第二十四話 【俺がこの先どういう風になるのか教えろ!①】・
おい、先に言っておくぞ?
世の中は思い通りになんて進まないんだ!(行幸の心の声)
行幸の目の前には白黒の世界が広がっていた。
色の付いていない世界が広がっていた。
この世界は何だろう?
行幸が辺りを見渡していると、突然目の前に一人の男性が現れた。
その男は細身で身長は170センチ以上はあるだろうか?
確実に女の俺より背が高いよな。
でも、何故だろうか? その男の全身を確認出来るのに、だけど顔だけがぼやけて見えない。
目を凝らして見ても、まるですりガラスに遮られているかのようにぼやけていた。
「俺……みゆきの事が好きなんだ」
突然その男にダイレクトに名前を呼ばれ、そして告白までされる行幸。
焦りと不安で表情が引き攣る。
今の俺をみゆきだと知っている? という事は俺が女になった事を知っている奴なのか?
それも告白してくるなんてどういう事だ? こいつ、誰なんだよ?
「お、お前は誰だ!」
行幸は勇気を出して問いただした。
「俺か? 俺はフロワードだよ」
男は慌てる事なく即答してきた。
「フロワード? え?」
フロワードという名前に行幸は聞き覚えがあった。
それは確か自分の好意を持っている奴の名前だ。
そして行幸が男に戻る為の恋愛対象者……
でも何で突然フロワードが目の前に現れるんだ?
懸命に頭を捻る。しかし考えがまとまらない。
おかしい、何かがおかしいぞ……
白黒の世界で顔の見えない相手……そして周囲には何も無い世界……
白黒……ゼブラ……シマウマ……アフリカ……貧困……募金……
俺はお金が無い!
あれ? 関係ないルートに考えが分岐してじゃないかっ!
そうじゃなくって、考えろ……白黒世界で顔が見えない……そして周囲に何も無い。
これはもしかして!?
行幸はあるひとつの結論に辿りついた。
そうか! これは夢か? そうだ! きっと夢だ!
夢であれば覚めるはずだ。でも、どうやったらこの夢から覚めるんだ?
取あえず夢だという事を口に出すと良いんじゃないのか?
「フロワード! これは夢だ! お前は本当のお前じゃない!」
「ああ、これは夢だ……でもこの俺は本物のフロワードだ」
「え? えええ?」
何だその返事は? 夢の中の人物が夢だと認めている!?
それに本人だと言ってるぞ?
これって、俺の夢にフロワード本人が登場したのか?
俺がフロワードの夢に出張したのか?
いやいや、どっちも無いだろ?
「夢の中で先に告白しておきたかった……俺はみゆきが好きだって……」
フロワードは突然行幸に抱きついた。
行幸は素早く体を捻ってそれをかわすと後ずさりをする。
「ちょっと待て! 早まるな! これは夢だぞ?」
「夢だからこそ、みゆきにこうやって抱きつけるんじゃないか」
「……え? あ、そっか……夢だもんな?」
妙に納得する行幸。
「だろ? だから僕を受け止めてくれ」
フロワードは再び行幸に向かって抱きついた。
「夢だし……いいか?」
ぎゅっと行幸の体が自分ではない別の人間に抱かれる。
生まれて初めて父親以外の男に抱きしめられてしまった……でも夢だしな。
だけど妙にリアルだよな。夢の癖に抱かれた感覚が伝わってくるとか……
行幸の顔はフロワードの胸にすっぽりと収まっていた。
何かこう……ここちいいなこれ……
「みゆき?」
フロワードの優しい声。行幸はゆっくりと顔を上げた。
すると先ほどまでぼやけていた顔がハッキリと見えるじゃないか。
そして事もあろうか、フロワードは目を閉じてゆっくりと顔を寄せてきた。
一気に焦る行幸。夢なのに汗が吹き出る。
これはキスフラグ!? まて! いくら夢でも男とキスなんて出来るか!
そ、そうだ! 俺が男だって言えばいいのか! 夢だしばれても関係ねー!
「ちょ、ちょっと待てよ! お、俺は本当はおと…!?」
ドサ! バタン! ゴチン!
激しい衝撃が体に走ったかと思うと行幸は目を覚ました。
ここは? 床? 俺はベットから落ちたのか?
あれ? ベット? 俺ってベットで寝たっけ?
おかしいな? 床で寝ていた気がするんだけど……と言うか……
行幸は先ほどの夢を思い出していた。
さっきのはやはり夢だったのか? それにしても何であんな夢を見たんだ? フロワードって本当はあんな奴なのか?
行幸はフロワードに実際に逢った事は無いし、リアル中身の容姿も確認した事は無かった。
でもないよなそれ。本当のフロワードは夢とは違うだろうだろうしな。
あれはあくまでも俺が作り出したフロワードなはずだし。
だいたい俺の夢に出たんだしな。にしても……
そっと右人差し指で唇に触れる。
キスされそうになるとか……俺はもしかして女をエンジョイしたいのかな?
女をエンジョイ……エンジョイって……
【小説では表現出来ないような妄想タイム】
だ、駄目だ! そんな事までっ! お、俺初めてっ!
【行幸が何を妄想していたのかはご想像におまかせします】
「どうしたの? 行幸、顔が真っ赤だけど」
行幸の耳に聞き覚えのある女性の声が入ってくる。
声の方向を見るとそこにはダボダボTシャツにトランクス姿の幸桜の姿があった。
そうだ! 昨日、幸桜が俺の部屋に泊まったんだ!
妹の傍でエロ妄想をする兄貴とかっ……言えない!
「え? いや、あれだよ。暑かったんだ」
「え? 寒いよね? さっき暖房を入れたから今は丁度いいけど」
確かに暑くなんてない。冬だから当たり前だけど。って、そうだよ、別の言い訳だ!
「あ、えっと……寒かったんだっ!」
「………意味わかんない」
言ってる俺も意味わかんねー!
行幸は頭を抱えながら、改めて幸桜の格好を確認した。
幸桜の格好は……結構刺激が強かった。
Tシャツにトランクス。おまけにTシャツのとある部分に突起がある。
な、なんというか……あれだよな……ブ、ブラを付けてないのがハッキリ解りすぎだろそれ!
行幸は自分の血液が頭部に集まってゆくのがわかる。
でもあれだ、昨日よりはましだ……ま、ましだよな?
冷静になろうと気持ちを落ち着かせるが、だがここは妄想マシーン行幸である。
昨日? 昨日と言えば……ごふっ。
Tシャツ姿の幸桜を見ながら、行幸は昨日の幸桜の裸体を思い出していた。思わず色々な部分が熱くなってゆく。
やばい……まともに幸桜の顔が見れない。
「な、何? また顔が赤いけど、もしかしてイヤラシイ事でも考えてるの?」
はい、正解です……ってそれ所じゃない。
まさかだけど、幸桜に昨日の記憶は残ってないよな?
行幸は本当に幸桜の記憶が消えているのかがすごく心配になった。
だけど『覚えてるか?』なんて聞く訳にはゆかないし……
いや、聞いちゃだめだろ。よし、別の話をしよう!
「こ、幸桜? き、昨日の夜って何かあったっけ?」
言った瞬間しまったっと右手で自分の口を塞ぐ。
俺は何を聞いてるんだよ?
聞いちゃ駄目って思ってるのに直接聞いてどうするんだ!?
馬鹿か俺は! 馬鹿だよっ! って自分に突っ込んでどうすんだよ!
行幸が焦っていると、幸桜は首を傾げて何気ない反応を見せる。
「昨日? 昨日は……行幸が女になっちゃったってわかってショックだった。それから……あれ? 他にも何かあったような気がするんだけど……シャワーを浴びた位から記憶が無い? あれ?」
「そ、そっか……あれだ、昨日はシャワーの後は疲れてすぐに寝てたぞ?」
「え? あ、そうなんだ? そうかもね……」
これでいい……
よかった……シャルテの言う通りで。
幸桜の記憶は消えているみたいだな…
行幸は胸を撫で下ろした。
すると幸桜が突然声をあげた。そして幸桜の顔はどんどんと赤くなってゆく。
行幸は焦った。
え? 何だその反応は!? まさか昨日のあの事を思い出したのか!?
「ど、どうした? 何を思い出したんだ?」
幸桜は行幸がそう聞くと、恥ずかしそうに天井の方へと顔を向ける。
そしてツンツンした口調で言った。
「行幸には関係ない事だよ! ちょ、ちょっと変な夢を見たからそれを思い出したの! 気にしないでいいからね!」
幸桜はそう言うと顔を赤くしたままキッチンの方へと歩いて行った。
夢? 夢!?
えっと、俺的な解釈だと、昨日起こったあの出来事は夢の中の出来事という事で幸桜の脳内では処理されているのか?
夢の出来事を思い出したと思い込んであんなに顔を真っ赤にしたのか?
そうか、タブンそうだな。
知らないフリをしないと……万が一でもリアルに起こった事だと気がつかれたら……殺されるかもしれない!
ご、誤魔化せ……普通の会話をするんだぞ、行幸!
ちょこんと顔を覗かせた幸桜に、
「そっか、変な夢なんだ? で、どんな夢だったんだ?」
おい! 俺! 夢の内容を聞いてどうするっ!
気にしないでいいからね! って言ってたのに内容を聞いてどうすんだよ!
行幸は自分の駄目さ加減に情けなくなってきた。
キッチンから戻って来た幸桜は赤面のままで湯気が出そうになっている。
「い、言えるはずないでしょ! わ、私の夢なんだからね! 行幸に言う必要なんてないでしょ!」
と言いつつもチラリと俺の顔を見た幸桜は、まるで恋人相手に照れ顔を見せる彼女の様に見えた。
やばい、何か危険な感じかする……これ以上この話をするのはやめておこう。
行幸はどうにかこの会話から脱出する。と言うよりは、他に気を向けさせるために部屋の中を見渡す。
すると昨日からつけっぱなしのパソコンが見えた。
そうだ! パソコンへ気を逃がそう!
「あ……昨日からパソコンをつけっぱだったー」
行幸はそう言ってパソコンの前に座った。
「何!? 寝起きですぐにパソコン? それじゃ本当のオタクみたいじゃないのよ」
幸桜が赤い顔のままですごく棘のある言い方をする。
「何だよ? 俺が何をしようが勝手だろ」
「勝手だよ? 勝手だけど、朝からパソコンとか無いでしょ?」
「それは幸桜が勝手に思ってる事だろ?」
「私というよりは、世間一般の考えだよ!」
「煩いな! ここは俺の家だ! お前が俺に指図するな!」
行幸は思わずけんか腰にそう言った。すると幸桜はムッとした表情で行幸の左横まで来た。そして前かがみになると机の右端にあるパソコンの電源スイッチへと右手を伸ばした。
パソコンは座卓の上に置いてあるので、幸桜の腕はディスプレイと行幸の間。つまりキーボードの直上を通過してパソコン本体へと伸び事になる。
目の前を伸びて行く手。そして幸桜の指先が電源スイッチに辿り寸前、行幸は目の前の手をぐっと掴んだ。そして幸桜の方を睨む。
「何するんだよ!」
「何って電源を切るのよ!」
「何で切るんだよ!」
「こんな朝から不健全な事をして欲しくないからでしょ!」
「昨日からつけっぱなしだからメールとか確認するだけだろうが! メールの確認の何が不健全なんだよ!」
「不健全だよ! そう言っていい訳を言ってずるずるやるんでしょ! バイトはどうしたのよ! バイト! もう九時だよ!」
行幸はディスクトップの時計を確認した。すると確かに九時になっている。
「バイトは休みだ! って! 幸桜! お前の方こそ学校はどうしたんだよ!?」
「学校は今日はお休み!」
「休み!?」
「そうよ! 文句ある?」
行幸はここで気がついた。幸桜の目が少し潤んでいる。
しまった、ちょっとヒートアップしすぎたかな。
別に喧嘩したい為じゃなかったんだ……ここは俺がちゃんと落ち着こう。
「……と、取り敢えずメールの内容とか見せてくれよな。それで電源を落とすからさ。約束するから」
行幸がそう言うと幸桜は下唇をくっと噛んだ。
「仕方ないなぁ……わかった」
幸桜はゆっくりと手を引っ込める。
その時だった。幸桜がふらついて座卓の上に『ドン』と右手をついた。
そしてバランスを崩す幸桜。
「きゃ!」
「おい、大丈夫か?……えっ!?」
行幸が幸桜へと目をやると、前かがみになったせいでダボダボのTシャツの首元の隙間から……が見えてしまっているじゃないか!
行幸は瞬時に顔を背けた。
「だ、大丈夫だよ……って、何? え? あ! うわ!」
幸桜は行幸の顔を見るや否や、自分の胸を押さえながら立ち上がった。そして顔を赤らめた。
事もあろうか、妹のおっぱいを見てしまった事実を幸桜に気が付かれてしまったみたいだ。
ご、誤魔化さないと!?
行幸は慌ててパソコンのディスプレイをガン見した。
幸桜にパソコンに集中してたので見ていないよと懸命にアピールしたつもりです。
「行幸……メールチェックを開始します」
行幸の右クリックと同時に『ガシ!』っと頭に衝撃が走る!
「うぐぉ!」
行幸は思わず頭を抑えて唸り声を挙げた。
涙目で顔を顰めて幸桜を見あげる。
すると幸桜が左手を上げて顔を真っ赤にして行幸を睨んでいた。
「み、見たでしょ…」
そんな妹が怖い……昨日のあのとろんとした可愛いく、そしていやらしいかった表情が嘘のようだ。
「メ、メールを見ました」
「違う……私のを……見たでしょ?」
「え? こ、幸桜は可愛いね!」
「誤魔化す気なの?」
「え? 何の話かな?」
「だから、私の胸を見たでしょって聞いてるの!」
「え!? み、見てない! 見てないぞ!」
「私は知ってるんだからね……行幸の視線が私の…シャ、シャツの首元から中を……」
幸桜は自分の視線を胸に向けると、同時に行幸まで同じ場所を見詰めてしまった。
そんな行幸の視線に気が付いた幸桜は更に顔を真っ赤にする。
ちょ、ちょっと待て? 既に幸桜には俺のフェロモンは効かない状態なはずなのにこの反応だと?
やばい、この展開はあまり好ましくないぞ。
く……くそっ! こうなったら俺の必殺スキル発動しかない!
スキル『開き直り!』発動!
「ああ見たさ! 見たとも! それがどうした? お前も見ればいいじゃないか! 俺のこのおっぱいを遠慮なくな!」
胡坐を組んでいた行幸は、いきなり叫んで自分のシャツを両手で捲くり上げた!
勢いよく飛びだす肉まんが二つ。いやぷるぷるしてるからゼリーか?
「きゃぁぁぁあ! ば、馬鹿!」
幸桜は悲鳴を上げると、行幸に飛びつくように勢い良くシャツを下げる。
しかし、ひっかかった。おもいっきりひっかかった。
それを見た幸桜が眉間にシワを寄せてもう一度ぐいっとシャツを下げた。
無事に露になっていた肉まんの格納が終わった。同時に幸桜は行幸を思いっきり睨んだ。
「な、何してんのよ!」
しかしそれと同時に幸桜がまたしてもバランスを崩した。
シャツから手が外れて前のめりに倒れそうになる。
そんな幸桜を慌てて行幸が支えようとする。
これこそ絶妙なタイミングだった。
まるで一連の連続技のごとく、自然と行幸の唇と幸桜の唇が重なったのだ。
一瞬だが、そのまま目が合う。
行幸は硬直したまま動けなくなった。幸桜も硬直している。
「「……!?」」
真っ赤な顔ですぐに硬直の取れた二人。同時に幸桜を支えていた行幸の手もはずれてしまった。
幸桜は今度は胡坐をかいて座っていた行幸の太ももの上に塞ぎ込んでしまった。
「だ、大丈夫か?」
その瞬間、『ごちん!』と幸桜の後頭部が行幸の顎にヒット!
「ぐふ!」
思わず行幸が苦悶の声をあげる。
しかし、行幸はそんな痛さよりも、ほんの数秒だったが唇が重なった事実に衝撃を受けていた。
「み、行幸の馬鹿!」
再び塞ぎ込んでいる幸桜が怒鳴った。
「ば、馬鹿って何だよ!」
顎をさすりながら行幸が表情を顰めた。
「やだっ! なんで……なんで行幸なんかと……」
幸桜は行幸の膝の上でぷるぷると震えていた。
なんで震えてるんだよ?
お前は本当に俺とキスをするのが嫌だったのか?
いや、違う。こいつは俺の事が好きなはずだ。昨日も自分からキスをしようとしてきていた。
そうか、今の幸桜は……自分の気持ちに嘘をついているんだ。
そりゃそうだ。俺はこいつの兄なんだからな……
でもあれだな。こういう反応の方が俺も助かるよ。
そうは言いながら唇にに触れていた先ほどのシーンを思い出していた。
………しかし、昨日あんなにがんばって拒み続けたファーストキスだったのに。
それが……こんなにも簡単に。
すこしの罪悪感と嫌悪感と消失感に襲われる行幸。
幸桜が俺のファーストキスの相手になったのか……
でも……これって本当の意味でファーストキスか?
ここで考える行幸。
そうだよ、これはキスになるのか?
不意に唇が重なっただけだよな? まったく狙っていないよな?
それに相手は妹だぞ? これって何かが違うよな?
そうだよ! これがファーストキスに認定されるなら、親とのキスがファーストキスになるはず!
赤ん坊とか小さい時にキス平気でしてるもんな。
そうだ! そうだ! これはキスじゃない!
おっと……俺も嫌だったという態度を取ってやんないとな。
「お、俺だって……なんで幸桜となんか……」
幸桜の背中が震えた。
「始めてだったのに……」
「へっ?」
「ファーストキスだったのに……」
行幸の太ももの上でうつ伏せになっている幸桜は、今度は小さく震える声で呟いた。
『ファーストキス』!?
その単語が行幸の脳内で木霊する。
待て、幸桜はこれをファーストキスって認定する気なのか!?
はい、今日はゲストコーナーです!
今日のゲストは行幸です!
み「行幸です!こんにちは!じゃない!おいこら!」
さ「はい?」
み「俺があんなに懸命に死守したファーストキスが…あんなに簡単に…」
さ「ですね…それも暴走していない妹となんて…このスケベ」
み「お…お前がそういう風に書いたんだろうが!」
さ「あ!そっか!」
み「てめー!作者だと思って俺をなめてるだろ!」
さ「いえ、なめてないよ?行幸はすごいなーって思ってます」
み「え?な、何で?」
さ「結構冷静に女を楽しんでそうだから」
み「楽しんでない!」
さ「でもすごい妄想したんでしょ?ふふふ…作者はどこまで妄想したか知っていますよ?まったくもう…仕方ない人ですね…」
行幸超赤面
み「お、お前が妄想させたんだろ!お、俺はもう帰る!ぜ、絶対に男に戻せよ!ごら!」
行幸退場
さ「気が向いたらねーって聞こえてないか…」
と言う事で明日は幸桜をゲストにお迎えします!
お楽しみにね!…楽しくないか?これって…