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どうしてこうなるんだ!  作者: みずきなな
【どうしてこうなるんだ!】
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第六十四話【俺は思うんだが、これってR15なのか?】

ついにシャルテがフェロモンに完全に犯された!行幸みゆきはなんとかシャルテを元に戻そうと努力するが…

前回よりももっと【えっちい回】です!

【苦手な人は注意してね!警告します!】

はい、言ったからねっ!もう何があっても私のせいじゃない(ぁ

(あと、期待するのも禁止ですよ!?それ程じゃないですし)

 シャルテは行幸みゆきの首筋にそっとキスをした。

 

「ひゃっ!」

 

 行幸みゆきはびくんと体を震わせる。

 も、もしかして、俺がアパートに戻る時にいやらしい妄想したのが現実になるのか?

 これって俗に言う、ゆ、百合的なあれなのか!?

 いや、やっぱりいいっ!こうのはいいです!こう事はエロゲーの中だけで、二次元だけでいいからっ!

 

「ストップ!ストップだよ!日本語で言えば止まれだよ!」

 

 しかし反応はなし。

 

行幸みゆき…」

 

 そして、何度も首筋に『ちゅっちゅ』っとキスをされる。ぞぞぞーっと背筋に何かが走る。

 やっぱり、これはもう完璧だろ。紗瑠しゃるさんはフェロモンに侵されておかしくなってる!

 

 そう、行幸みゆきの予想通り、シャルテはフェロモンに侵されていた。

 どんどんと侵食してゆくフェロモンは天使であるシャルテですらその進行を止められなかった。

 そして遂に…

 

「ふぁっ!?」

 

 行幸みゆきはお腹の辺りがやけに寒くなった。気が付けばTシャツがめくりあげられているじゃないか!

 

「ま、待って!何をしてるのかな?私はそういう趣味はなっ!ひぃやゃあぁあ!」

 

 しかし、シャルテは手を止めない。そのまま一気に胸元までTシャツを捲り上げる。

 そして肌けて露出した行幸みゆきのピンクの可愛いブラジャー。

 

 シャルテはそれを見てすごく残念そうな顔をした。

 

 そうか…行幸みゆきは…女の子なんだ…

 これじゃあ僕を好きに出来ないね…あの夢のように抱いては貰えないんだ…ひとつに繋がれないんだ…

 でも大丈夫だから…大丈夫だよ…あははは…えへへ…

 

「僕が…気持ちよくしてあげるよ」

 

「いえ、結構です!」

 

 シャルテはTシャツを更に首元付近まで捲りあげると、ブラジャーに指をかけた。

 

「駄目だってっ!ほんっとだめだって!マジでダメだって!これって健全な小説だし!R15だけど、そこは空気読んで!」 

 まぁ、それってシャルテには関係ないよね?

 

 行幸みゆきは叫び声をあげて暴れた。Tシャツをぐっと持って懸命に下げようとする。しかしシャルテに腕をパンパンと叩かれて、そして弾かれた。

 そして今度はシャルテの両腕を掴んだ。懸命にTシャツから引き離そうとする。

 しかし、シャルテはそれを振り払い、行幸みゆきの両腕を両手でぐいっと押さえた。

 

 こいつ強えぇぇ!

 

「大丈夫だよ…まかせて…」

 

「まかせないから!そしてやめなさい!今やめたら百円あげるから!い、いや三百円あげよう!」

 

 首を左右に振りながら賄賂を提案する行幸みゆき。金額がケチすぎる。

 しかし、もちろんシャルテは反応しない。

 

「やめってて言ってるだろうが!」

 

 遂に素に戻る行幸みゆき。もう女っぽく演技してる余裕がない。

 しかし、結局はそんな言葉も通じる事なく、シャルテは一気にブラジャーを上へとずらした。

 胸を布が擦れて上へとずれるのがわかった。行幸みゆきの視界には自分の豊満な胸が…

 

「はきゃあああ!な、な、な!なにすんだ!」


 顔が超絶真っ赤になる行幸みゆき

 男だけど、流石にこれは超絶はずかしすぎるだろ!ひゃあああぁ!

 

「大丈夫だよ。僕が気持ちよくさせてあげるから…さぁ、力を抜いてくれ」

 

「抜かない!抜いたら全てが終わる気がする!紗瑠しゃるさん、お願いだから元に戻るんだ!」

 

 しかし、シャルテの目は完全に逝っていた。

 

紗瑠しゃるさん、目を覚ませって!おい!」

 

 その時、行幸みゆきの脳内であの音が響く。

 

『ぷつん』

 

 ぷつん?へっ?ま、まさか暴走?

 

行幸みゆきの肌って綺麗だね…とても綺麗だよ」

 

 シャルテはそう言いながら行幸みゆきの乳房をそっと舐め始めた。

 ぞくぞくっと行幸みゆきの背筋に寒気が走る。

 

 やばい!やばいぞ!?何で?何で紗瑠しゃるさんが暴走したんだ?おかしいだろ!

 それにこの積極性は何だ!?幸桜こはるは暴走してもここまで積極的じゃなかっただろ?

 

「目を覚ませ!目を覚ませって!」

 

 懸命に顔をあげて怒鳴る行幸みゆき。だが反応はない。

 

「あはは…僕も始めてだから…気持ちよくなかったらごめん」

 

「お、俺も初めてです。って違う!そうじゃないんだって!駄目だぞ?舐めちゃ駄目だって!」

 

 シャルテの表情は変わらない。やはり聞こえていない。いや、聞こえてるはずだけど反応しないんだ。

 行幸みゆきは懸命に力任せに押さえられていた腕を引き抜いた。そして力を入れて両胸を隠す。

 

「駄目だって言ってるだろ!」

 

 しかし、シャルテは強引にその腕をどけるとそのまま床に押し付けられる。

 

 やっぱりこいつ力つえええええ!っていうか、俺が非力ぃぃ!っていうか…なんだこれぇぇ!

 

 シャルテは行幸みゆきの胸をゆっくりと舐めまわす。

 

「ひゃぁ!こら!やめろって!駄目だって!」

 

 始めての事に動揺するとか、そういう問題じゃない。なんともむず痒い感覚が脳裏へと伝達される。

 

「くっ…正気に戻れ!戻れって!」

 

 しかしシャルテはまったく止める気配を見せない。

 そして、すーっと乳房を舌が這う妙な感覚。そしてついに『ちゅっちゅ』っと突起部分に吸い付く音が聞こえた。その瞬間、電流みたいなものが体に走った。

 

「な、何やってるんですか!ひゃん」

 

 行幸みゆきは咄嗟に目を閉じた。好きにされている自分をとてもじゃないが見てられない。

 

 何だよこれ!何だこれー!これはやばいって!マジでこれはやばひっいぃ!うぐぐぐ…

 

「す、吸っても何も出ないって!」

 

 はい、反応ない!って… まさか、自分が犯される側に立つなんて予想もしてなかった。いや、妄想はしてた。だけど、本当にこうなるなんて思ってなかった。

 

「ちゅ…ちゅぱっ…」といやらしい音が耳に入る。

 

 わかる…俺、の胸がいっぱい吸われて、責められてる…くっ…なんだこの感覚は…

 最初は気持ち悪かった感覚は徐々に変な感覚へと変化する。

 

「あふっ…うっ」

 

 思わず声が漏れて体が震えた。

 

 ま、待て!俺が女みたいな声だしてどうするんだよ!だけど…体がじんじんしてる…何だよこれ…ヤバイ…これは劇的にヤバイぞ…

 

 行幸みゆきの思考は男だった。でも体はちゃんと女の子。敏感な部分は女性と同じ感覚。色々な部分が女性特有のエッチな状態になっている。

 おまけに元々が【変態】であり、【変態】だから、【変態】なので、(大事じゃないけど三回書きました)犯される(犯す)シチュエーションが大好きな行幸みゆき。嫌だ嫌だと言いながらも、無理やりやられるというシチュエーションがさらに自分をこっそり興奮させていた。そして、いつの間にか抵抗すらやめていた。

 

 ちょ、ちょっと気持ちいいかも…はうぅん…ぁんっ…はぁふぁ…女ってこんなに敏感なのかよ…それに男の時よりっもずっと…ふっわ…くっ!気持ち良いかも…

 はぁはぁ…ち、違うって…そ、そうじゃないだろ…やばい、変な感じになってる…

 

「ス、ストップ!引き返すなら今だからっ!今なら許すから!」

 

 目を閉じたまま怒鳴るも、何の反応も感じられない。

 攻撃は止まない。シャルテは躊躇なく行幸みゆきもてあそんでいる。

 

 行幸みゆきは男の時には味わった事の無い感覚に体を震わせた。

 これじゃ駄目だと気合で抵抗しようとするが、マウントポジションを完璧に取られており、どうしようも無い。その前に力が入らない。

 シャルテの激しい責めについに頭がぼーとしてきた。そして、何かが込み上げてくる。

 もう何が何だかわからない…体が火照って熱い…やばい…俺はもう駄目かもしれない…

 もういいや…だって気持ちいいから…

 何かがこみ上げる。頭が真っ白になる…うあぁぁ…な、何だこれ…

 はぁはぁ…ヤバ…俺は女の快楽を覚えてしまうのか…

 ……まぁいっか…だって、俺は女だもん…(ここで割り切るな!)

 

 今度は行幸みゆきの左内股にさわっとシャルテの手の感覚が。

 行幸みゆきはスウェットパンツを穿いていたので直接的に触られる事は無い。しかし、感覚はちゃんと伝わってくる。

 

 へっ?ちょ…ちょっと…何処に手を…

 

行幸みゆきのここはどうなってるのかな…」

 

 そこは…駄目だって!きょ、興味は…あるけど…って…あーもうどうでもいいや…

 

 その時だった、行幸みゆきの頭上から何かが落ちてきた!

 それは行幸みゆきのおでこにクリーンヒット!「カコーン」っと音が部屋に鳴り響く。そしてそれは床へ転がった。

「痛っ!」と叫んで目を開く行幸みゆき。横を見ればそこには『妹と僕の秘密の関係』が転がっている。

 

 お、お前は…

 

『俺と妹の秘密の関係』はまるで行幸みゆきに何かを訴えかけるかのように横に転がっていた。

 

 もしかして…俺に目を覚ませと言っているのか?

 

 その瞬間だった!また上から何かが落ちて来た!

 それに気が付いた行幸みゆきは、今度は顔を左に動かした。しかし、体が固定されている状態で避けれるはずなどない。ちょっと頭がずれて、結果は右のコメカミにクリーンヒットした。

 

「痛てっぇええ!」

 

 さっきより痛いじゃないかっ!

 落ちて来たものを確認する。すると『妹と僕の秘密の関係 あぺんどでぃすく』が…

 

 お、お前は…予約特典のお前まで落ちて来るなんて!

 

 行幸みゆきはハッと我に戻る。そうだよ、男の俺が女の快楽なんて覚えてどうするんだよ!

 俺は男に戻るんだろ!?男に戻るって決めたんだろ!俺はこの苦境を乗り越えなきゃ駄目なんだ!

 女の快楽になんかに負けてたま…っふあんっ…そ、そこはやめてっ…感じちゃうぅ…

 

 早速、負けた行幸みゆき

 

 くそっ…気持ちいいじゃないか…

 

 行幸みゆきはおそるおそる責め続けている紗瑠しゃるへと視線を移した。

 とてもイヤラシイ表情の紗瑠しゃるが自分の胸にしゃぶりついている。

 口からは涎が垂れ胸に落ちる。シャルテの火照った顔はピンクに染まり、いやらしい笑みを浮かべていた。

 本気でエロゲーの世界じゃないか…いや、アダルトビデオの世界か?

 シャルテは行幸みゆきの視線に気が付く。

 

行幸みゆきのあそこ…すごいよ…僕で感じてくれてるんだね…」

 

 そう言ってニヤリと微笑み左手で行幸みゆきの左胸を見えるように『もにゅ』っと揉んだ。

 

 行幸みゆきは再びビクンと体を震わせる。

 

 くぅ…はぁはぁ…もうやめてくれ…このままじゃ本当に俺は駄目になる!

 

「やめて…お願いだから…やめて…やめて!やめろ!」

 

 行幸みゆきが最後の力を振り絞ってシャルテの左腕を持つ。

 その瞬間だった。本当にシャルテの動きが止まった。そして、瞳には生気が戻りシャルテは我に帰った。

 天使としての理性が行幸みゆきの声に、そして腕を握って来た手に反応して、フェロモンに対抗して意識を引き戻したのだ。

 

「ぼ、僕は何をしてるんだ?」

 

 行幸みゆきの上に乗って胸を掴んでいる事に気が付く。シャルテは胸から手を離すと慌ててて立ち上がった。そして床に倒れている行幸みゆきを確認する。

 

 シャルテは驚きの表情で、左手で口を塞いだ。

 

「み、行幸みゆき!?」

 

「やっと…止めて…くれた…はぁ…ふぅ…」

 

 行幸みゆきは悲惨な状況だった。虚ろな目で口からは涎を垂らし「はぁはぁ」と荒い息遣い。Tシャツは捲りあげられ、両胸は涎まみれになっていた。

 その姿は先ほどのゲームの裏表紙にあった主人公に犯されたゲームヒロインの天使の姿そのもの。

 

「ぼ、僕がやったのか?」

 

 シャルテは震えた。

 

紗瑠しゃるさん、激しかったよ…はぁ…はぁ…ふぁ…俺…負けそうだった」

 

 いや、負けてただろ?

 

 そして、行幸みゆきは虚ろな目でシャルテを見た。

 

 シャルテは青い顔で頭を抱える。

 僕は何て事を…何でこんな事をしてしまったんだ!何で僕が行幸みゆきを襲ってるんだ?

 

 そして、記憶が蘇る。先ほどの記憶。襲っていた記憶。

 

 も、もしかして…僕は行幸みゆきのフェロモンの影響を受けて暴走したのか?その影響で僕はこんな事を?

 そんな馬鹿な!僕がフェロモンの影響を受けるはずなんて無いはずじゃ…

 でもこの状況をどう説明するんだよ!説明が出来ない…フェロモンの影響以外には考えられない。

 

 シャルテの目からは涙が自然と溢れる。

 

 悔しい。まさか僕がフェロモンの影響を受けるなんて…

 リリア姉ぇ…なんでだよ?なんで僕にまで?これが目的だったのか?僕に行幸みゆきを監視させるという名目で実はフェロモンの影響を受けさせてどうなるか見ていたのか?僕は実験台だったのか!?襲わせたかったのか?

 これに何の意味があるんだよ!意味がわからないぞ!

 ああっ…僕はなんて酷い事をしたんだ…行幸みゆきを襲うなんて…

 

 シャルテが離れてくれたお陰で行幸みゆきの気持ちもだんだんと落ち着いてくる。

 しかし、体がなかなか動かない。しびれた感覚が残る…

 

 くそ…この気だるさは何だよ…くぅぅ…というか…もしかして俺は…あぁぁぁ!うおぉ!

 

 駄目だ…無理矢理やられるシチュエーションで気持ちよくなる俺って駄目すぎだ…

 これが相手が男だったらやばかった…俺、今頃はマジで女になってたな…

 

 行幸みゆきは自分で自分に幻滅してしまう。

 

 でも…何でやめてくれたんだろう?

 俺が「やめて」って言ったから?いや、前からやめてって言っていた。じゃあ何で?確かに暴走した音が聞こえたのに…

 

 ふと見上げると、目の前で紗瑠しゃるが両手で顔を覆っていた。

 そして、指の間から行幸みゆきの胸へ雫が垂れている。

 

 えっ?な、なんで泣いてるんだ?もしかして俺を襲ったから後悔してるって事か?後悔して泣いてるのか?

 

紗瑠しゃるさん、泣かないで!泣かないでいいから…これは事故だからさ?止めてくれたし、大丈夫だから」

 

 こんな状況でも気遣いをする行幸みゆき。そんな行幸みゆきの声を聞いて、シャルテは胸が締め付けられるように痛くなる。更に涙が溢れる。

 

 シャルテは小さな震える声で言った。

 

行幸みゆき、ごめん…僕はフェロモンの影響を受けて暴走したみたいだ…」

 

「えっ!」

 

 行幸みゆきは驚きの表情で紗瑠しゃるを見た。

 

 続く

いえ…期待を裏切るエロさ?

だって仕方ないでしょ!これR15ですから~斬り

古いね…ごめんなさい。

そんなこんなで宜しくお願いします!

そして、皆様の評価が私の小説を書く糧になっています!

よろしければ評価を是非お願いします~

あと、ご意見などあれば是非お聞かせください!

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