すのは

 別に良いと思うけど、世界レベルの危機の話なのに舞台が鴨川だけって、

 世界は鴨川しかねぇのかよってなるじゃん。けいおんみたいな話なら

 良かったかもね」


「『メガネブ!』っていうのもありましたけど」


「見てないから分からない」


「そうですか」


「ガルパンの水島監督は確か、普通に大洗に観光に行って、

 良いところだったから舞台にしたんじゃなかったかな」


「そうなんですか」


「だから普通に観光業頑張ってさ、目をつけてもらうの待ったほうが

 良いんじゃない」


「果報は寝て待てと」


「まぁ、どうしてもアニメで一発当てたいって言うんだったらな、

 とっておきのキャラクターが群馬県にはいる」


「誰ですか?ねぎ姉さん?」


「下仁田ネギ名産だし、マジでそれもありな気がするけど違う」


「分かりません、教えて下さい」


上泉信綱かみいずみのぶつな


「剣聖じゃないですか・・・

 そういえば上州出身でした?」


「その通り。歴史物のゲームに登場しては大体チート級の能力でユーザーを恐れさせる、

 あの剣聖をネタにアニメを作ったら面白そう。」


「どんなのですか」


「現代の群馬県前橋市に、幼女に生まれ変わった上泉信綱が降り立って、

 天下無双を目指して邁進する痛快娯楽アニメ」


「何か呂布子ちゃんみたいですね、

 上泉信綱をグーグルで画像検索すると既に女の子キャラに汚染され始めてます」


「ケーキ作ろうと思って生地を撹拌かくはんしようとしたら、

 誤って刃物で人間を撹拌しちゃってうっかり☆」


「大惨事ですね」


「笑いあり、お色気ありでオタクを魅了しつつ、さり気なく前橋市をアピールしたら

 オタクなんて阿呆ばっかりだから皆、来るに違いない」


「それ自分も含まれてるのわかってます?」


「手前味噌な話をしてしまったな」


「使い方間違ってますよ」


「でも今、最も財布の紐が緩い人種はオタクかも知れない」


「あ、先輩、そういえばお茶代貰ってなかったです。」


「マジで・・・有料だったの」


「500円」


「一杯500円!?たっかい!」


「先輩が今、飲んでる緑茶は『やぶきた』という非常に品質の優れたお茶です。

 1955年に静岡県の奨励品種に指定されました。血圧上昇抑制、抗酸化作用、

 抗癌、抗菌、抗う触等の効果があります。」


「そんな良い奴だったのか、味は普通の緑茶だったのに」


「早く払って下さい」


「分かったよ、はい・・・」


「オタクっていうか先輩の財布の紐が緩いだけじゃないですか?」


「?」


お わ り

答え:雨が降るまで踊り続けるから

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