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第26話 スラム街は俺たちで守る

 異世界転送7日目を迎えた。7日目は、アルフに叩き起される所から始まる。

「おいタナカ起きろ」

「……………なんだ朝から騒がしい」

「緊急事態だ早く来い」

 目が覚めると周りは騒がしくなっていた。

「昨日の話し合いをしてた場所に行っとけ俺はリズとイリヤさんを呼んでくる」

 そう言うとアルフは部屋から出ていった。荷物があるか確認して、忘れてるものがないか確認して話し合いをした場所に向かう。


 話し合いをしていた場所には多くの人が集まっていた。中に入ろうとするが、ドアの所にいる男に止められる。

「だめだ、知らない人は入れなれない」

「いや、アルフに言われてきたんだが」

「アルフさんのお仲間か、ならばよし入れ」

 中では多くの人達がいるのはわかっていたが、全員が何かを囲み話し合っていた。その輪の中に入りづらく隅の方で小さくなっていると。

「おいみんなどうした」

 アルフたちが来たが、リズはいなかった。それに気付いた何かを囲んでいる人達が一斉にアルフの方を向く。

「アルフさん」「アルフの兄ちゃん」「ラッド・キラーさん」

「いやいやアルフ殿すまんのある手紙が届いての、見てもらえないか」

「ああわかった、そう言えばタナカはまだ来ていないのか」

「タナカという人物はわからないがまだ来てな」

「いや来てるよ」

「うわっ」

 全員が驚いていた。

「それなら声をかけてくれれば」

「かけようとしたけど何か囲んで話し込んでるし話しかけにくかったんだよ」

「そうでしたか、それは置いといてこの手紙を読んでください」

 渡されたのは1枚の手紙だった。

「内容はっと『本日正午よりスラム街中央にある川より大軍で襲撃をかける、お前達には用がないのでスラム街の明け渡しを要求する』か、このスラム街中央の川っていうのは」

「スラム街を流れている川なのですが数少ない人知れず街に入れる場所なのです」

「じゃあこの街を兵士にこの事を知らせるのは」

「それはできませんまず私たちの多くが不法に入ってきたものであるということとあまり信用されていないことがあります、アルフ殿何か考えはありませんかね」

「考えね考え……………タナカどう思う」

「いやどう思うも何も」

「ちょっと待って私が魔術使って蹴散らすっていうのはどうかしら」

「協力してくれのかイリヤさん」

「昨日タナカにグチを聞いてもらったからそのお礼よお礼」

「なら解決したな出てきたところを大規模魔術でずどん、どうしたタナカそんなに悩みこんで」

「いや確かにイリヤのアイディアはいいけど、もし取り逃がしたとしたら被害が出るだから………………この外とつながる所ってどんな所、狭かったりする」

「はい狭いですが」

 考える、どうすれば被害を抑えた上で効率よく敵を倒せるかを。そしてある程度の答えが出るが完全じゃない。

「このスラム街にある武器は」

「個人が携帯しているものは分かりませんが、共同倉庫にいくらかの剣と二束三文で買ったS式銃と弾がありますが」

「そのS式銃見せてもらっても」

「いいですよ、誰か持ってきてくれ」


 持ってこられたS式銃はどこかで見たことがあるものだった。

「このS1が5丁S2が10丁S4が20丁でS5が1丁、そして弾は旧式弾だけですが腐るほどあります」

「S式銃なんてまだあったんだ、話でしか聞いたことなかった」

そのS式銃はS1がMINIMI軽機関銃、S2がFA-MAS、S4がMP7 、S5がM2重機関銃であった。

「この中で誰かこれらを使える人は」

 3人しか手を上げなかった。

「よしみんなにこれの使い方を教えるから志願したい人は来てくれ」

「えっとなんでか聞いてもいいですかね」

「これだけの銃で相手が中に入ってきた瞬間を狙い打つ、そしてスラム街の中に入れないのが自分の作戦だ」

「けどさ旧式弾しかないんだよ、簡単に防がれない」

「けどさこれなら数減らせるしイリヤが考えたのの成功率を高めることが出来ると思うんだ」

「……………なるほどねタナカそこまで考えてたのね」

「いやいや」

 この作戦であるが、これもサバゲー知識の一つである、サバゲーには復活戦というルールがあり例えば5人やられて陣地に戻ったら次の人が来てからはその人数分陣地の中にいる人が復活するというものがあるのだが、これの禁止事項に陣地の出入り口に陣取り復活直後の人を狙うというモノがある。これは効果が絶大過ぎてゲームがつまらなくなってしまう、その為にゲームではない今回は使わせてもらう事にする。

「それなら勝てそうだ、よしタナカさん俺たちにS式銃の使い方教えてくれ、スラム街は俺たちで守る」

「「「「おーーー」」」」

 中に居た人が声上げている、そんな中でアルフが話しかけてくる。

「すごいなタナカ俺なんかお前に適当に撃ってもらった後俺が突っ込んでなんとかするしか思い当たんなかったよ」

「………………それなんとかなるのか」

「ジャイアントラッド20匹ぐらい囲まれてもなんとかなるしな」

「それはそれで凄すぎるよ」

えっと銃の種類は自分の好みです、ついでに言うと今年最後の更新です。

少し早いですが今年1年(一ヶ月ちょっとでしたが)ありがとうございました、来年も宜しくお願いします。

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