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第12話 ありがとうございますタナカ様

 またギルド内で待たされる事1時間ほどたった。

「なぁリズ聞きたいことがあんだが」

「何でしょうかタナカ様」

「さっきから自分に対してすごい視線を感じるんだが何か悪いことでもしてるのか」

「いえこの場所に冒険者がずっといることは少ないでしょうしその為に不思議がってる人が多いのでは」

「えっ今回のリズのように奴隷助けてここに来ることが多い気がするんだけど」

「ええそういう事は多いのですが基本的にここで待つのは、予約していた奴隷を買うときであってそのような奴隷は10万G以上する物が多いんですね」

「つまり10万Gも持っていなさそうなただの冒険者がこんな所にずっといるからか」

「そうだと思いますよ」

「なるほど、そう言えば冒険者が奴隷を買う時ってあるの」

「あまりないのですがダンジョンなどに潜る際人手が足りないときに雇う人もいるみたいですよ」

「そうなのかじゃあリズはどうするのさ」

「私は獣人なのでずっと雇ってもらえれば」

「えっと2人とも新人みたいなものだしやめて他の所で働いた方が稼げそうだけど」

「いえ獣人と言うだけで差別したりする人が少なからず居たりするためにあまり職場を変えたくは無いんです」

「へぇそうなのか」

「タナカ様とアルフ様はあまりそういった事をお気になさらない方々なので御迷惑にならなければですが」

「まあいいんじゃないかな自分は迷惑してないしアルフも何も言ってないのであれば」

「そうですか、ありがとうございますタナカ様」

「タナカ様こちらに来ていただいてもよろしいですか」

「あっはい」

 そこには初めにいた男がいた。

「タナカ様冒険者ギルドに確認が取れましたのでこちらの指輪の方をお返し致しますね」

「はい」

「それではまたの御利用おねがいします」

 そうして奴隷ギルドを後にした。


「よしじゃあもういないと思うけどアルフを拾いにいかないとな」

「はい、ですがもうだいぶ時間がたっているのでいないかと思われますよ」

「だよな、冒険者ギルドでも待たされたり、たらい回しにされたりしたからギルドに嫌われてるのかな」

「タナカ様そんなことありませんよギルドで待たされるのは誰にでもあることですし」

「まあだよな、でリズせっかくパーティーに新しく加わったわけだから武器でも持っておかないといけないんじゃないか」

「それはそうなのですが、よろしいのですか」

「アルフはは大分時間たってるからもう宿に戻ってるかアルフなりに探してるだろうし、明日朝一番でモンスター狩りに行くかもしれないから装備整えておいて問題ないだろ」

「ですがお金が」

「いいよそれくらいは払っておくよ、と言うか宿代も変わりに払ってるし」

「あの……ありがとうございますタナカ様」

「いいよいいよそれくらいじゃあ武器屋にでも行こうか」


 という訳で昨日も来た武器屋へ

「いらっしゃいませ、昨日来たタナカさんですね今日は何を買いに」

「弾の補充と新しいパーティーメンバーの武器を買いに」

「そうですかでは弾は昨日のでよろしいですか」

「はいそれを10発分ご用意させておきますね」

「よろしくお願いします。でリズはどんな武器がいい」

「えっとナイフを少し持っていたことがあるくらいですね」

「じゃあナイフでいいか。えっとすいません初心者でも使いやすいナイフってどれですかね」

「そうなりますとこの護身用ナイフですね30Gになります」

「じゃあそれで」

「ほかに御入り用なものはございませんか」

「えっと、リズほか」

そう言って振り返るとリズは自分から少し離れ防具がおいてある箇所にある帽子を眺めてこちらに気づいていないようであった。

「あの帽子は」

「はいキャスケット帽ですねあちらになりますと10Gになりますね」

「じゃあそれもお願いします」

「では合計で50Gになります」

「じゃあこれで」

「……………………はい確認しましたでは商品はこちらとあちらから1つ取って行ってください」

「はいありがとうございました」

 そう言ってリズの方によって行く。

「リズそろそろ行くぞ」

「あっはい分かりましたタナカ様」

「はいこれリズの分」

 と言ってさっき買った護身用ナイフにリズがずっと見ていたキャスケット帽取ってリズにかぶせてから店から出た。

「あのタナカ様お金は」

「さっき払っておいた、よしじゃあアルフを拾いに行こうどこだか分からないけど」

「ありがとうございますタナカ様………あのお店はこちらになりますよタナカ様」


 そして大分時間がたってしまったがついにアルフを拾い行く事に。

「あっこの店ですねタナカ様」

「ここか、リズはよく覚えてるな」

「お褒めいただきありがとうございます」

「どうせいないだろうけどどこに向かったか聞いとかないと探し用がないから入りますか」

 と入ってみると多少見覚えのある雰囲気のある店内と見覚えのない店員、そしてその店員に詰め寄られてるすごく見覚えのある客が。

「タッタナカ金を貸してくれ」

「嫌です」

 そう言って店を後にした。

お気に入り登録ありがとうございます

それだけで大分モチベーション変わります


これからもこのペースで書いて行きたい(多分無理な気が)

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