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6話:入学です。初手喧嘩?

さて、初戦闘が終わった次の日

「よし、キルバート。お前には明日から魔法学園に行ってもらう」

「...は?」

何言ってんだこの親父は。急にもほどがある

「なんだその返事は。拒否しても行かせるからな」

「いや、そうじゃないだろ!急なんだよ全部が。明日から?ほんとか?」

「ああ、ほんとだ」

何当然のように話してんだマジでこの。まあ行くこと自体には抵抗はない

「あ、そういえばリナも行くらしい」

衝撃すぎる。そんな軽くいうもんじゃねぇだろ...

「...そっか、なんかもう疲れたから寝るわ」

「ああ、待て待て。制服だ。これ着てみてくれ」

なんかオシャレー。ほぼスーツみたいだが、ベースの黒に赤い模様が点々とある

「うん、ピッタリだな」

なんでこんな丁度なのか怖いが...まあ良いか。

そんなこんなで眠りにつくのであった

_______________________

そんなこんなで魔法学園に向かうのだが...

「遠いな」

そう、距離が遠いのである。転移魔法には結晶かワープゾーン的なのが必要で、魔法陣でも使えるが描くのに時間がかかるうえ、一つでは開通しない

「...どうするかな」

そういえば。魔法の応用で翼はやせたっけ。やってみるか

『ダークファイヤ』

最上級炎魔法である。燃えたものは燃え尽きるか俺が消すまで消えない。魔力消費は大きい魔法だが、魔力量が極端に多い俺は使ってもそれほど気にならない

「...お、できた」

背中に黒い炎の翼を生やすことに成功する。これで飛べるはず...

「浮いた浮いた。よし、行くか」

そして到着した先、例が如くリナが佇んでいた

「やっと来た!おそーい!」

待ち合わせしてたわけじゃないが...

「早く入れよ、なんで待ってたんだ?」

「理由なんかなんでも良いでしょ!」

顔が少し赤くなったように感じたのは気のせいだろうか。まあ、いっか

そして入学式を経て、クラス分け。魔力量と使える魔法の階級、固有魔法のランクで決まるらしい。最高がS、最低がDである。なんとリナはAクラスに入った。固有魔法が強く、雷属性の魔法らしい。それで行くと俺の固有魔法はDランクらしいからなぁ、魔力量と最上級魔法全種類使えることを考慮すればSはなくてもAには行けるだろう...

「あなたのクラスはBです」

微妙。真ん中が一番コメントしにくい

「まあ、ドンマイ」

「うっせ!」

リナの声のかけ方が挑発でしかない。からかって楽しいか。しかし実績が上がればクラスも上がるようだ、辛抱だな。その時


ドンッ


「痛っ...」

リナと誰かがぶつかる。面倒ごとの予感だ

「いった!何ぶつかってんだよ、お前」

よくみるタイプのチンピラだ。よく入れたな

「す、すみません...」

「すみませんじゃねぇよ、対価払えよ、今すぐ!」訳がわからん。聞いてて頭が痛くなる。流石に止めるか

「あの、すいません。俺の連れで。注意してなくてごめんなさい」

「あぁ?でしゃばってくんなお前。Bクラスだろ?俺はAだ。一つでも違うんだよ、階級がな」

はあ、面倒なタイプ。早く締めてやるか

「じゃあ、魔法で戦って、負けたら引いてください」

「それなら俺が勝ったらコイツもらうぜ」

なるほどそうくるか。乗るしかない

「わかりました」

「えぇ!?ちょっとキルバート!?」

「開けたところ行きますかね」

そう言って戦闘場まで移動する

_______________________

さて、試合が始まる訳だが。観衆が多くないか?ん?

「呼んできちゃった」

「何やってんの!?」

内密に終わらせたかったのに...そう話している間にゴングが鳴った。先に仕掛けて来たのは相手

『アースブレイク』!!

相手がそう言いながら地面に手を添えると亀裂が入り、衝撃波が飛んでくる。まともに受けたら跡形もないな

「はっ、こんなもんかよ」

「なにがだ?」

相手が後ろを振り返ると、目が合う。この顔面白いな

「な、なんでお前が後ろにっ...!?」

そりゃそうなるよな。当たり前

「わざわざ言う必要もない。続けよう」

「クソッ...『ブルーファイヤ』!!」

そう言って相手が繰り出したのは上級炎魔法。しかしこっちには最上級魔法があるから負けることはないな

「『ダークファイヤ』」

手から放たれた黒い炎は青すら飲み込み相手に向かって飛んでいく

「な、なんだと...俺様が、負けた...Bクラスのやつに?」

そっか、コイツAクラスだったわ。固有魔法が強かったのか知らんけど...ま、いっか


そんなこんなでリナを守ることができたのであった

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