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乙女ゲームが壊滅的にできない  作者: 速水美羽
31/36

Cブロック


 今日からCブロックのトーナメントが始まる。4勝できれば優勝し、Aクラスに入る事が確実になる。


 昨日あれからカフェ[柊の森]にクリストファーと相談込みの雑談を楽しんだ。


 クリストファーは

「じ、実はね。僕も君と同じで見たり聞いたり妄想する事って好きなんだ…。」

 可愛い顔を赤面させての告白。もう、ただの女子会になった。

 不完全燃焼は解消され今日の私は人一倍違うんだぞー!トーナメント頑張ろう!とやる気がMAXだった。

 それも昼休みまでだった。

 メアリーのトーナメントはシード枠に入っていて第一試合はなかったが新入生の腕前をみてみたいと上級生が言って急遽第一試合をすることになってしまったのだった。

 お昼休みをクリストファーもといクリスと雑談をしていたメアリーは驚いたものの快く受け入れた。

 だが、相手が昨日のブルーノとかいうニタニタ笑いをする上級生だと聞いてクリスが青ざめた。


「や、やめた方がいいよ!あんな奴でも剣の腕はいいからさ。」


「そうそう。やめた方がいいぜ。」

 タイミングをみて来たのかと言いたいぐらい丁度よくきたブルーノ。

「ま、尻尾を巻いて逃げても俺は別に気にしねぇけどよ。ここは実力主義の場所だぁ。負けたら負けた者の言うことを聞くっていうのはどうだ?」

 それを聞いたクリスは青かった顔が真っ白になった。


「ブルーノ!新入生に対してそれはないよ!」


「うるっせぇ!ナヨッちょクリスは黙ってろ!」

 怒鳴られたクリスはヒィッ!と言ってメアリーの後ろに隠れた。


「黙って聞いていたら好き放題いってくれますね。その勝負私が勝てばあなたは私のいうことの一つを聞いてくれますよね?」


「ああ、いいぞ。勝てたらなぁ!楽しみにしているよ!」

 ニタニタ笑いながら去っていった。


「ど、どうするんだい!相手はA組に入る腕前だよ!」


「うーん。手はありますけど保険は懸けておこうかなぁ。」


「ねぇ、僕の話を聞いてる!?」


「クリス先輩、ちょっとお使いお願いしますね!」






 

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