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乙女ゲームが壊滅的にできない  作者: 速水美羽
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クラスはどこだ。


 騎士科の入り口でメアリーと別れた後、私は魔法科のクラス表を確認しに行った。


 ザワザワとザワついているので掲示板はあそこかな。

 大きな掲示板の前に着くと人で溢れていた。

 それぞれの学科に別れているとはいえ人が多いな。


 クラスは1クラス30人。4組まである。

 1組から3組まで貴族が多く在籍すると言われている。

 4組は完全に平民しかいない。なので私は4組の表で自分の名前を探すことにした。


「リザ、リース、ルーク?あれ?」


 あれ、あれれ?何で?私の名前がない!落ちた?でも入学式の手紙きたよ?


 まさか4組以外な訳…って、あったし。

 1組にリリシャ・レミアータと書いてある。


 一人でプチパニックを興していると近くにいた(通ろうとしていた)先生を捕まえた。


「あ、あの!4組に私の名前がないのですけど!何故1組なのですか?」


 怪訝そうな顔をされた。


「あぁ、君さ珍しくうじ持ちじゃない?で、人数の関係と成績とか諸々の関係で1組に在籍になったから。」


 ま、そういうことで頑張れよ~


 嘘だろ。何がそういうことだ。

 

 うじとは名字を持ってる人のなかでも力を秘めていると云われていて、王族・貴族達に多い。

 稀に私の母みたいにうじを継ぐ平民はいるが基本的に只の名字として使う。というのも魔力がないのでうじの力を引き出せない人が多いのが一番の理由だ。

 平民で魔法科に進む人が少ないのも測定する機会がなく、精々生活魔法ぐらいにしか使わないからってのもある。


 私の場合は3歳の頃だったかな。魔力が多く、水を出してベッドをべちょべちょにして遊んでいたことで発覚した。だって何もないところから水が出るのが面白かったんだもん。しょうがないよね?幼児だもの。


(ガッツリ起こられましたけどね。)






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