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第14話 よしじゃあ行こうか

 という訳で異世界転生後3日目で借金持ちになりました。

「って嬉しくもなんともないよ、と言うかできる限りなりたくなかったよ、何だよ900Gって初めての稼ぎが75Gだったからあれ何回すればいいんだよ」

「タナカ様店前で叫ぶのはどうかと」

「仕方ないじゃん『と言うかお前一人で潜って払えば』って言ってやったら『1人で行ってダンジョンから持ち出せる物の量なんて限られてるし、と言うか俺払えなかったらお前が払うことになるよ』って連帯保証人の所に俺の名前あるし」

「パーティーなので一蓮托生のようなものですし、私もあの場所にいましたからわかりますしこの場所で」

「おいおい兄ちゃん買い物してくれたからちょっとは目をつぶっていたがさすがもう迷惑なんだが」

「今考えてもイライラする、けど店前で叫んでしまって申し訳ありません」

「まあ、いいってことよこれから注意してくれればダンジョンに潜るの頑張れよ」

「すいませんでした、ガンバります」

「これからも御贔屓に」

 という訳でリズに協力してもらって店を回って食糧30G分と皮袋を2つ買い込み残り4Gである。

「でどこ集合だっけ」

「確か西門ですねこちらになります」

「ごめんまだ慣れなくて」

「いえいえ大丈夫ですよ」


 今更ではあるがこの街について本当に知らないことが多過ぎているので確認していこうと思う。

 この街は東西南北に門があり、東門からは平地に西門からは山道に続く道がある。基本的にはさまざまな人が通る門である。北門から出ても平地で有るらしいのだが前線に向かう道であるので兵士や後方に戻る負傷兵、命知らずの商人が中心らしく南門は北門の出入りする人の他にお偉い人が視察などと称して来るのであるがここから先には進まないと言う話しである。

 また1人から2人ほどを急ぎ運んだりするために移動用魔法陣なる物があるのだが1度の使用で家が建つくらいかかりその上時々失敗するためにまだ設置数が少ない。だが物好きが多いらしくまた使用に時間がかかるために多くの人が集まっている。

 また街の構図は街の中心に近ければ近いほど高級な家が多くなっていき、その真ん中には城がある。

 つまり普通の人が住んでいるのは外の壁から城を覆う壁までであり、上から見ればドーナツ状になっている筈である。


「到着しましたよタナカ様」

「ありがとう」

「いえいえどういたしまして」

「まだアルフは来てないのか」

「みたいですね」

「と言うか食糧は買ってみたが足りるのかこれで」

 買った食料の内訳であるが干し肉の小さな塊が3つと黒パンが5斤、後水を入れる皮袋である。

「3人で分けると2日分ほどしかないので、狩りや食べ物を探しながら行くか近いところに行くのではないんでしょうかね」

 それらを銃を買ったときおまけとしてもらった袋に布の袋に詰め直して終わった際に大量の荷物を背負ったアルフが来た。

「タナカ遅くなった」

「いやそうでもないが金がなくなったんだが」

「そうかそうかこれで帰ってくれば金持ちだから関係ないな。でどれくらい食糧買えた」

「リズに手伝って貰いながらだが2日分」

「彼女に手伝ってもらったなら安心だな」

「いや何信じてないわけ」

「そういうわけではないんだが噂できいたら弁当大量に買っていた新人とかがいたらしい。ですぐに悪くなって何もできずに帰ってきた」

「じゃあなんでリズがいるから安心なんだよ」

「いやお前が倒れてた時に少し話して主人の旅の準備とかしてたと聞いたからな」

「そうなのか、でこれからどうするんだ」

「今からダンジョンに行ってダンジョンの前にキャンプを張る。で明日1日かけてダンジョンの探索、で一晩休んで戻って来る感じだな」

「食糧2日分しかないんだが」

「最終日は何事もなければ戻ってくるだけだし街で食べられるだろう。一応俺も食料持ってきたし」

「なるほど」

「よしじゃあ行こうか、あっ自分の寝袋位は自分で持っていけよ」

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