表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/101

第1話 君異世界に行ってもらうから

初めて書いてみました

温かい目で読んでみてください

「君異世界に行ってもらうから」

 気が付くと目の前に一人の女性が座っていた。

「ああ、何がなんだかわからない感じだね、まぁ順を追って説明してやろう」

「えっいやあの」

「まず確認なんだが君はタナカミツオでいいんだな」

「あっはい字は田んぼの」

「いや説明はいい、字はわかるし、君がどんな人生を歩んできたかも知っている」

「あの…それであなたはいったい」

「ああ自分の説明を忘れていたよ、私はそのなんだ…神とかそんな所だ」

 目の前の女性がすごいことを言い出した。

「つまり、自分は死んだわけですか」

「いや死んだ訳ではないよ、それにしては君は驚いたり騒いだりしないんだな、ここに前連れてきたのは『はぁ何言ってんだよあんたは』とか『やったぜ異世界チート生活だぜ』とか騒がしくしていたのに」

「いや十分驚いていますし、自分がどうなったか気になりますし」

「それでも騒がないだけましだよ、それは置いとくして、今の君は神隠しにあったのと同じ感じだ」

「神隠しですか」

「学校のど真ん中で神隠しにあうのはかなり珍しいがな。けど安心してくれ、適性がないとこちらが判断したら元の状態に戻そう」

「適性ですか」

「これから異世界に行っても大丈夫かどうかだな」

「それじゃあ自分は異世界に対しての適性低いですよね、自分で言うのもなんですが、変な武術も習ってないですし、特殊技能的なものもないですし」

「ああそうだな」

「じゃあ早く戻してくださいよ」

「いやそれはできない」

「なんでですか、自分みたいなのより、もう少し主人公になれる人もいるだろうし、そういう人を異世界に行ってもらった方がいいんじゃないですか」

「なぜなら君が異世界に対しての適性が高いからだよ」

「はぁ」

 今コイツはなんて言ったんだ。

「だから君の適性が高いからだよ」

「自分が異世界の適性が高い何かの間違いじゃ」

「間違いじゃないよタナカミツオ、君にはぜひ異世界に行ってもらいたいと思う」

「…なんで自分が」

「説明させてもらうとしようか。君は異世界転生物の本は読んだことあるかい」

「はい『小説家になればいいんじゃない』とか『ハーメルンの笛』とかで」

「実はあれの7割方は事実だ」

「はぁ、何言ってるんですか」

「事実なんだ」

「つまり異世界に行ってお姫さま救って世界も救ったり、モンスターで軍団作って世界滅ぼしてみたりするのは事実と」

「まぁそんなところだな」

「帰ります、面白い話ありがとうございました」

そう言うと同時に後ろに下がろうとしたが動けない

「あれ、動けない。お前なにかしたのか」

「まぁ何だ動けなくした。一応神のようなものだしなこれくらいは造作もない」

「じゃあ聞きますけどなんで自分なんですか」

「その事だが一から説明してやろう。君は世界がいくつもあることを知っているか」

「はい、と言っても小説内だけですけど」

「その認識でいいよ。それで勇者召喚などで世界移動してる人がいることも知ってるな」

「はい」

「そいつらが世界の命運を握って色々やっているが実は成功率は低いんだ」

「成功率?」

「ああ魔王を倒したり魔王になったりと目標達成できた者達の割合だな」

「それで?」

「だが世界別の成功率を見るとタナカ達の世界から来た者らが成功率が段違いで高い、それでその世界の者はなんで強いのかと我々の間で疑問となってな」

「なんとなく見えてきたような」

「それでどうして強いのかを研究するために平均的なものを異世界に行ってもらいたい」

「いやです」

「その拒否するのも適性率が高くなる要因なんだがな。まぁいい簡単に言うと異世界に行って魔王倒して来い村人」

「いやです、って村人ですか勇者じゃないんですか」

「ああそうだな村人だ」

「いやですが一応聞いときます。なぜ村人?」

「さっきタナカ達のいる世界が成功率が段違いだと説明したよな」

「はいしましたね」

「それで我々の中で意見が二分されて一つはタナカ達のいる世界の人が何らかの理由で強い説ともう一つはこちらから与える力簡単に言えばチートが多過ぎる説だな」

「けどチートなしでも魔力が高いとかありますよねそれじゃあ前者になるのでは?」

「いやこれまでチート無しで送った人物はいないよ、確認してる範囲の中だがね」

「じゃああの魔力が高いとかいうのは」

「ああ全てこちらから与えたチートだ。ここで通常の転生手段を説明しといてやろう」

「お願いします」

「まず転生の手段だが何らかの形でほかの世界と繋ぐ」

「何らかの手段とは?」

「まぁ何だ召喚陣とか神隠しとか事故に遭った時などに何らかの理由でどこかの世界とつながってしまったとかだな」

「それで異世界転生物だと事故が多いのか」

「ああ。それで繋がった世界に移動する前に我々が介入し、異世界転生基本セットとチートを転生後に使われる体に組み込んで魂と一体化で転生完了でそれら転生者を勇者やら超人やらと呼んでいるよ」

「異世界転生基本セット?」

「異世界転生基本セットと言うのはだな、その世界の基本的な言語とその世界での基本的な環境に対しての適性、後転生後の年齢によるがその世界での基本的に入手可能な抗体だな」

「じゃあチートはそれ以外と」

「ああ高い魔力や筋力、言葉、特殊能力、携帯電話などの道具の移動後経験値等による強化だな」

「経験値等による強化とか自分自身の力で身に付けるものだしチートじゃなくて基本セットに入るんじゃないですか」

「いやあれこそ1番我々に負荷のかかるチートだよ。まずあれをするにはどんな体でも馴染むように全能力を高めておいて様々な能力を潜在的に仕込んで置かなければならないし、面倒くささだと変な特殊能力の何十倍面倒くさい」

「変な特殊能力って不老不死とかですかね」

「いや不老不死はかなり楽だよただ肉体の回復能力を際限なく引き上げればいいだけだし、まぁ面倒くさいのはあれだ目を見ただけで他人を欲情させるとかの能力だなこれは他人に影響する能力だし下手に調整誤ると影響なくなるかその本人にも影響するし。それは置いとくとして話を戻すぞ」

「えっと…どんな話でしたっけ」

「君をなぜ異世界に送るかだ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ