第65話 おう、みんなどこにいってたんだ
異世界転送後31日目、一晩ぐっすりと眠れたためか体がすごく軽い。辺りにリズがいないので服を脱ぎ着替える。朝食はどうするのかを知るためにリズを探す。
「リズどこにいるんだ、朝だぞ」
声をかけるが返事はない。昨日食事をしたところに行く。昨日のスープが残っている。
「このスープ食べるぞ」
声をかけても出てこない。温め直すことはできないので冷えたまま食べる。うまい。
「しかし何処行ったんだろうなみんなは」
ドアが開く。
「リズ」
「リズじゃなくて私よ」
イリアだった。
「なんだイリアか」
「なんだとはひどくない」
「ごめんごめん、朝からリズ見かけてないからさ」
「そうなの、ひとまずメリベル呼んでくるわ」
「ああわかった」
イリアが外に出る。一応2階も見に行く。いない。下に降りる。
「タナカこのスープ食べていいの」
「ああ昨日リズが作ったやつだからいいはず」
「………美味しそう」
「じゃあ温め直しますか」
火をつけて温め直す。
「なあメリベル達は何処をさまよってたんだ」
「………森のなかをうろうろしてたら、煙が見えてやっと着いた」
「なるほど」
「………見えなかったらたどり着けなかったかも」
「できたわよ」
温め直したスープの入った鍋事こちらに持ってくる。
「じゃあ食べましょうよ」
「………いただきます」
「いただきます」
昨日食べたのだが味は変わらず美味しくいただけた。
「それでタナカ達は何してたの」
「えっと昨日ここについて、リズが父親からの手紙を見て泣いて、魔王を倒すの手伝うって約束して」
「ならちゃんと追いかけてやりなさいよ」
リズが怒る。
「そこまで話されて追いかけないなんてひどいわよ」
「仕方ないだろ昨日はそんな様子見えなかったんだから」
「いいから探しに行きなさい、私たちも手伝うから」
「わかった探しに行く」
手分けして探す。村のなかにはいないために森のなかも探す。見つからない。
「リズどこにいるんだリズーーー」
「ここですこ…………………」
声がする。声の方に向かうとそこには多くの見知らぬ人がいてその真ん中ら辺にリズが。
「お前ら彼女を離せ」
「ああ知らねえなそんなこと」
会話することすら面倒くさい。背負ってきたS2を構え、フルにして適当に座らされているリズに当たらないように少し上に向けて撃つ。
「おいお前こっちに仲間いるんだそ、そんなに無茶く」
黙らせる。弾が切れてリロード。
「彼女を離せ」
「わかったわかった、だから俺達を」
「ああ何処でも勝手に行け」
リズを囲んでいたやつらは何処かに走っていった。
「おいリズ大丈夫か」
「ええ、すいませんでした」
「話は後で聞くよ」
リズの家に戻る。途中でイリアとメリベルと合流。家の前に着く。中から人の気配。
「メリベル」
「………わかった」
メリベルが盾を構え突入。
「おう、みんなどこにいってたんだ」
「「「「アルフ」」」」




