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第5話 ギルドの説明をしますね

「…………今度はすぐに終わらないかな」

 そうつぶやいた時誰かが近づいてくる。

「あっあのどうしてギルド職員以外の方がこちらに」

 そこに居たのは、たらい回しが開始された受付のイケメンに水晶を運んでいたミーヤさんが。

「いやぁ鑑定室の職員がこちらに行くように言われまして。あっこれがその時渡された紙です」

「はいじゃあ確認しますね」

 そう言うとその紙を見るために俯くミーヤさん。

「確認終わりましたってあの時の新人さんでしたか………ってどこ見ようとしてるんですか」

「どこも見てませんよ。見たとしてもミーヤさんの顔くらいです」

「それならいいんですが。ってあれタナカさんに名乗りましたっけ」

「……ああ名乗ってはいませんが受付の時に耳に入ったものでして」

「ああそうでしたか、一応名乗らせてもらいますとギルド受付担当のミーヤですもしかしたらこれからサポートしていくかもしれません、よろしくお願いします」

「えっとじゃあ自分も名乗りますね、ギルド内をたらい回しにされている冒険者未満の一般人のタナカですこれからお世話になると思うのでよろしくお願いします」

「申し訳ございませんどうしても縦割りな仕事でして」

「いえいえ少しでも笑いが取れないかなぁと、それはそうと時間とか大丈夫何ですか」

「ええまぁ今日の勤務時間も終了しましたし、そうだタナカさんは新人ですしなにか聞いときたいことはないですか」

「…………えっとじゃあギルドとか冒険者について教えてもらえれば」

「ギルドはともかく冒険者もですか?」

「…………できれば冒険者の立場とか心構えとか」

「ああそういう事でしたかじゃあギルドの説明からしますね。ギルドとはこの王国認定の組織ですね。始まりは魔物を狩っていた個人が自分たちの仕事の効率かしようと動きそれに王国が協力したことで出来たそうです」

「国が協力ですか」

「ええ資金とか施設とかですね。それでギルドの仕事としては魔物狩りなどの依頼、依頼者と冒険者の仲介、国の防衛、魔物の毛皮や牙などの売買」

「えっと魔物狩りの依頼と依頼者と冒険者の仲介とは」

「はい前者は国や町、村、個人から依頼を受けて冒険者に紹介する形で討伐や収集、護衛の募集などですね。後者は冒険者を雇う際や村などが滅ぼされそうなどの緊急事態の際それを解決できる冒険者の紹介とかですかね」

「つまり通常の依頼が前者で緊急の依頼や長期の依頼が後者なのですか」

「はいそうなりますね。それではギルドの部署の説明ですが、まずわたし達受付ですね。受付は依頼の受注や新人の登録が中心ですね。次にフィーネさん達がいる鑑定ですね」

「フィーネさん?」

「彼女名乗りませんでしたか、あの間延びした話し方の」

「名乗ってないですね、まぁ自分も聞かなかったので」

「そうですか。ああ話を戻しますね、鑑定は字の通り物の鑑定をしますね。依頼の品が偽物や間違いではないかどうかの確認をした後報酬の支払いを行います。その為に報酬の支払いも鑑定が担当してます。また有料ですがダンジョンや遺跡などで発見された物の鑑定などもしていますね。後は警備とか事務とかなのでタナカさんにはほとんど関係ないですね」

「ダンジョンや遺跡とは?」

「ダンジョンや遺跡はですね。どちらも魔物が多くいる所なのですが、学者の方が調査に行く方が遺跡位しか違いはないですね。けどあるとすれば遺跡の方が高価なものが多いみたいで、冒険者の皆様の間では『一攫千金狙うために遺跡行きますか』と言うような認識みたいですね」

「ダンジョンや遺跡の入るための規則とかは?」

「調査中の遺跡以外特にありませんよ。いくらギルドでも数十、数百もあるダンジョンや遺跡の監視や管理なんてできませんから」

「なるほど」

「けど一部のダンジョンや遺跡は新人用ダンジョンとして管理しているのでタナカさんには初めにそのダンジョンに潜ってらいますね。じゃあ次に冒険者の説明をしますね」

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