表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうしてこうなるんだ!  作者: みずきなな
【どうしてこうなるんだ!】
107/120

最終話【どうしてこうなるんだ!】

 行幸みゆきは眠っていた。深い深い眠りの奥に一点の光を感じる。

 すーっと意識がはっきりとしてくる。瞼が裏が明るく感じる。

 ゆっくりと瞼を開く。

 すると、そこには自分のアパートの天井が広がっていた。


 …朝?


 うなりながらゆっくりと体を起こして窓を見れば、外は既に明るくなっている。

 周囲を見渡せば幸桜こはるすみれが服のまま寝ているじゃないか。

 何故こんな状況なのんだ? 確か何かあったんだよな?


 行幸みゆきは思い出そうと瞼を閉じて腕を組んだ。


 ええと…何があったんだっけ…うーん…


 あぐらをかいて腕を組んで悩める行幸みゆき


 頭の中がもやもやする…まるで霧がかかったみたいだ…

 確か俺は昨日は…何か重要な事をする予定だったはず。

 だけど思い出せない。思い出そうとしても全然思い出せない。

 何故? 何でだ? 重要な何かがあった事だけは覚えているのに。


 行幸みゆきは瞼を開けて自分の手の平を見た。見えたのは綺麗な女性の手。


 俺は女のまま? 女? そうだ、何か俺が男に戻る為に関係する事だった気がするぞ!?


 瞼を閉じて思い出そうと努力をする。

 もやもやと脳裏に何かが映し出される。しかしそれが何かが解らない。


 くそっ! 何で思い出せないんだよ!

 別の事は? 何か思い出せる事は無いのか?


 瞼を開いて部屋をくるっと見渡した。

 窓際のカーテンレールにかかる洗濯物干しが目にとまる。

 そこに干してあるのは女性もの下着だ。

 これは行幸みゆきが仕方なく買った奴だ。決して盗んだ物じゃない。

 女性として生活するのにトランクスなんて許せない! なんて幸桜こはるが用意したものだ。

 しかし、何故にトランクスは駄目なんだ?

 トランクスでトップレスな女子なんて魅力的じゃないのか?

 おっと、今はそんな事を考えている場合じゃない。

 ええっと…俺は何をしてたんだっけ…


 下着を見ていると何かが頭の中に思い浮かぶ。


 ん…なんだ? ええと白い下着…白い…白い…白い!? あっ!


 すーっと何かが脳裏に浮かび上がる。

 白いローブに身を包んだ女性のスカートの中。そして純白の下着。

 ふっと浮かぶのは綺麗な女性だ。背中に広がるのは美しい白い羽根。


「リリア!?」


 行幸みゆきは思わず声をあげた。その瞬間どっと流れ込む記憶。

 倍速再生したかの様に色々な場面がすごいスピードで脳内に流れ込む。

 記憶媒介に保存していたデータをパソコンへ移動する感覚だ。

 どんどんとそれが脳内で解凍されてゆく。


 リリア…天使長…シャルテ…恋愛対象者…そうだ! 俺は昨日…


 行幸みゆきはバッと勢い良く立ちあがった。


 思い出した! 思い出したぞ! 俺は思い出した!

 幸桜こはるすみれはここにいる。


 行幸みゆきはキッチンと居間との間仕切りを勢い良く開いた。

 するとキッチンでうつ伏せに倒れるエメラルドグリーンの髪の女性の姿。

 間違いなくシャルテだ。

 羽根が無い。やっぱりこいつは堕天して人間になったんだ!


 思い出したぞ。色々思いだしたぞ。

 あいつら俺達の記憶を操作するとか忘れるとか言ってたけど、俺は思いだしたじゃないか。っていう事は…こいつらも思い出すのか?


 行幸みゆきは視線をすみれに移した。


「う、うーん…」


 するとすみれがゆっくりと瞼をひらく。

 続けて幸桜こはるとシャルテが目を覚ました。


「すみ…」


 すみれに言葉をかけようとした行幸みゆきだったが、ここでぐっと我慢する。


 待て、ここは声をかけるべきか? ここは無難にこいつらの出方を伺う方がいいんじゃないのか?

 すみれ幸桜こはるに昨日までの記憶が残っているかどうか俺は解らないんだぞ。


「あれ…行幸みゆき? 何で私こんな格好で行幸みゆきの部屋で寝てるの?」


 すみれはそう言いながらゆっくりと視線を移動させる。

 そして、視界に飛び込んだのは寝起きの幸桜こはるだった。

 幸桜こはるを見た瞬間にすみれの表情が一変する。


「そ、そうだ! 行幸みゆき! 私という彼女がありながら、黙って三又してたでしょ!」

「へっ!?」


 すみれは立ちあがると、行幸みゆきの胸ぐらを掴んで涙目になった。


 おい待て! すみれが俺の彼女ってどういう事だ? 三又だと? 何だそれ!?


 すみれの大きな声に幸桜こはるがピクンと反応した。

 そして、行幸みゆきの胸ぐらを掴むすみれを見て何かを思い出したかの様に右手を口に当てた。


「そうだ…私はお兄ちゃんの彼女だったのに…すみれさんとシャルテっていう人とも付き合ってたんだ…」


 な、何だと!? 幸桜こはるまで彼女!?


行幸みゆき! どういう事なの!」


 すみれがグイグイと首を絞める。

 いや、意味わかんねーよ! 何で幸桜こはるすみれと同じ様な事を言ってるだよ!?

 そ、そうか! リリア達がすみれ幸桜こはるの記憶を操作しやがったのか!

 こいつら、昨日の出来事を思い出してないのか?

 俺が女のままなのに彼女になるとか、すっごいおかしい事になってるとは思わないのかよ?

 そうだ、昨日の事を話せばこいつらも記憶が戻るんじゃ?


「………」


 …は、話せないだと!? あいつら俺に何をしやがった!

 そうだ、筆談は? 話せないのなら文字はどうなんだ?

 書くのはあれだからメールで送ってみよう。


「お、おい、今からメールを送るからな」

「何よ! メールで誤魔化そうっていうの?」

「お兄ちゃん、何のメールなの?」

「誤魔化そうとか思ってる訳じゃない。あと、変なメールじゃない。重要なメールんだんあ。だからちょっと待ってくれ」


 すみれは微妙に納得できない表情のまま、行幸みゆきの襟を放した。

 行幸みゆきはカチカチとメールを打つ。そして送信。

 メールの着信音が二つなり、すみれ幸桜こはるは携帯を覗き込む。


行幸みゆき? 何なのこれ」

「何って? 昨日の出来事だろ?」

「お兄ちゃん…昨日の夜ってゲームしてたの?」

「へっ? ゲーム?」


 行幸みゆきは慌てて幸桜こはるの携帯を覗き込む。


【昨日の俺は、天使の作った魔法世界に飛ばされてレベル8のレイドボスと戦かった。そして俺は死んだ】


 なんじゃこれは! 俺の作った文章が無茶苦茶に変更されてるジャマイカ!

 これも奴らの能力なのか? 全てにおいてチートすぎるだろ!


 行幸みゆきが頭を抱えていると、すみれがそっと行幸みゆきの背中に触れた。


行幸みゆき…私が一番だよね? あの時に私の三年の想いを受け止めてくれるって言ったよね? 嘘じゃないんだよね?」


 ……えっ? あの時ってどの時だ? 記憶に無いぞ。


 今度は幸桜こはるが立ち上がり行幸みゆきを潤んだ瞳で見詰めた。


「お兄ちゃん…私の事を一人の女として見てくれるって言ってくれたよね? 将来はお嫁さんにしてくれるって言ってくれたよね?」


 ……はい? いや、一人の女として見るとは言ったかもしれない。だけど…嫁にするとは言ってないぞ!?


『二人が不満なら…仕方ないな。ぼ…僕が行幸みゆきの愛人になってやってもいいぞ…す、好きに…するがいい』


 シャルテ!?

 横を見ればシャルテがいつの間にか居間にいる!?

 というか、なんて台詞を吐いてんだよ! お前は天使だろうが!


 ちなみに、シャルテは赤い顔で唇を尖らせていた。


「貴方は黙っててよ!」


 すみれがそう言いながらシャルテを突き飛ばす。


 ちょっとすみれが怖いんですが。


「痛いじゃないか!」


 シャルテも負けずに突き飛ばす。


「おい! 喧嘩はやめろ!」


 行幸みゆきは二人の仲裁に入った。


 待て待て! 何でいきなり修羅場と化すんだ!

 『俺の妹とバイト仲間が天使を絡めて修羅場な件』なんてどこかで聞いた小説のタイトルになりそうじゃないか!


すみれさん、喧嘩は駄目だって」


 幸桜こはるも仲裁に入る。が…


幸桜こはるちゃん? あなたは義理の妹なんだしここは私に譲るべきだと思うよ?」


 反撃された。そして…


「そして、そこのエロ天使! 天使が人間の恋愛に介入してもいいと思ってるの? MMOの世界でも天使は職業として存在しないの! 天使なんて敵キャラかNPCよ。 解る? 天使は参加の権利は無いのよ? 貴方は今すぐこの恋愛からフェードアウトして下さい」


 すみれの攻撃力が半端ない。

 そしてすみれさん、笑顔なのに眉間に血管が浮いてますよ。


「嫌です! いくらすみれさんでも譲れません! 私だってお兄ちゃんが…ううん、行幸みゆきが大好きなんだから! でも、天使がフェードアウトは同意します」


 可愛そうだな、シャルテ…


『に、人間の分際で煩いな! 元はと言えばお前らの告白が遅いから行幸みゆきがこんなヘタレでエロい駄目な男になったんじゃないか! お前らがさっさと彼女になってたらネカマなんてやってる暇はなかったんだぞ! 行幸みゆきが女になったのはすみれ幸桜こはるにも責任があるんだからな!』


 いやいや、しかし、ちょっとだけ正論かもしれない。


「何よ! 綺麗な青い瞳でアニメキャラみたいなエメラルドグリーンの髪だからって、いい気にならないでよ!」

「シャルテさんは胸もあって、スタイルも良くって、身長もあって…羨ましいジャマイカ!」


 幸桜こはるが自分の胸を見て悲しそうな表情になった。


 幸桜こはる、俺は胸にそれほど執着してないぞ? あと、こっそり俺の口癖を真似ないでくれ…


 三人に言い合いは更に続いた。

 まさに修羅場とはこういう事を言う。

 自分をめぐって三人の女性がバトルを繰り広げる。


 天使長め…なんて設定の記憶にしてるんだ!

 すみれ幸桜こはるが俺の恋人で、シャルテが愛人だと?

 どんなドロドロ恋愛ゲームだよ。

 俺は誰かと恋人になれば男に戻れるんじゃなかったのか? すでに恋人な設定だけどいいのかよ!

 …まぁ多分このうちの一人を選択すればいいって事だろうけどさ。


 行幸みゆきは三人を見渡した。


 俺を好きでいてくれるすみれ幸桜こはる、シャルテ。

 二人は…いやきっとシャルテも無理やりにこんな変な記憶を植えつけられている。

 そして、今の俺は目の前の三人に好かれている。まさにハーレム。


 こんな状況で俺は俺でいられるのか?

 いや、本当の俺はいっぺんに三人の女性を愛するなんて出来ないだろ。

 俺はエロゲの主人公みたく一度に複数人を相手になんて出来ないんだよ。

 そう、これはゲームじゃないんだよ。リアルなんだ!


 そうだ…俺は告白をする相手を決めていたんだ。

 俺は告白をしないと駄目だって思って、一週間の間すごく考えてたんだよ。

 確かにすみれ幸桜こはるは俺を好きな数値が同じかもしれない。でも、恋愛はそうじゃない。俺の気持ちも重要なんだ。

 よし、俺は告白するぞ…

 恋人をゆっくり決めるなんて、逆にこいつらに対して失礼だ。

 そうだ! 俺は告白するぞ!


「ストップ! 俺の前で喧嘩するな!」


 行幸みゆきが怒鳴ると三人がピタっと固まった。


「ちょっと俺の前に座れ。これから重要な話をする」


 すみれ幸桜こはるとシャルテは素直に行幸みゆきの前に座った。

 行幸みゆきはごくりと唾を飲む。

 ここに来て心臓が一気に高鳴り出す。緊張で押しつぶされそうになる。手が震え出す。


 おい、俺はここでハッキリするんだろ! 何でここに来てビビってるんだ!


 行幸みゆきは息を深く吐いてから両拳をぐっと握った。


「い…今から俺は告白をする!」


 三人の表情が変わる。一気に狭い居間は緊張に包まれた。

 告白の重圧が行幸みゆきを襲う。本当に吐きそうな程に気持ち悪くなる。


 この重圧に耐えて幸桜こはるすみれもシャルテもあの男性客も告白をしてくれたんだ。

 今度は俺の番だ。


「俺は…」


 すみれがじっと俺の瞳を見る。幸桜こはるが目を瞑り俯く。シャルテは告白が怖いのか視点が定まらない。

 もう一度息を呑む行幸みゆき。そして…


「俺は…幸桜こはる、お前が好きだ!」


 ついに言い切った。

 俺はついに三人の前で自分の気持ちを言い切ったぞ!


 その後の三人の反応はまちまちだった。

 すみれはいきなり瞳を潤ませ、幸桜こはるはあまりの事に喜ぶ以前にあっけに取られていた。シャルテは何故が涙目で微笑んでいた。


「という事だ…すみれ、シャルテ、お前らの気持ちには答えられない。本当にごめん」


 行幸みゆきが頭を下げるとすみれが勢い良く立ち上がった。そして体を震わせる。


行幸みゆき聞いて…」

「な、何だ?」

「私はね…私はこの恋愛がうまくいかなかったら…たぶんもう誰も好きになれないと思うの…」

「いや、だから…そうは言ってもだな…」

「聞いて!」

「は、はい」

「さっきの…今の告白は聞かなかった事にさせて欲しいの…お願いだからもっと悩んで…もっと悩んで結論を出して欲しい…」


 すみれがマジでエロゲのヒロインみたいなんですけど…


 続いてシャルテが立ち上がった。

 シャルテは取り乱す事なく行幸みゆきに話かける。


『やっとかよ…やっと決めたのかよ? まったく、決めるのが遅いってんだよ…どうせ告白するなら…』


 言葉に詰まるシャルテ。そして俯く。


『………僕がこうなる前にしろよ!』


 シャルテの言葉が行幸みゆきの胸に突き刺さった。

 そうだ…そうだよ。シャルテがこうなったのは俺のせいなんだ。


『でもよかったよ。僕もこんなドロドロの関係に決着をつけたかったんだ…』


 そう言ってシャルテが手を頭の上に載せようと振り上げる。その拍子に手がガツンと収納棚に当たった。

 すると、収納棚から一枚のゲームソフトがシャルテの足元に落ちる。


『うわ!?』


 それを避けようとしたシャルテが足を絡めて体制を崩した。同時に行幸みゆきに覆い被さった。


『おわひゃ?』

「うわぁぁ!」


 《ドサ》っと何かが倒れた音。


「シャルテさん…重いんですが」


 気が付けばシャルテが行幸みゆきに馬乗りになっていた。


 この姿勢…シャルテが紗瑠しゃるって子に化けてた時に俺を襲った姿勢に酷似してるじゃないか…


 シャルテはキッと行幸みゆきを睨む。


 いや、まさか襲わないよな?


『くそぉぉぉ!』

「シャルテ!? ストップ!」

行幸みゆきの馬鹿ぁぁぁぁ!』


 シャルテは両手を行幸みゆきの頭を挟むように床に横につくと、涙目で叫んだ。


『やっぱりなしだ…』

「はい? なし? ラフランス? 洋なし?」

『ふざけるな!』

「ご、ごめん!」

『やっぱりさっきのなしだって言ってるんだよ! 行幸みゆきには僕が堕天した責任はちゃんと取ってもらうからな!』

「へっ!?」


 シャルテはいきなり行幸みゆきの頭を両手でしっかり固定。

 行幸みゆきは固定されて直感で次にされる行為を予想する。


「シャ、シャルテ! 駄目だっ!」

『お前に駄目と言う権利は無い!』

「いや、あるある!」


 懸命に抵抗する行幸みゆき。しかし、行幸みゆきは非力だった。そして、簡単に唇を奪われる。


「「あぁぁぁ!!」」


 すみれ幸桜こはるが同時に叫ぶ。

 そしてシャルテを二人がかりで行幸みゆきの上から退けた。


「あんた! 何してるのよ!」

「やだっ! やだぁぁぁ! 私の行幸みゆきを穢さないでよ! 行幸みゆきは私が好きだって告白してくれたんだからね!? 行幸みゆきはもう私の彼氏なんだからぁ!」

『黙れ! 穢されたのは僕の純情だぁ!』


 引きずられながら叫ぶシャルテ。


「な、何だ? 俺の告白からの展開がおかしすぎるだろ!? 何でこんなに修羅場なんだ?」


 そしてハッと行幸みゆきは気が付いた。


 告白したのに男に戻ってない…よな?

 ええと、幸桜こはるは俺が好きだよな?

 俺も幸桜こはるが好きだよな?

 これって両思いだよな? 両思い=カップル成立。なのに何故だ?

 そんな俺に向かって、シャルテが不気味に微笑みながら言った。


『僕とすみれを完全に諦めさせないと行幸みゆきは男に戻れないからな? えへへ』

「は………はいぃぃぃ!?」


 へっ? 何だそれ? 何だその設定は! 聞いてない! 聞いてないぞ!?

 やっと告白したのに男に戻れないとか…


『どうしてこうなるんだ!』


 …

 …

 …


 俺はまだ女のままらしいです…がくり…


【終わり】


 おまけ+エピローグに続きます。

作者です。

これで一応は一区切りがつきました。

2年9ヶ月という長期の連載で何度も何度も書き方が変わってしまった上に、書き方が下手なので読者の方に苦痛を与えていたシーンもあるかもしれません。

しかし、それでも私は私なりに頑張って完結まで持っていったつもりです。

まだ少しだけ続きますが、ここで一応は終わりとさせて頂きます。


が!


まだお付き合いを頂ける方は、もう少しだけお付き合いください。

エピローグ的な何かと、エンディング的な何かを公開する予定です。


最後に

本当にここまでお付き合いを頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ